十数トンのブロックを228個も投入し、
埋め立て開始の準備に入った。
沖縄辺野古の工事の強行だ。
それもマティス米国防長官が来日した後、
ゴーサインが出たごとく、である。
そして10日の日米首脳会談だ。
日本の年金をアメリカの投資資金にする
など、すでに高額なお土産が用意されて
いるが、さらに沖縄の米軍基地建設開始
を、追加する。(2兆円もの税金投入?)
安倍首相は民意を無視し、どこまで卑屈
なのであろうか。唖然とする。
主権を持つ独立国家の体をなしていない。
「もみ手外交」ともいうべきこの姿勢は、
日露首脳会談でも発揮された。
プーチン氏の「領土問題はない」という
強行姿勢に対して、領土返還は言わずに、
ひたすら経済的利益供与を提案する。
安倍首相は「大国」に対して、真っ向か
ら主張することはできないのか、苦手な
のか。
やはり、卑屈な「もみ手」としか見えな
い。
畠山衆議員が国会で、北方領土交渉につ
いて質問した。改めて原則に立ち返るこ
と、国際的道議をしっかり主張すること
を訴えた。 →こちら→
4年間たっても成果がない「アベノミク
ス」、実質賃金が5年ぶりに増加したと
報道されたが、なんのことはない。物価
が下がったため、相対的に増加しただけ
だ。
外交も「もみ手」の、そして高額なばら
まき外交では、足もとが見透かされる。
内政も、外交も、行き詰まっている。
なぜなら、哲学がない。
法の支配、自由と民主主義という哲学が。