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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

161123 ・TPPは潰れ、北方四島は失敗。安倍外交の無様なありさまです

2016-11-23 12:59:36 | 政治

こんにちは。生き生き箕面通信161123(2811)をお送りいたします。

・TPPは潰れ、北方四島は失敗。安倍外交の無様なありさまです

 次期米大統領のトランプ氏はビデオ声明で、来年1月20日の就任演説でTPP(環太平洋経済連携協定)から離脱する方針を明らかにしました。これは選挙戦で、TPPに批判的な、「ラストベルト」(さびついた工業地帯)と呼ばれる一帯を重視した戦略が当たったためで、「TPP離脱方針の転換はむずかしい」との見方が出ていました。

 一方、プーチン大統領も、あれだけ一生懸命に安倍首相が尽くしていたにもかかわらず、何の進展もしないようです。安倍氏の故郷である山口県に“お招き”して、至れりつくせりしたにもかかわらず、回答は「ゼロ」。いくら会っても、回答がこれじゃ、何の足しにもならない。

朝日新聞のこの日の朝刊に、マンガで「日本はなみなみならぬ意欲でぶつかってくるけど、この冷めきったココロが読めんのかね?」(14面)とありました。漫画の主人公はプーチンさん。まったくいやらしい。

 一方、読売新聞の朝刊は、3面では「TPP『漂流』強まる」と打ち、4面では「『離脱』に与党困惑・失望」としました。野党は今国会で審議する意義が失われたとして採決見送りを求め、批判を強めています。

 それでも、安倍首相は今国会で採決を行う方針です。このTPPはアメリカが参加しなければどうにもならないにもかかわらず、なんとか頑張ればということのようです。ちょうど敗戦末期、本土決戦だと息巻いた旧帝国陸軍並みです。


161120 ・ボクの誕生日。喜寿です。だけど、どうしてもうれしくない

2016-11-20 11:28:04 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信161120(2810)をお届けします。

・ボクの誕生日。喜寿です。だけど、どうしてもうれしくない

 誕生日であり、ここまで育ててくれた世の中の人たちに感謝を申し上げます。それでもあまりうれしくないようです。

 生まれてきたことを感謝し、いま護られていることを感謝し、導かれていることを感謝する以外に、道はないことを承知しています。

 「ありがとうございます」「おかげさまで」という感謝の言葉を出会う人、出会うものすべてに心を込めてかけ続けることが、心の次元を引き上げることになることはわかっているつもりです。

 でも、やはり心は和まない。自分の年が喜寿というところまで来てしまったことに、なんだか和まないのです。仕方がない。


161119  ・トランプ氏との面会に喜び勇んでいく安倍首相と、クギを刺すメルケル首相

2016-11-19 16:56:49 | 政治

こんばんは。生き生き箕面通信161119(2809)をお届けします。

・トランプ氏との面会に喜び勇んでいく安倍首相と、クギを刺すメルケル・ドイツ首相

 なぜ、日本の首相を選んで持ち上げようとしたのか、それは外交音痴のトランプ氏にとってちょうどいいお相手だったからにすぎないようです。90分のうち握手や知り合いの紹介、そしてゴルフの交換などで、アッという間に過ぎ去りました。

 ゆっくりと、じっくりと話をすることができたという安倍首相。近づく距離があって、たいへん重要だったそうです。しかし、本当にTPP(環太平洋経済連携協定)は、何かつかんだのでしょうか。結局は、何も取らずにただ「ニコニコ」していただけ。

 ドイツのメルケル首相は、「民主主義や自由、そして出身、肌の色、宗教、性別、性的指向や政治的姿勢にかかわらず、人間の権利と尊厳を尊重するというものです。この価値を前提に、私はトランプ氏と緊密に協力していきます。

 つまり、差別的で人権を軽視するようなことがあれば、大統領になったあともつづけるのであれば、トランプ氏に協力しないとクギを刺したのだ。

 もうひとつ、米国とドイツが取り組むべき課題として「気候変動(地球温暖化)への対策」を上げた。これもパリ協定からの撤退を公害していることへのけん制です。

 こうしたことは、これまでにトランプ氏が自分の“うねり”として挙げてきたものです。しかし、本当にそれを実現するつもりがあるのでしょうか。

 メルケル氏は、こうしたことに対してきちんと手を打ってこそ、世界の指導者として名をなすものといえるとしています。安倍首相のこのなんともだらしのないやり方は、世界から名をそこなわせるものといえます。


161118 ・「電通鬼十則」は削除へ。しかし、社長の謝罪だけは絶対にしない

2016-11-18 07:50:05 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信161118(2807)をお届けします。

・「電通鬼十則」は削除へ。しかし、社長の謝罪だけは絶対にしない

 新入社員の高橋まつりさん(当時24歳)が昨年12月に過労自殺した際、大方の人が社長の石井直氏がすぐに謝罪するとみられていましたが、電通はそんなことはまったく意に介していないようです。いまだに、高橋さんに対する謝罪はやっていません。

母・幸美さん(53)が問題視していた社員心得「電通鬼十則」が削除される方向については検討され、来年の社員手帳から削除されることがわかりました。これは読売新聞の記事から取っています。電通では、「鬼十則」からは削除されるが、社長の謝罪は絶対にやらないという「新ルール」をつくったことになります。それほど電通の社長は、「権威」があるということです。

 たしかに、「鬼十則」は「取り組んだら、殺されても放すな」「周囲を引きずり回せ」など相当過激な項目が並んでいます。しかし、その過激な背景は、社長の日々の空気がかもし出しています。

 1991年に過労自殺した男性社員の場合も、「鬼十則」があると指摘されましたが、結局残されました。そして、今回の自殺。それはいくら社長が叱咤激励しても、「鬼十則」を超える社内の空気があります。つまり、それは社長の謝罪から始まるのではないでしょうか。社長が心から謝り、社内の空気を変えることからしかはじまらないと思うのです。


161117 ・ラストベルト(さびついた地帯)がアメリカン・ドリームをやぶったアメリカ

2016-11-17 19:00:40 | 政治

こんばんは。生き生き箕面通信161117(2807)をお届けします。

・ラストベルト(さびついた地帯)がアメリカン・ドリームをやぶったアメリカ

 「彼を選んだのは虐待されたプロレタリアともいえるわけです」というのは、フランスの人類学者・歴史学者、エマニュエル・トッドさんです。朝日新聞の今朝11月17日の耕論で「真実語っていたトランプ氏」というタイトルにしました。

 トランプ氏は「『米国はうまくいっていない』と言いました。『米国はもはや世界から信用されていない』とも言いました。これらは本当のことです。かれは同盟国がもうついてこなくなっている事実を見ている」ことを率直に語りました。

 問題は、これからです。ラストベルト諸州が本当に反乱を起こすのか、それはこのラストベルト諸州が本気でグローバル企業と立ち向かうのか、です。彼らが立ち向かってくるのは、優秀な弁護士であり、強大な権力基盤です。

 それに向かうのは、大統領府です。