学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐる財務省の決裁文書改竄問題により国会は空転状態におちいってしまっているが、責任ということについてどうも役人にも国会議員にも考え方が違うようである。
以前、パソコン通信のフォーラムに書き込んだ下村湖人の心窓去来からの引用文を紹介したい。
・責任の無限性
人間の責任の範囲に限界はない。人間は、ただそれぞれに責任の中心点を異にするのみである。われわれは、生活の便宜上、仕事の範囲に一定の限界を設けるが、それがただちに責任の限界を意味すると思ったら、仕事は仕事としての価値を失ってしまうであろう。それは、愛がその範囲を限られた場合、愛としての価値を失ってしまうのと同様である。