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子曰く

2017-02-25 07:12:57 | 日記

江戸時代のドラマなどでは、寺子屋で素読
している様子がよくある。
「子曰く・・・」

小さい時から、意味がわからなくても、繰
り返し声をだして読むこと。

これを幼稚園で、それも教育勅語を行なっ
ていた。あの「安倍小学校?」の幼稚園の
ことだ。そしてこれから開校する小学校で
も行なおうとしている。

教育勅語と軍人勅諭は、戦前の軍国主義教
育の柱であった。
だから、戦後「否定」されたはずだが、再
び復活してきている。それも「道徳」の名
で。

なぜ「道徳」か。

朕惟フニ・・・父母ニ孝ニ、兄弟ニ友ニ、
夫婦相和シ・・・

この部分をとりわけ取り上げて強調する。
今の若者に欠けていると。

しかし、これらの道徳はすべて、
一旦緩急アレバ義勇公に奉ジ・・・

天皇に、お上にすべて命をあずけるとなっ
ている。いわゆる命まで投げ捨てる「滅私
奉公」である。

このようなものを、字も読めない小さな子
どもから心の中に植え付ける。まさに「洗
脳」ではないか。

youtubeで「塚本幼稚園」で検索すると、
たくさん出てくる。

再び軍国主義教育が「復活」している。
それも「道徳」の名で。
その「道徳」の名で、長時間労働や非正規
労働化など経営者のモラルハザードが激し
い。もうければなんでも良いとばかり、カ
ジノ(賭博)まで合法化した。

その「瑞穂の國記念小學院」の開校にむけ
た「土地取得」が国会で追及されている。

あまりにも異常だ。

昨日の宮本岳志議員の質問に対して、財務
省は「記録は破棄した」と答弁した。

南スーダンの日報と同じだ。
都合の悪いものは「破棄」でごまかす。

安倍首相は気色ばんで否定する。
昭恵夫人は、名誉校長を辞任し、ホームペ
ージからも削除された。
後ろめたさの証拠だ。

戦前から抜け出てきたような古式蒼然たる
「日本会議」が政界を跋扈(ばっこ)して
いる。
その「日本会議」の関西のトップが、この
ような小学校を開校することこそ、戦後教
育否定の総仕上げとなろう。

歴史の流れがせめぎ合っている。
戦争か、平和か。
抑圧・監視社会か、自由と民主主義か。

「共謀罪」まで国会に出そうとしている。

いまが正念場だ。