仕事から帰って来てテレビをつけたら、「ハモネプ」をやっていた。ちょうど決勝戦!ということで、3組のグループが出場。「ハモネプ」って、元々は「青春アカペラ甲子園」と銘打つぐらいだから、高校生が出る番組だと思っていたけれど、今回の決勝戦はみんな大学生だったようだ。
前に観たときには「げっ、なんだこいつらは!?なんでこんなに上手いんだ!?」という感じだった気がするけど、今回はちょっと肩透かし…。イマイチ物足りなかった。
なんなのかなぁ?
一言でいえば、要するに微妙にハモっていないんだね。スミマセン、合唱初心者のオヤジが偉そうにいう話ではないんだけどね…。
でも合唱をやったり、カルテットで4人でハモったりしている身としては、どうも気になる。
やっぱりどのグループも、声が細いんだな。これって結局は軟口蓋発声と硬口蓋発声、喉の奥を広げて発声するか喉の前で発声するか、の違いなんだと思う。まぁポピュラーの歌い方は喉の真ん中から前の方を響かせてで歌うのが一般的だからそれでいいんだけど、その発声でハモろうとすると、よほどお互いに聴き合いピンポイントで音程を狙って発声しないと、ビシッと決まらないんだな。(軟口蓋発声でも狙わなきゃハモらないけど)
ツイッターで某合唱指揮者の方が仰っていたが、「合唱とハモネプとは、似て非なるもの(要旨をオヤジが要約)」ということ。だから合唱をやっている人はハモネプ的なアンサンブルをやったりするが、ハモネプをやっている若者はほとんど合唱団には入らない、らしい。
ハモる喜びは同じだし、合唱的発声や大勢で歌うことを経験すると、ますます歌うことの喜びを知ることが出来るのに…。
若者よ、合唱をやろうよ!特に男子諸君、男声合唱は楽しいよ!君たちが経験したハモネプの感動とはひと味もふた味も異なる楽しさがあると思います。