ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.10.16 3回目の校友音楽祭参加、無事終了

2011-10-16 21:57:24 | 合唱
 昨夕は練習が早めに終わって、徒歩で宿泊先のホテルに入った。夫と息子の到着まで小一時間、横になって疲れを取る。お腹に優しい夕食をとり、そそくさとベッドに入った。

 今朝は雨が止んだとはいえ、まだ曇り空。それでも予報では次第に天気は好転し、なんと29度にもなるという。朝食後、夫に都電の駅まで送ってもらって一人集合場所に向かった。
 校友音楽祭は、去年までは階段教室が舞台だったが、今年は最近出来た講堂で初めて開催される。集合時間の30分前に到着してしまったが、ぼつぼつとメンバーが揃い始め、会場で発声練習等ウオーミングアップの後、簡単なステリハ。先生による指揮で、曲の出だしと立ち位置を決めただけ。僅か5分で終了してしまった。

 その後、正午のオープニングセレモニーまで2時間弱の間に食事と着替えを済ませればフリータイム。同期の数名で学内を散策した。各県の校友会支部の模擬店が軒を連ねている。11月の学園祭のOB・OGバージョンといったところか。試飲・試食等冷やかしながら歩くが、人混みでなかなか前に進めない。それに、あまりに沢山の大学オリジナルグッズが揃っていて驚かされる。

 そして、何より私が通った学部の校舎が取り壊されて工事中だったのにびっくり。確かに去年まではここにあったはずなのに・・・。ここ数年で新しい建物がどんどん増え、キャンパスというより建物群と言った感じになっている。息子が4年前に中学受験をしたときの模試会場にもなっていた。その際、10年ぶりで訪れていて、その後の校友音楽祭参加ということもあって、年々他の学部校舎の建て替えが進んでいるのはわかっていたが、いざ自分がお世話になった建物が跡形もなくなっていることで、なんだか複雑な気持ちになった。女性のお手洗いは本当にここ1か所しかなかったよな、とかどうでもいいことを思い出す。一昨年に学部図書室や掲示板等を写真に撮っておいて良かった、と思った。

 11時過ぎに学食での早めのお昼。ホテルでバイキングの朝食をとって僅か3時間ほどしか経っておらず、さすがに食べきれなかった。それに、なんといっても勤務する大学とほぼ同じメニューというのがなんとも皮肉である。
 そのまま小講堂に移動して、校歌の練習。予報通りすっかり晴れて、汗ばむほどの日差しの下、講堂前で他の2合唱団とともに昨年同様校歌を歌ってオープニング。去年と同じように夫と息子が陣取って写真を撮っていてくれる。何とも照れるが、同期の友人に息子が来てくれていることを知らせる。歌った後は、友人に息子を紹介してから、音楽祭が開かれる新しく出来た講堂に移動した。

 前の団体の演奏を舞台裏で聞く。この何とも言えない昂揚感が好きなのだ・・・と今更のように思う。舞台に上がり、ライトが当たる。先生の顔を見ながら楽譜を開く。指揮に集中して最初の声を出す。至福の時だ。
・・・僅か15分のこの舞台のために、6月末から月に1、2回の日曜日、ほぼ一日がかりで練習に通い、今日を迎えた。昨日は前泊までして、費用対効果を考えれば何とも贅沢な話だ。けれど、こんな私の道楽を「元気で溌剌としているのを見るのは嬉しいから」と言ってくれる夫、思春期にもかかわらず嫌がらずに毎年付いてきて、私の同期にも照れ臭そうに挨拶をしてくれる息子に改めて感謝したい。
 予定通りのスケジュールで終了した。舞台からも夫が写真を撮ってくれているのが分かる。とにかく4曲歌うことが出来た。出来はさておき、同期の友人に囲まれ、先輩や後輩とともにこの時間を過ごせたことを何より嬉しく思う。「また、来年もぜひよろしくお願いします。」と幹事の先輩、指揮者の方にも挨拶をして会場を後にした。

 以前一緒に仕事をしたことのある友人が聴きに来てくれていた。彼女と講堂の踊り場で挨拶をしていると、もうおひとりサプライズの方が聴いてくださっていた。このブログを読んでくださっている方だった。予期せぬことにとても驚いたが、お目にかかれて嬉しかった。
 終了後、夫と息子、学部の友人と合流。大学内を散策後、懐かしいルートのバスに乗ってターミナル駅まで戻ってお茶をして帰宅した。

 こうしてまた私にとって大きなイベントが一つ終わった。明日からまたいつもの1週間が始まる。また来年の6月まで合唱はお休みだが、きっとまた・・・と心に誓った。
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