まもなく廃止される五十石駅(ごじっこく)
写真を撮りに来ている人が何人かいた。
別れを惜しんでいる。
今週の3月4日で90年の歴史に幕をおろす
駅だ。[今年の9月で90周年]
地域住民の反対運動も起きていた。
冬のSL湿原号やノロッコ号で有名だが、
生活路線でもある。
JR北海道が、維持できない路線として、
この駅の釧網線をあげている。
明治以来、営々と築き上げた鉄道網がズタ
ズタに切断されようとしている。
先人の開拓の苦労を一顧だにしない政権与
党の姿に憤りを覚える。
国鉄分割民営化の「破たん」である。
当時、賛成した政治家、そして自民・公明、
そして大地の政党の責任が、今問われてい
る。(大地は当時自民党、いま戻ろうとしている)
2月17日に本村伸子議員が質問している。
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JR東海の当初の利益予想は1%だが、現
在36%になっている。ドル箱路線を手にい
れたJR東海のボロもうけだ。
その会社にリニアへの投資として3兆円もの
税金を注ぎ込もうとしている。
対するJR北海道の株主は1人である。
(株主総会では国から1人の出席)
これほどふざけた話はない。
安倍首相の答弁も無責任きわまりない。
財界とアメリカしか見えていない。
地方衰退、北海道衰退の最大の責任者だ。
先人の苦労、現在も地域でがんばってい
る、そうした人たちへのあたたかい目線
はまったくない。
かれらの信奉するマックスウェーバーの
「結果責任」=選挙で議席を得ている、
でごまかそうとしている。
基幹産業を担っている「農協つぶし」も
目に余る。
自公とその補完勢力の賞味期間はきれた。
政治を変える足音がを起こさなければ。