昨夜は、リフレとヨガの相乗効果のせいか身体がすっかりだるくなり、これはさっさとベッドに入るに限る、と早めに休んだ。
今朝は日曜日の寝坊もせずに早めの起床。相変わらず腹痛で目が覚めるパターンは続いているが、快腸。洗濯機を見ると昨夕空っぽにしたはずの洗濯槽が一杯になっている。息子が帰ってくるやいなや、いきなり洗濯物は一杯になる。このまま出かけるのはしのびないと洗濯機を回す。
朝食の支度を終え、夫と2人で浴室に洗濯物を干し終えてから寝坊助息子を起こす。ここのところようやくお腹の調子が落ち着いていたのだけれど、朝食後、またしてもいきなりの下痢が始まった。トホホ。3回連続でお手洗いに行き、お腹が空っぽになったところで怖々と家を出た。
予定通りの準特急に乗り、席が確保出来たので、津村節子さんの「時の名残り」(新潮文庫)を読み始めた。ご夫君・吉村昭さんとの懐かしい日々を描いた随筆集である。
定刻に到着したターミナル駅から高速バスターミナルまで移動。年末の帰省客や旅行客で大混雑。ひっきりなしに各方面に発車するバスのアナウンスが聞こえている。私達は乗車時間1時間半ほど、北関東方面に乗車する。ここでもお腹が心配で、念のためお手洗いに寄る。バス内にもお手洗いはあったので、ひとまず安心して1列目の席に乗り込んだ。満席である。目的地は一昨年母も一緒に訪れたアウトレットモールがあるところだ。
いいお天気だ。高速に入ると、正面に雪を被った男体山等の山々が見える。稜線がくっきりと見えて実に美しい。2人は車内でお茶も飲まずにあれこれお菓子をつまんでいるが、お腹を動かしたくない私は静かに過ごす。
渋滞もなく予定通りお昼前にターミナルに無事到着。前回はなかった結婚式場内のレストランがオープンしているのを見つけ、早速入ってランチタイム。場所が良いのかとても繁盛していて、予約せずにすっと入れたのはとてもラッキーだった。昨夜も牛肉をたらふく頂いた息子は、今日もフィレステーキ丼をチョイス。本当に親子揃って牛肉が好きな人たちだ。私はお腹と相談しながら、ワンプレートランチを半分ほどでリタイア。デザートと紅茶は完食して、ホテルに向かう。
チェックインタイムには少し早かったが、問題なく部屋に入ることが出来た。当初、夫とツインを一部屋予約していたのだけれど、急遽息子が帰省することになり(アウトレットモールに行くなら自分も、誕生日とクリスマスとお年玉にかこつけて何かおねだり出来るかも、という魂胆らしい)、ダブルを1室追加予約したところ、隣通しの部屋になった。どうぞ、男同士で仲良く、と私がダブルルームを占拠してゆっくりさせてもらうことに。
7階の部屋から外を見れば、男体山が正面に聳えている。雲一つなく風もなく、思いのほか日差しが柔らかく暖かい。穏やかな年の瀬だ。
息子は来年が本厄だという。これはショッピングにかまけている場合ではない、とさっさと荷物を整理して、タクシーで厄除け大師に向かった。これも一昨年と同じコースである。
前回は長蛇の列で入場制限をしていた大師様、今日は人影もまばらである。正時の護摩焚きの時間に運良く間に合って受付に向かうと、生年月日を訊かれる。胸を張って「平成8年で本厄です。」と息子が応えると「お誕生日は?」と訊かれる。ああ、モノを知らなかったことよ。1月1日から2月3日生まれは、早生まれとして前の年を見るのだそうだ。1月30日生まれの息子は本厄ではなく後厄となるのだという。ということは卒業、就職ともろもろあった昨年は本厄だったのか。それでも無事終えられそうだから、これはお礼詣りも兼ねてちょっと奮発したお札をお願いした。
本堂に3人で上がると程なくして導師が入られて、祈祷が始まった。30人足らずの方たち。一昨年、押しくら饅頭のように詰め込まれたのが嘘のようだ。皆、厄除け等もろもろの願いを以て静かに座っているが、いかんせんコートを着込んでいても風が入ってきて寒い。足下からしんしんと冷えてくる。心なしか祈祷の時間もやけに丁寧で長かったような。
小一時間かけて一人一人の名前を2度も読み上げ、延々と沢山の護摩木が焚かれる。火の手が高く上がる。皆で合掌しながらお願いごとを心の中で唱えるように促される。その後、息子がお札を頂き、私も胸部周りに重点的に煙を頂き、皆でご本尊にお参りをして本日の1つめのミッションは終了した。
再びタクシーをお願いして、ホテルまで明るいうちに戻り、部屋でお茶を一服。さて、とアウトレットモールに繰り出した。
クリスマスは終わったけれど、館内はその名残のイルミネーションがそこかしこに煌めいてとても美しい。さすがにこの時間から買い物を始めます、という風情の人はそう多くなく(我が家が酔狂であるに違いない。)、どこのショップもほどほどの混み方。私はお目当てのショップがなくなっていて、ちょっとがっかり。息子は私達にねだる予定だったバッグにいい物が見つからなかった模様で、それとは別に某イタリアブランドのジーンズを自腹で購入。こちらとしては目の飛び出るほどの値段だが、まあ働いているわけだし、そう口出しも出来ず。本人が気に入ったようなので良かったとしよう。
後は小物を少し買って、フードコートで一人お茶をしていた夫と合流。私は迷ってナイティを2着ゲットした。さすがに真っ暗だが寒さに凍えるほどでなく、歩き続けられるくらいの気温で助かった。
結局クローズ時間までうろうろして、コンビニで飲み物などの買い物を済ませ、夕食はいつものラーメン屋さんで。2人は乾いた喉をビールで潤し、各々大盛り、中盛りのラーメンをぺろりと平らげた。私もランチを半分ほどに押さえた上、ほぼ飲まず食わずだったので、お腹はぺこぺこ。普通盛りのラーメンを美味しく完食した。
ホテルに戻ってきてから部屋でお茶をして、スカイスパで手足を伸ばし、冷えた身体を温めてすっかりリラックス。
明日は少しだけ寝坊をして、今日のうちに下見を済ませた夫のもの等も吟味した上で、ショッピング。再び高速バスで帰京の予定である。