生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

・1274 ・野田再改造内閣は「日本滅亡内閣」

2012-06-05 06:37:53 | 日記
おはようございます。

生き生き箕面通信1274(120605)をお届けします。



・野田再改造内閣は「日本滅亡内閣」



 「政治生命を賭ける」と大見えを切って大増税に猪突猛進する野田首相

に残された道は、自民党への「抱きつき増税路線」しかなくなりました。「社

会保障との一体改革」を掲げたその社会保障は、一体どこにいってしまっ

たのでしょう。所詮、野田首相には大増税に利用するだけのお飾りにすぎ

なかったのでしょう。今では社会保障の陰も形もみえなくなりました。つまり、

「何が何でも大増税」だけが残ったのです。それを、自民党に「お願いして

大増税」しようとしています。自民党の要求を丸のみしてでも、大増税と言

っています。その大増税は、私たちに襲いかかってきます。



 内閣改造というけれど、要するに自民党が要求する「問責2閣僚」の首

きりが実態です。ついでに、国会で追及を受けそうな閣僚や検察改革に

熱意を持つ閣僚ははずしておく。つまり、単なる「国会対策用の改造人事」

にすぎない。国民生活を第一に考えたものではなく、野田個人の保身第一

改造だといえます。



 もう少し詳しく見ると、民間から防衛大臣に起用した森本敏氏は、「集団

的自衛権は、国家の権利として行使できるのは当然」と主張し、それを信

念としている人物です。大臣就任の記者会見では「政府の方針に従う」と

一見神妙に発言しましたが、防衛省の中はもちろん、政府部内にも「時あ

らば、海外派兵」を狙う強い動きが伏流しています。すでに、ジブチには

自衛隊の基地まで築きました。憲法を変えなくても、解釈改憲で「なしくず

し改憲」すれば問題はない、ということでもあるのでしょう。つまり、なしくず

し改憲に一層拍車がかかることになります。つまり、「平和国家・日本」は、

気がついたらアメリカのすぐ真後ろからどこへでもくっついていく「戦争する

ポチ国家」になっていたということになりそうです。



 法務大臣をクビにされた小川敏夫氏は、去り際の記者会見で「検察の

不祥事に対し指揮権発動を検討したが、野田首相の同意が得られなか

った」と発言しました。新法相には滝実・副大臣を昇格させました。これは、

目立たないけれど、極めて重要な内容を含んだ人事です。つまり、「検察

改革」を考えた小川氏を無難な副大臣に差し替えるということは、野田首

相が検察とより密接な手を組むというメッセージなのです。日本はより一

層「検察国家」となります。私たち庶民は、テレビでスポーツや芸能に目を

さらされていれば時の政権には都合がいいわけですが、政権を批判する

ような「危険分子」は徹底的に排除できる関し国家に変貌しつつあります。



 アメリカの追随国家となりアメリカの戦争に加担する国家、財務官僚

が大手を振って増税を進める官僚天国国家、そして検察が不穏分子を

取り締まる検察国家、さらに原発が見事によみがえる原発国家となり

つつあります。平和国家のイメージは崩壊させられつつあります。



 小沢グループは、いかんせんいまだ未熟で人材不足。闘いは、先行き

不透明です。その状況を打開し、日本が21世紀に世界に胸を張って生

きていく道には、私たちが次の選挙でどのような行動を起こすかにかか

っているといえるのではないでしょうか。