呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

映画「空飛ぶタイヤ」

2018-06-16 | 映画(DVD)の話
◯映画「空飛ぶタイヤ」☀️☀️☀️☀️🌦
このところ、観たい映画が目白押し。一緒に行く相手を待っていると見逃してしまうので、仕事帰りに積極的に観に行こうと思います。職場はTOHOシネマの隣みたいなもんだし…

さて、昨日観たのは、まさに昨日から上映が始まった「空飛ぶタイヤ」
池井戸潤の同名小説の映画化。小説はしばらく前に読んだけど、と~っても面白かった。映画は果たして如何に⁉

大手自動車メーカーの大型トラックのタイヤが外れて、道を歩いていた親子を直撃し、母親が即死した実際の事件を題材にしている。池井戸潤お得意の「小が大を追い詰める」展開で、見ていてまさに胸がすくドラマだ。
しかし単に痛快で面白いだけではなく、三菱自動車のリコール隠し、三菱銀行(いずれも当時)をはじめとする財閥企業グループの庇い合い、もたれ合い体質を鋭く突いている作品。
三菱自動車は、ご存知の通りこの事件に懲りず、つい最近も燃費データー改ざん問題を起こしている。あまりにも懲りない大企業の隠ぺい体質、保身体質…、これがフィクションではなく、現実に起こったこととだと思うと、観ていてうんざりする。
一時期三菱系の企業に身を置いた自分としては、映画でも描かれる隠ぺいを告発する若い社員たちの正義の気概を信じ、更生を願うばかりであります。

PS)
シリアスなドラマなんだけど、長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生ら主役連中があまりにもカッコよすぎて、そっちに気を取られて粗筋がちゃんと頭に入ってこないような…。
僕らオヤジでさえそうなんだから、彼ら目当てで観に来たと思われる若い女の子(結構多かった)は尚更でしょう。でも隣の女の子たちが「結構面白かったね」と話していたのは、救いです。(苦笑)
原作ではもっと突っ込んで書かれている、銀行の融資担当者(高橋一生君)の描き方が物足りなかった。映画では仕方がないのかな…

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