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スペクター

2018-01-15 09:40:18 | 日記

ダブルオーセブン(007)の悪の組織ス
ペクターではない。

正月に発表したインテルやAMD、ARM
などのCPUの脆弱性が明らかにされた。
この脆弱性の名前が、スペクター、メルト
ダウンと呼ばれた。
昨年11月ごろからニュースに流れ、さまざ
まな憶測がとんでいた。

半導体のCPUチップは、圧倒的にインテ
ルであろう。いまや第8世代まで進化して
いる。
ひとつのCPUチップの中に、6コア12
スレッドにまで成長している。
分かりやすくいえば、6つのCPUで12
の仕事を同時にこなせる。
これがひとつのチップの中に入っていると
いうのだから、一言ですごいと思う。
昔の人間からすると想像すらできない。

このCPUチップの中に、大きなメモリー
があり、そこにプログラム(ファームウェ
ア―)が書き込まれてる。

そこに脆弱性が発見されたとのこと。

マイクロソフトは、定例のバージョンアッ
プを繰り上げて、実施されている。
しかし、IoTの時代だ。あらゆる家電製品
にCPUチップが入っている。
すべて修正できるのであろうか?

プログラムのミス(バグ)は、何万行、何
百万行にもなれば、5年や10年に1回の
レアケース(稀なケース)に出会ってエラ
ーとなるものは、分からない。

レーガン大統領時代のスターウォーズ計画
が断念されたひとつの理由でもある。

ネット時代のウィルスも、盾と矛の関係で、
終りはない。

今回のCPUの脆弱性の発見をみるにつけ、
どんどん「統合」するのはまずいと思う。

ネットにつながらない「分散」も必要だ。

効率一辺倒ではなく、意図的な「不便」さ
も必要な時代になっているのではないか。

でなければ、007最大の敵であるスペク
ター(亡霊や妖怪)がうろつきまわること
になる。