鳥島の石鯛 1994・5・29
鳥島と聞くと一般的には誰でも、台風シーズンになると気象台の発表に出てくる名前を
思い浮かべますが、釣り人のいう鳥島はその鳥島とは違い九州は長崎の男女群島の北西
35キロ先にある小さな3っの島(肥前鳥島)のことを示すのです。
今ではこの長崎の新港から4時間足らずで突っ走る高速の渡船があります。
ここの渡船はそれぞれが競い合って、エンジンも2千馬力からあるものを積んでいるので
海上を飛ぶがごとくに進んでいきます、この快速艇には巡視艇でも追いつかないという。
この見渡す限りの大海原にポツンと3つの岩礁があります、
南岩・中岩・北岩と呼ばれています。
それぞれが小さな島で各5~6人程度が上がれるというぐらいのところですので、少し
荒れるともう上がることは出来ない、それだけに魚の釣れる確率も他の所よりも遥かに
釣れるという、この島の石鯛のシーズンは4月後半から6月が最高との事で、この時期には
何百というイシダイが釣れているというが・・・
ただ年間を通じてこの磯に上がれる確率が少ないというのが魚を濃くしているのであろう。
男女群島を目指す釣り人は、鳥島を目指さない人は少ないというが、上がれる確率が30%
程度だというから3度挑戦して1度上がれたら最高という。