ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.10.11 家族の時間

2011-10-11 21:17:22 | 日記
 昨夜、息子がこの夏お世話になったカナダのホストファミリーのお父さんの誕生日だったことを思い出し、メールで「お誕生日おめでとうございます」のご挨拶をするように、と息子の背中を押した。
 本当に簡単な英作文ではあったけれど、とにかく気持ちが大切、ということで。

 以前にも書いたが、最初の日にお世話になったホストファミリーの家で水漏れの事故があり、引っ越しを余儀なくされた。2日目からお世話になったこのお宅には、息子たちはまったくの手ぶらで伺うことになった。
 帰国後に心ばかりの贈り物をお送りしたところ、先週末にお母さんから直筆のサンキューカードが届いていた。「(礼状の文言を読んだ)両親が、贈り物を気に入って頂いて嬉しいと言っています。」という内容も入れてもらった。

 今朝、パソコンを開けると早速返事のメールが届いていた。
 20歳を筆頭に男の子4人、女の子1人の5人兄妹の7人家族だが、「この9月から長男に続いて次男も大学に入学して家を離れている。だが、彼らもちょうどサンクスギビングデーで家に帰ってきており、お母さんは七面鳥を焼いている。近所の友人も一緒に祝ってくれている。」とのこと。

 大昔、中学の頃の英語の教科書に、サンクスギビングデーの話が出ていて、家で七面鳥なんて焼くんだ・・・凄いな、と思ったことを思い出した。返事のメールでは、本当に家で七面鳥を焼いている。教科書そっくり、ということに妙に感動してしまう。
 サンクスギビングデーは、アメリカでは11月の第4木曜日だが、カナダでは10月の第2月曜日、だそうで、まさしく昨日だったのだ。

 こんなふうに、遠く離れた地でも家族の時間が大切にされているのだ、と思うと、ほんわり心が温まる。
ご縁があって2週間を過ごさせて頂いた息子にとっての第二の家族、これからも大切にしてもらいたいと願う。
 人類皆兄弟・・・ではないけれど、国籍や人種に関わらず、どんな人にとっても「自分を気にかけてくれる人がいる」ということは、とても嬉しいことだ。
 これから先、何年にもわたってクリスマスカードをやりとりできる関係になれるかどうかは息子次第だ、と思う。

コメント
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