![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/9e/d68c067f03d8267c5c2537131787199f.jpg)
☆「空飛ぶタイヤ」池井戸潤著 講談社文庫
あんなに本好きだったのに、ここ数年はほとんど読書をしていないジイさんです。
なのでホントに久しぶりに読んだ小説だったけど、あまりにも面白くて、分厚い文庫本2冊を数日で読んだ。
いやぁ~、面白かった!最高~!
走行中に突然外れた大型トラックの車輪が、歩道を歩いていた親子に激突し、母親が死亡する。
メーカーのホープ自動車は、トラックを所有する運送会社の整備不良を主張。一方で運送会社側は自分たちに過失はなく、原因はホープのトラックの構造上の欠陥と主張し、独自の調査を開始する…。
フィクションと言いながら、実際にあった事故と自動車メーカーのリコール逃れを基にした小説だ。
うーん、日本有数の財閥系企業グループの自動車メーカーの不祥事、グループ内銀行の横柄で自分勝手な論理…、然もありなん!
池井戸潤定番?の、小が大をやり込める小気味良さ、痛快さはさすがです。久しぶりに面白い小説、読んだぁ~!
ん、あれ?この財閥グループって、ウチのグループがモデル?う~~む、まさにまさに然もあ、り、な……ん