ヤフーの知恵袋で、「寺の坊主が気に入らないので墓を変えたい、どうしたらいいのか」という質問があったので、次のように回答した。
自分や家族の墓をどうするか、考えておられる方に一つのあり方としてお示ししておきたい。
「以下、転載」
私の実家は浄土宗の檀家です。
私はその長男、普通なら家を継いで先祖も祀ることになります。
しかし、死後の世界なんて信じてませんし、追善供養なんて馬鹿げていてする気もしません。
それで祭祀権を放棄しました、墓も仏壇も寺との付き合いも要りません、ということです。
兄弟間で当然のことながら、揉めました。結局、妹が祭祀を引き受けることに決着しました。家裁の調停に掛け、解決金を払う羽目になりましたが、一切、関わらないということでサッパリしました。
先祖の命はこの自分の身に引き継いでいる、墓なんて骨の保管場所に過ぎないと、いうのが私の考えです。
どうせ土に帰る遺骨に対する信仰なんて馬鹿げています。
葬式の後散骨してしまう、南方仏教を見習うとよいでしょう。
骨を拾えばそれの始末をしなければなりません。拾わなければいいのです。
浄土真宗の宗祖親鸞は、「それがし閉眼せば、賀茂河に入れて魚に与うべし」、「親鸞は父母の孝養のためとて念仏、一遍にても申したることいまだ候わず」と言われている。
故人を偲ぶのに別にお寺さんは必要ありません。