ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.11.19 オンライン瞑想ヨーガでスタートした土曜日はてんこ盛り

2022-11-19 21:45:52 | ヨガ

 火曜日に続き、今日は7時半からSさんのオンライン瞑想ヨーガクラスである。昨夜は早めに就寝した。
 昨日はとんでもないお寝坊おばさんだったが、今朝は別人のようにいつも通りの目覚ましですんなり起きた。朝ヨガを済ませた後は、朝食の支度。マットを敷いて、着替え等もろもろの準備を済ませ、スタート5分ほど前にZoomに繋ぐ。
 Sさんの愛息T君が朝のご挨拶で画面に登場。4歳になり、随分お兄ちゃん然としてきたが、やっぱりママにおぶさって甘えている。今日も指導者養成コース卒業生の皆さんが数名入っておられる。

 今日は動きのあるクラスの回だ。参加者が揃ったところで、楽な姿勢で座り、ॐ(オーム)を3回唱え、クラスがスタート。Sさんの穏やかな声をガイドに、当たり前のように朝がやってきたことに感謝するショートメディテーション。今日は星のムドラーにチャレンジするとのこと。毎回新しい動きをチャレンジするので、ワクワクドキドキする。

 ヨーガで星は「わたるもの」、「シヴァ神の守護」とされるという。南十字星のアーサナでは不安定にぐらぐらすることを愉しんだ。
 続いて舌先を丸めて喉の奥へ置くウジャイ呼吸。身体が温かくなる呼吸法だ。5つの感覚器官(鼻:香り、口:味、目:色彩、皮膚全体:触れる、耳:音)にフォーカスする瞑想を経て、踊りの神シヴァ、ナタラージャのキールタン。

 今朝は8分ほど延長してクラスが終了。質問タイムで、ウジャイ呼吸でガイドして頂いたことについて確認したかったことを質問した。
 Nさんの赤ちゃんやMさんの坊ちゃんも画面に登場。受講者皆が笑顔になり、お開きになった。
 
 夫が起きてきたので、急いで一緒に用意した朝食を摂る。
 朝食後は9時からヨーガスートラ講座第3章の6回目。今度は書斎にノートPCを持ってZoomに繋ぐ。定刻通り朝のご挨拶からスタート。
 ॐ(オーム)三唱からスタートし、パタンジャリを讃えるシュローカを唱えてから今日の瞑想へ。前回の復習を兼ねて心臓にサンヤマするとチッタを理解することが出来る、という瞑想にトライ。
 
 今日は3―40から。プラーナ(生命エネルギー)のコントロールでどんなシッディ(超自然力)があるかの紹介である。サンスクリット語でSさんが先に唱え、それを私達受講者が2,3回繰り返しながら進めていくいつもの学びのスタイルだ。今日は以下の8節を学んだ。

 3-40 ウダーナ気(逆流:喉から眉間に向かって上向きに外に出す力)を支配することによって、水、泥、棘などの上を渡ることが出来、また上昇することも出来る
 3-41 アマーナ気(お腹、おへその辺りで渦を巻く消化、分解の力)を支配することによって、輝きが出る
 3-42 耳と空間との関係にサンヤマすることによって神の耳を得ることが出来る
 3-43 肉体と空間との関係にサンヤマすることによって、また軽い綿毛に合一することによっても空中を動くことが出来る
 3-44 想像ではなく実際に、身体の外にこころがある状態をマハーヴィデーハーという。その時、自分の内なる光を覆うものが消えてゆく
 3-45 五大元素の粗大な面、本質、微細な面、内在する要素(グナ)、その目的にサンヤマすることによって五大元素を支配出来る
 3-46 その結果、身体を極限まで小さくする能力などが現れ、身体の機能が完全となり、五大要素から影響を受けることがない
 3-47 完全となった身体は、美しい形、優雅さ、力強さ、ダイヤモンドのような強靭さを得る
 
 本日はここまで。全てが超能力についての節で、あまりにぶっ飛んだ内容(Sさんの弁)に最初は苦手な章だったというが、興味深いものであるのは間違いない。ただしあまりにこの力を追求しすぎると、私達が目指す本来のヨーガの目的(心の動きを静かにさせること、セルフでいること)の道筋から外れてしまうことに注意である。

 その後、質問タイムと瞑想の感想タイム。
 先月、Aさんから「プルシャ(セルフ)は瞑想の対象になるか」という質問があった。Sさんからヨーガスートラの中では対象に「なる」が、対象には「ならない」とする別の説を見つけたという報告があった。
 Aさんは奈良県の吉野で真言宗の修験者について学んでおられ、共通することがあるのだそうだ。一方、Sさんはご子息の通う幼稚園でキリスト教を学んでいるが、こちらにも共通することがあるようで、興味深いとのこと。

 今日の瞑想の感想を求められ、魂の住処とされる心臓にサンヤマすることで、私は何となく胸のあたりが温かくなったとお答えした。同じ感想を持った方もいらした。
 6月から学びを開始した第3章も来月で終了だ。第4章は来年3月から4回の予定で開講だそうだ。ここまで来たら、コンプリートしなくては。予定時間を30分近く延長してお開きになった。ご挨拶をして退室。

