最近の若者の意識動向について、外国との比較が白書により発表された。
こども・若者白書 内閣府調査(13~29歳 、7400人)
自分への満足度 将来への希望 国のために役立つ
日本 45.8% 61.6 54.5
韓国 71.5 86.4 43.2
米国 86.0 91.1 42.4
イギリス 83.1 89.8 40.6
ドイツ 80.9 82.4 49.7
フランス 82.7 83.3 44.8
スエーデン 74.4 90.8 53.7
自らを肯定的に捉える感情を育むには家庭・学校・地域が一体となって若者の成長を支える環境づくりを進める取り組みが必要としている。
https://www.youtube.com/watch?v=08hfgklRjXc
自殺対策白書
若者(15歳~34歳)の死因トップは日本だけ。自殺1000人中20人、2位カナダの12人。 https://www.youtube.com/watch?v=NeWU5Hw6euY
自分に自信が持てず、現在の閉塞した競争社会に将来にの中で不安を感じつつ、世の中に何がしかの貢献ができたら淡い願望を抱きつつ生きているというところだろうか。その淡い願望もなくなったところで自殺までいってしまう。
しかし、戦後日本の若者は高度成長期を除きずっとこういう意識状態できたのではないだろうか。かくいう吾輩も若いころ自殺まで考えたことはないが自信なく見通しのない意識状態て過ごしてきたように思う。
白書では環境づくりといっているが、環境とは外から作られてくるものではないと心得ておく必要がある。澤木興道老師の言葉にこういうのがある。「環境が悪かったと言い訳しよる奴がいるが、自己がないことが一番環境が悪いのじゃ」。
つまり、自己世界を持っているか、持っていないかということ。
自己世界を持てば、周りが皆自己なのだから、欠けるところがない、満足も満足となる。その世界を創っていくのだから正に希望に満ちているし、その自己世界の創造が国への貢献ともなるのである。
この問題に関しては国とか社会とか他者の助けによるのではなく、自らによって解決できるのであり、するのである。