内水面委員会の長田委員からアユの報告がありましたので記載します。
2011年7月30日(土)、雨で延期になっていた大和川でアユの友釣り試行が実施されました。
場所は河内橋から柏原堰堤です。
10時前、芥川漁業協同組合(奥 組合長)のご厚意により、おとりアユ(紀ノ川漁協から購入と聞く)をいただき、酸素詰めをして、一路、河内橋の集合場所まで長田が運びました。
11時から12時ごろ、松吉とその仲間3人およびシマノの渡辺部長をはじめ5人の釣師と合流した。
夕立を避けた後、12時30分過ぎ、釣師が長い竿を担いで大和川に入りました。
大和川におけるアユの友釣りの再来です。水温は27.8度でした。
大和川天然アユ研究会のメンバーの日下部さんは潜水して見つけたアユのはみ跡のついた石をくださいました。
また川底に埋まった古タイヤ上のアユのはみ跡も鮮やかにありました。
そして13時30分過ぎ、ついにアユ1匹(全長19センチ)をゲットとの報告が入りました。釣れたのは河内橋と柏原堰堤の中間の左岸側の瀬。
ワッと歓声が上がりました。釣師によると形から天然物(顔がとがる、スマートな体)とのこと。
矢持研究室で耳石を調べるために保存しました。
今回の友釣りによる天然アユの捕獲は40数年ぶりの快挙となる可能性が高い。
釣師によると「おとりアユを追う縄張りアユの姿はみえるし、石についたはみ跡もたくさん見える。何よりも水がきれいなのには仰天した。近所なのでまた来よう」とのことで大和川も捨てたものではないのです。
「この試し釣が成功裏に終わった事を共に喜んでいただければ幸いです」と松吉敬一さんと長田芳和先生からの報告です。