久しぶりの山下達郎、たっぷり堪能した。
まず毎回ステージの舞台セットが楽しみ。いつもアーリーアメリカンの街角や田舎の風景が凝って設えられている。今回は50〜60年前のワシントンDCなのかな?
歌も演奏もセットリストの組み方も、毎回見事で感動する。やっぱり山下達郎の音楽や人生そのものに対する拘りが、ライブに現れていると思う。
ある意味、毎回ワンパターン。セットリストこそ違えど、バックバンドメンバーも同じ、ステージ構成も同じ、MCも毎回似たような内容だし、エンディングも毎回同じ。
本人は「自分はガラパゴスだから」と言っているが、ファンにとってはそこが良い。安心して聴いていられる。
彼は仙台の「宮城県民会館(東京エレクトロンホール)」が大好きで、いつも「ここはとっても良い」と言っている。客席の規模(1700弱)がちょうどよく、会場の隅々まで音楽がキッチリ届くらしい。
母親が仙台出身ということで特別な思いもあるのだろうが、純粋な音楽面からのホール評価は嬉しい。
大震災の時は、私財を注ぎ込んでも良いから早期の修復を望んでいたようだが、行政が相変わらず規則通りのにべも無い対応で実現しなかったとか。(12年のツアーでも言っていた)
大阪のフェスティバルホールも大好きだったということで、建替えの際はとか…
宮城県民会館も老朽化で建替えの話が出ている。もう少し先のことのようだが、また達郎さんの好きなホールが消えてしまうのかもしれないなぁ。
新しい県民会館が出来る時には、彼に褒めてもらえるようなクオリティーの高いホールになることを祈念する。
あー、毎年確実にチケットが取れる方法はないのだろうか…