ジャズピアニストの小曽根真がラフマニノフを弾くというので、とても興味があり聴きに行った。
前半の「くるみ割り人形」といい、小曽根のラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」といい、とても楽しいコンサートだった。
「くるみ割り人形」は、山田マエストロが選曲した組曲からの抜粋。バレエがない分を、物語のストーリーをナレーションで解説する演出がなかなか良かった。
クリスマスプレゼントでくるみ割り人形を贈られた少女クララの夢の世界?を、山田マエストロが率いる仙フィルメンバーが奏でていく。ハープ2本、チェレスターを含め、フル編成の仙フィルはなかなか聴き応えがあった。ナレーションがついた分、クララの夢の世界が目の前に広がる。Bravo~!でした。
そして小曽根さんのラフマニノフ。コンチェルトを聴きたかったところだけど、「パガニーニの主題による狂詩曲」はとても良かった。
こういう演奏を聴くにつれ、ジャズの一流ミュージシャンはクラシックをやらしても一流ということがよく分かる。いいねぇ~、この前の清塚さんよりクラシカルな演奏だったような気がする。(よく分かっていないけど)
オケ+ソロの形態では珍しく、小曽根さんのアンコールがあった。オリジナルのJazzyな「My tomorrow」。まだまだ復興半ばの震災被災地の明るい明日を祈念しつつ演奏しますというMC付きのアンコール、いい曲だな~!
山和さんのMCで始まり、小曽根さんのMCで終わるという、クラシックコンサートでは珍しい、でもなんかあったかい感じのコンサートでありました♫
コンサート終了後は、あまりに空腹で、美味しいものが食べたくて「歓の季」へ。
お腹空いてる~って言ったら、奥さんが裏メニューの鮪頬肉のデミグラソース煮込みを出してくれた。いやぁ~、ボリューミーで美味かったぁ~。やはり仙フィル聴きに来ていた40年来の友人夫婦も偶然やってきて、4人で盛り上がりました。そのあとは親方も入り、ひとしきり合唱談義。我が合唱団に親方を誘いたいけど、そりゃ無理だわなー。でも親方、一緒に歌いたいでしょ!
(美味しい肴と日本酒を撮りたかったけど、お腹空いていて、呑み食べに気を取られ、忘れた…(^^;;)