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♪「手紙」東野圭吾著 文春文庫
山田孝之と我エリカちゃんが出演する映画の原作だ。
大好きな東野圭吾の最新作(毎日新聞の連載小説)として、とても期待していた。
自分のために強盗殺人を犯してしまう兄。
服役中の兄から毎月手紙が届く。
最初は楽しみにし、返事も書いていたが、そのうちに・・・。
身内の罪は、本人だけでなく家族や回りの人間も一緒になって償うものだ。
そのことに気づかない兄と、そのことを思い知らされる弟・・・。
うん、悪くはなかったよ。
でも期待が大きすぎて、ちょっと物足りなかったな。
久しぶりに1週間ぐらいで読みきったし、なかなか感動的でもあった。
でも思ったほどの感激は得れなかったなぁ~。
なんでだろう・・・?
ひとつは映画化が決まっていたので、主人公の顔が思い浮かべられてしまうこと。
山田孝之は主人公にぴったりだ。
でもエリカちゃんは、ちょっと原作の雰囲気とは違うな。
もっと素朴で田舎っぽいところがある少女のほうがいい。
それと小説のラストが、中途半端だ。
もっともっと感動的で、涙爆流と予想したんだけど
ちょっと肩透かし・・・。
元々新聞連載なので、中身が散発的になってしまったかなぁ。
だとすれば、書き直すぐらいの気持ちで、再度筆を入れて欲しかった。
かえって映画のほうがいいかもしれない。
映画、見に行くかな!