沖縄知事選は辺野古基地はダメという声が
圧倒した。
自民・公明政権側は、基地をいっさい語ら
ない「ステルス作戦」=名護市長選の再現
を狙ったが、どんなに国家権力を総動員し
ても、民意には勝てなかった。
ましてや、日本国民の2兆円ともいわれる
血税で最新鋭の米軍基地を辺野古につくろ
うとしていることにノーの審判がくだった
わけだ。
しかし安倍首相は知事選の敗北を「真摯に
受け止め」、菅官房長官は辺野古基地建設
は「なんら変わらない」と述べた。
どこを向いて政治を行っているか、明確で
はないか。
「対米従属」という重い病にかかっている
自民党政治。これに「維新」や「希望の党」
がのっかったわけだ。昨年に指摘した「希
望の党」は自民党の補完勢力以外なにもの
でもない。
北東アジアに平和の風がふいている。
韓国は板門店にある地雷の撤去をはじめた
というニュースが流れた。
安倍政権は、この平和の風を促進するどこ
ろか、辺野古に巨大な最新鋭の米軍基地を
どんな民意が反対しようとつくろうとして
いる。さらにイージスアショア、F35の空
母、そして今回トランプ大統領から暴露さ
れたように「日本は大量の武器を買うこと
に」。
平和への歴史の流れを止めている、それど
ころか戦争できる日本への執念ばかりが際
立つ。
総理のご意向で動く政府、アメリカのご意
向で動く安倍首相。
もう終わりにするときではないか。