話が前後するし、もう1週間前の話ですが…。
鶴見のH病院で訪問演奏を行った。僕自身は3回目だが、男声合唱団としてはもう10回近くやっている?
聴いていただく老人の皆さんはそれほど多くはなかったが、僕にとってはちょっといつもと違う演奏会となった。(詳細は後段で)
5月の定演から10曲弱をピックアップして歌った。最後は皆さんと一緒に「故郷」「箱根八里」「見上げてごらん夜の星を」etc。
聴いていただいた皆さんも一生懸命歌っていた。我々の演奏が少しでも皆さんの心に響くなら、心底幸せだし嬉しいことだ。
「故郷」は、相変わらず涙なくしては歌えない。
実家の父は、最近あまりに息切れがするということで、仙台の循環器専門の病院で検査したそうだ。
その結果、父の心臓はもうボロボロとのこと。確かにもう85歳、それに週3回の透析も影響しているようだ。
特別な治療やペースメーカーなども施さず、なるべく静かに過ごすのが良いとのこと。あとは天命を待つだけ…。自分でも「もうあと少しかな」と言っているらしい。
そんな話を聞いた後だったので、父母と同じような年恰好のH病院の皆さんを見ていると、胸に迫るものがあった。
まして「故郷」はダメ。両親の姿を思い出し目の前が曇った。
親父よ、もっと頑張れよ!何を弱気を言っているんだよ!僕らが小さい頃の元気な親父に戻ってくれよ!!
ちょとこの後は、書き続けられません。