 今日も頭が飽和状態になったまま、リビングに戻る。
 30分のインターバルを挟み、次はオンラインのClub CaNoW無料イベントだ。
 今月は【みんなで学ぼう】がん闘病中のコミュニケーション-職場編-だ。
 退職した身で、今更職場のコミュニケーションもどうよ、という突っ込みもあるが、せっかく周知頂いたので聴講することにした。職場に限らずコミュニケーション能力は高いにこしたことがない。

 「コミュニケーションでQOLは上がる、と言われるほどがん患者さんにとってコミュニケーションは重要です。がんになったからこそ、大切にしたい周りとのコミュニケーションを学ぶ会の第2回として職場編を開催いたします。北里大学病院総合診療科・トータルサポートセンターで、日々患者さんの治療と就業の両立に向き合っておられる武藤剛先生をお迎えし、ClubCaNoW会員様と医師を対象に実施したアンケート結果をもとに複数のテーマについてご対談いただきます。」とのこと。

 今日の登壇者は、武藤剛 先生(北里大学病院総合診療科・トータルサポートセンター兼務)、ファシリテーターは廣田純子 氏(がんと働く応援団)だ。
 お二人からは開始直前メッセージが届いていた。

 武藤先生からは「病院では、検査・診断をうけ、自分にとって最適な治療を選択して受ける。『自分にとって最適な治療』を選ぶ上で、自分の仕事のことが頭によぎることは当然です。しかし、混み合う診察時間に、仕事のことを相談してよいのだろうか、職場に伝えざるを得ないとしたら、どう伝えるのか、悩む場面は意外に多いものです。がんという病気とともに、自分の仕事をどうしていくか、日米の病院での調査や、会社側で支える産業医の立場、そして病院での仕事に関する専門外来の経験をもとに、皆さんと考えていけたらと思います。」

 廣田さんからは「治療をしながら働くとき、ご自身の働きたい気持ちを大切にすることが難しい方も多くいらっしゃいます。治療と仕事を両立しながら、『自分らしく働く』を叶える鍵はどこにあるのでしょう。自分自身とどのように向き合い、医師や職場とどのように関わるか。主体的にキャリアを描くことでその答えが見えてくるかもしれません。皆さんと一緒に、治療をしながら自分らしく働く、を叶える鍵を見つけていけたらと思います。」とのこと。

 1時間15分の開催時間は数分延長したが、115名のドクターと99名の患者さんのアンケート結果の分析や、視聴者からの質問への回答など、興味深い内容で、ついつい聞き入ってしまった。
 私は、希望通り再発治療を続けながら14年以上、フルタイムの職を手放すことなく、定年まで勤めあげることが出来た。全ての方が希望通り退職することなく勤め続けられているわけではないという厳しい現実を見聞きするにつけ、恵まれた職場環境であったことに感謝するとともに、主治医に自分が大切にしたい軸(定年まで仕事を続けたい、その上で治療と仕事を両立したい)についてきちんと理解して頂けたことで、治療薬等もその都度調整出来たこと、上司や同僚等とのコミュニケーションが上手くいったことが、良かったと改めて感じた。その場で視聴後アンケートに回答。

 オンライン講座終了とともに急いで夫と2人分のレンチンお昼。午後から美容院にカットを予約している(12月にオミクロン株対応コロナワクチン接種の予約変更が出来なかったら、美容院の前に接種していかなければならなかったが、このスケジュールはあまりにタイトで無謀だった。変更出来て良かった。)。

 急いで身支度を済ませ、予定通りの電車に乗り込んだ。いいお天気で、人が沢山出ている。
 予約時間5分前にサロンに到着し、ガウンを着て担当のJさんに案内される。前回から1か月半が経ち、伸びた分だけカットをお願いし、後はお任せで色々お喋り。インフルエンザやコロナワクチンで待たされた話に花が咲いた。カット、シャンプー、マッサージ、カット調整、ブローと殆ど待たされることなくJさんが最初から最後まで施術してくれたが、1時間もかからずに終了。次回予約は来年早々である。早くも「よいお年を」という挨拶をしてしまい、なんだか背筋がぞわっとする。

 階下の書店で、文庫や新書の新刊を買い込む。次の日程まで小一時間時間がある。カフェを何軒か覗いたが、どこも一杯で、ようやくエキナカのカフェで席を確保し、買った本をちょっと読みながら時間調整。
 予定した電車に乗って最寄り駅まで戻って、昨日に続きT先生のビギナーヨガに参加。

 参加者は20名足らずで定位置を確保。寝ポーズからスタートしてゆっくり腰を緩めながら、座りポーズ、四つん這いでのキャット&カウ。ウオーリアⅡや三角のポーズを行って、最後は再び寝ポーズで腰を緩め、シャヴァーサナ。しっかり汗がかけて、スッキリした。せっかく美容院でブローしてもらったばかりだけれど、またシャンプー。毛先が揃っているので、手櫛で乾かすだけで十分。

 階下のスーパーで夫と合流し、夕飯のすき焼きの食材を買い足して帰宅。夫が準備してくれたので有難く頂き、片付けだけ担当。
 母にMeet電話をしたら、今日は一歩も外に出ず、私との通話で初めて喋ったとのこと。明日はお天気も悪く寒くなりそうなので、また籠ることになりそうか。冷え症対策の薬用酒が明日到着するので受け取りをお願いした。

 ということで、朝はSさんのオンラインクラスの梯子に加え、もう一つオンライン受講。午後からはリアルで美容院とヨガクラス参加。かなり忙しい一日になった。
 明日は瞑想ヨーガクラスの後、お出かけの予定である。
 
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