おはようございます。
生き生き箕面通信1284(120615)をお届けします。
・野田増税が一見、成功するかのように見えるけれど、果たしてそうか
本日6月15日は、「増税一直線派」がとりあえず勝どきを上げる日に
なりそうです。一番喜ぶのは財務官僚でしょう。これに対し、あくまでも
民意にもとづく民主的な日本であろうと努力してきた勢力は、残念なが
ら一敗地にまみれるという構図でしょうか。
しかし、本当の闘いはこれからです。本当の闘いの場は、衆院総選挙
です。まさに天下分け目の戦いになります。私たち有権者の選択力が問
われます。総選挙の後に、日本をじゃぶじゃぶ洗濯できる政権を創るこ
とができるか、逆に旧来のアンシャンレジーム体制を継続させ、日本が
沈没させるか。
ただその前に、本日も民主党内はもめる場面を見せるのでしょう。しか
し、それをも”ガス抜き”に利用して、やっとまとめた形を演出する。そうし
たシナリオを描き、それぞれの登場人物に振りつけしてきたのが、仙谷
由人氏といえます。諸悪の根源は、自ら悪役を買って出た仙谷わると。
そのために、官邸が自由に使える官房機密費をふんだんに活用して
きました。要するに、野党の勘どころに実弾をぶち込む一方、党内の反
対派には「造反すれば刺客を立てるぞ」と脅してきました。そうしてある
程度切り崩しておけば、仮に本会議の採決で造反が出ても、自民・公
明との多数で衆参ともに成立させられるという読みです。
問題は、小沢氏を中心とするグループがどう動くか。あくまでも「増税
の前にやることがある。シロアリ官僚の退治。増税なき財政再建のため
の予算の総組み替え。経済の安定運営」を掲げて、有権者の判断を仰
ぐ。これを有権者がどう受け止めるか。はっきりしていることは、本当に
「百年安心」の社会保障体制を築くことができるか、です。いまの体制の
延長線上では行き詰っていることが見えています。しかし、野田首相が
妥協するのは、今の延長線上の社会保障です。これではいくら消費税を
上げ続けても、しょせん行き詰ります。
いよいよとなれば、結局、新しい旗を高々と掲げるほかない。この段階
で、政界再編が本格的に進み、政治状況がより見えやすくなる。そん
な展開が現実味を帯びてきました。
生き生き箕面通信1284(120615)をお届けします。
・野田増税が一見、成功するかのように見えるけれど、果たしてそうか
本日6月15日は、「増税一直線派」がとりあえず勝どきを上げる日に
なりそうです。一番喜ぶのは財務官僚でしょう。これに対し、あくまでも
民意にもとづく民主的な日本であろうと努力してきた勢力は、残念なが
ら一敗地にまみれるという構図でしょうか。
しかし、本当の闘いはこれからです。本当の闘いの場は、衆院総選挙
です。まさに天下分け目の戦いになります。私たち有権者の選択力が問
われます。総選挙の後に、日本をじゃぶじゃぶ洗濯できる政権を創るこ
とができるか、逆に旧来のアンシャンレジーム体制を継続させ、日本が
沈没させるか。
ただその前に、本日も民主党内はもめる場面を見せるのでしょう。しか
し、それをも”ガス抜き”に利用して、やっとまとめた形を演出する。そうし
たシナリオを描き、それぞれの登場人物に振りつけしてきたのが、仙谷
由人氏といえます。諸悪の根源は、自ら悪役を買って出た仙谷わると。
そのために、官邸が自由に使える官房機密費をふんだんに活用して
きました。要するに、野党の勘どころに実弾をぶち込む一方、党内の反
対派には「造反すれば刺客を立てるぞ」と脅してきました。そうしてある
程度切り崩しておけば、仮に本会議の採決で造反が出ても、自民・公
明との多数で衆参ともに成立させられるという読みです。
問題は、小沢氏を中心とするグループがどう動くか。あくまでも「増税
の前にやることがある。シロアリ官僚の退治。増税なき財政再建のため
の予算の総組み替え。経済の安定運営」を掲げて、有権者の判断を仰
ぐ。これを有権者がどう受け止めるか。はっきりしていることは、本当に
「百年安心」の社会保障体制を築くことができるか、です。いまの体制の
延長線上では行き詰っていることが見えています。しかし、野田首相が
妥協するのは、今の延長線上の社会保障です。これではいくら消費税を
上げ続けても、しょせん行き詰ります。
いよいよとなれば、結局、新しい旗を高々と掲げるほかない。この段階
で、政界再編が本格的に進み、政治状況がより見えやすくなる。そん
な展開が現実味を帯びてきました。