今日は夕方に帰宅していったんひと眠りし、咳も熱も頭痛も収まってきましたが、
夜にまた眠る際、何か読む本があれば嬉しい。
引っ越す前は家がかなり狭かったのもあり
多くの本は売り払い、幾分は実家にあるが、現在の住まいには
本があんまり無い。
読書は相当すきで、買ったり図書館で借り、弟からもたびたび借りている。
そのお礼というわけでもないが、弟の誕生日には図書カードを贈っている。
こんな風に横になっちょるときはなー
『鬼平犯科帳』なぞめくっていたいもの。
そうそう、病を治したければ、生まれ育った土地で質素な暮らしをすること
と聞いたことがあるが、鬼平の舞台は浅草、本所、深川といった下町が中心であるので
そんな地名を目にするのもまた癒されよう。
そして、季節の土地の素材をシンプルにものした料理が登場するのもよい。
僕はプリンが好きよ、すきすきと度々つぶやくけれど、
本来のソウルフードは、海苔の佃煮とアサリの味噌汁に違いない。
のっけると、小ハゼの佃煮、そしてはまぐりの寿司!(食ったことない)なんて
しゃれこみたいとこですが。
ここに祖母の料理も加わればスイトンでもあるし、
プリンちゅうのはよく菓子を作っていた母との絆かも知らん。
食欲はあるのですが、
冷蔵庫に眠れるこのジューシーな奴、食べたいなあ~って
身体にきくと「ダメ」と来る。
実際、振り切って食べてしまうとまた咳が止まらなくなります。
からだからのお許し給わりまするは、
食前のミカンに、味噌汁、漬け物、蒸した里芋、薩摩いもなどあっさりめのもので、
乳酸菌と酵母菌による酵素いっぱいの水キムチの汁を飲むととても心地よい。
20代のころは、風邪なんか引けば治るまで断食して
水だけ飲んで半身浴して寝てたので
治りも早かったけど、今は食べたいものを何とかして食べようと
体に尋ねつつギリギリラインで頂いてしまうので
ちょいと長引きやすい。
でも、風邪で頭が痛かったり力が入らないってのもまた
新たな視点になって、人生なり生活を省みて明日につなげる機会ともなるので、
苦しいから一刻も早う治りたい!という風でもない。
けじめや切り換えをよしとしない思想があるかも自分には。
マイペースの中で、自然と不調も癒えていくのがよくて、
いざ治療モードに徹底するのもまたしゃらくさい。
なぜなら、病氣になるようなアンバランスな生活をつづけて、
そこからさて、一新して治すための苦行にチェンジするという両極端は好きくない。
いつも、なる丈ニュートラルなマイペースを貫き、病氣になりにくいし、
かかってもそのままのペースでまた復活するのがいいじゃないと。
オンとオフの切り換えとか、そういうのは好きじゃないのです。
仕事では愛嬌振りまいて、自宅に戻れば怒鳴り散らしているようで。
いつも変わらず、また変える理由のない自然体の人こそ
心と体が一致していて、信頼できる。
真の剣士ならば、酒に酔っていても変わらずに立ち振舞える。
急襲の敵に「ちょい待ち。今から呼吸を調えるからサ」なんてやってる
わけにはいきません。
仕事と遊びも、本当は分けることなく、どちらも魂の本意に沿って
大真面目に、そして肩の力を抜いて臨むべきものでしょう。
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