茅ケ崎の女声合唱団「Trinity」の演奏会を聴きに行った。我が男声合唱団とTrinityは、いつもの居酒屋がご縁で親交が始まった。(この辺の経緯は以前にも何度か書いています。まぁ、まだ一部の団員同士で盛り上がって、呑んで歌って・・・なんですけどね)
♪「Trinity 10th Concert~Playback Selection」
・日時:2010年12月9日(木) 19:00開演
・場所:みなとみらいホール 小ホール
・指揮:平井 保
Trinityは、茅ケ崎少年少女合唱団のOGが母体となり、10年前に結成されたとのこと。以来、コンクールで上位入賞を果たしたり、各種合唱祭に出演するなど、いろいろなところで活躍している実力派の合唱団だ。演奏会も今年が10回目で、現在のメンバーは11名。
これまで合唱祭で短時間の演奏を聴いたり、それこそ居酒屋で呑みながら4~5名で歌ってくれたのを聴いたりしただけだったが、今回は漸く彼女らの演奏をフルに聴かせていただいた。
その演奏は・・・、う~ん、一言でいえば、あまりに月並みな言い方だけど『素晴らしい!』
女声合唱では珍しい全曲アカペラ。基本的に3声なので、1パート3~4名というところだが、これが見事に声質が合っている。(当然のことながら音程が下がることなどあり得ない)だからこそ、スコーンと気持ちよくハモる。
あの人数で、400名を超える客席に散らばり何曲か歌った。これは一人ひとりに相当の実力と自信があり、かつ離れているメンバー同士で歌声を慎重に聴き合わないと、とてもアンサンブルにならないだろう。凄いなぁ~。
瑞々しい透明感に女性特有の繊細さと温もりで、第2部で聴かせてくれた「Ave Maria」のように、会場の聴衆を慈悲深く優しく包み込んでくれた。
男声合唱にはない繊細さと母性を感じさせる演奏で、とても温かく、幸せで安らかなひと時を過ごさせていただきました。
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今年は、プロや実力派のアマチュア合唱団を聴く機会が多かった。
東京混声、大久保混声&仙台グリーンウッドハーモニーのジョイント、お江戸コラリアーズ、JCDA合唱の祭典、神奈川県合唱祭、東京都男声合唱ファスティバル、そしてTrinity!
こういったレベルの高い演奏を聴くにつけて、もっとたくさん歌いたい、もっと上手に歌いたい、もっとちゃんとハモリたい、もっと熱い気持ちで歌いたい、と切に思う。
みんなでもっといい演奏を聴こうよ。そして頑張ろうよ。僕たちだってもっと上手に歌えるよ、もっともっと楽しく歌えるよ!(などと偉そうに言いつつ、自己の練習不足、努力不足を痛感する今日この頃であります)