呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

「冬の旅」全曲演奏会

2013-02-17 | コンサート・LIVE・演劇などの話

シューベルトの歌曲「冬の旅」の演奏会を聴きに行った。
全曲を生で聴くのは初めて。北海道出身で新潟大学出身の異色の?若手新進気鋭のバリトン歌手近野賢一さんが仙台の教会で歌うということで、気軽に聴きに行けた。
合唱団で一応バリトンパートを歌っている身。バリトンの名曲「冬の旅」はちゃんと聴いておかないと。

○シューベルト「冬の旅」全曲演奏会
・2013年2月17日(日)午後3時より 仙台市青葉荘教会
・バリトン 近野賢一  ピアノ 小熊由里子

教会での演奏会だったので、本格的なホールの響きは期待できない。でもシューベルトの時代はこういったサロンコンサート的な演奏会が主流だったのだろうから、ある意味当時の雰囲気もこんな感じだったのだろう。なかなか良い雰囲気でした。
さて「冬の旅」、近野さんの訳詞を読みながら演奏を聴いたが、暗い歌だよねー。フラれた女に未練タラタラだし、彼女の家の前をウロウロするし、涙は凍りつくし、犬や鴉に追い立てられるし、雪の降り積もる郊外の道で死にきれないし…。
そして最後は、道端の手回しオルガン弾きのジイサンに惹かれてついて行くのか、何処へ行くのか。
良い曲だが、さみしい辛い曲が多い。訳詞を読みながら聴いていると、首筋が寒くなってくる。
でも、アンコールで演奏した、シューベルト最後の遺作、絶筆と言われている「白鳥の歌」の「鳩の使い」は、明るい曲だ。これでちょっと救われた。

土曜日は横浜でI男声合唱団のイベント(ちょっと歌って、昼から夜まで呑み続けのイベント?)があり、日曜は昼の新幹線で仙台に戻り、この演奏会を聴きに行った。そして夜は合唱団Pの練習…。
まぁ、好きな世界だから別に忙しくもなく楽しんでいますけどね。良い音楽を聴くことは、身も心も豊かにしてくれる。いろんなジャンルの音楽を聴けるだけ聴かなくちゃ!


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