安倍首相の施政方針演説で、みずからの社
会保障削減を覆い隠すために、教育の無償
化を声高に打ち出した。自民党政治が長年
かけて、世界でも有数の高学費社会をつく
りだしてきた責任などどこ吹く風!
さらに財源はすべて消費税10%への引き上
げが前提だ。経済の停滞で、増税を延期せ
ざるを得なかったが、今度こそ上げるぞ宣
言でもある。捕らぬ狸の皮算用になるかも
しれないのに。そして消費税が格差拡大に
拍車をかけるというのに。
超大儲けしている大企業には、まったく手
をふれようとしない。アメリカの軍需産業
への大盤振る舞いも相変わらずだ。
その結果、財政の基礎収支(プライマリー
バランス)の黒字化を先送りにした。
そのうち、消費税12%、15%を持ち出し
てくるであろう。
自民党型の経済政策をパワーアップしたア
ベノミクス。
これが原因なのに、やめられない。そこに
は、財界とアメリカ「ファースト」がある。
だからこそ、言葉の修飾があまりにも多く
多用されている。
現実を反映した言葉こそ、今求められてい
る。
安倍首相に残された経済指標は「株価」だ
けではないか、という話もある。
格差が拡大するなかでのバブル破裂だけは
ごめんだ。