おはようございます。昨日はパソコンが使えなかったので、「箕面通信」
はお休みをいただきました。
生き生き箕面通信1273(120604)をお届けします。
・諸悪の根源は仙谷由人(わると)氏――「検察の罠」(森ゆうこ)
「検察の罠」を読みました。筆者は参院議員の森ゆうこさん。サブタイ
トルが「小沢一郎 抹殺計画の真相」とあるように、テーマは「小沢裁判
とは何だったのか」。面白いです。一読をお勧めします。
「面白い」といえば、語弊がありますが、こんな面白い事件の真相を新
聞はなぜ記事にしてこなかったのか、不思議です。検察や民主党のワル、
あるいは裁判所の悪事を、事実通り素直に書いていくだけで、読者を引
きつけることができるでしょうに。
検察が万策尽きたときに、どうしたか。最後に頼ったのが、検察審査
会です。この審査会が検察の狙い通り「起訴」を決定するよう細工した
のが、審査員選定の「くじ引きソフト」でした。通常なら安くて500万円、
高くても1000万円も出せば作れるシステムを、わざわざ6000万円もか
けて購入、これを使ってみると人為的に審査員を手書きで”差し替え修
正”できる代物だった。そして、明らかに審査員の選定に手を加えて、
「起訴相当」が出された。しかも、田代政弘検事が証言したように、自
らがねつ造した「捜査報告書」を提出し、それが審査員の「起訴」という
結論を出させる最大の材料になった。
小沢抹殺を仕掛けてきた黒幕の一人として浮かび上がってきたのが、
法務省の黒川弘務・官房長。「小沢氏は起訴か、不起訴か」と右往左往
の国会議員たちに、小沢裁判の情報をささやいて回り、国会議員の心
証を操作してきた。それは、2010年9月14日の民主党代表選当日に、
検察審査会が「小沢起訴」を議決したことにし、その”ニセ情報”を国会
議員にリークしたことに象徴される。
その黒川氏とタッグを組み、いわば後ろから操ってきたのが、仙谷由
人(わると)氏。森ゆうこさんは、黒川官房長と直接会い、いろいろ尋ね
た中で、こんなたとえ話をした。官僚の「作文」について、森さんが「オレ
が言った通りになっただろ。これで小沢は完全に有罪にできるーーと、
黒川は仙谷・前官房長官に言った」という話をでっち上げることだってで
きる、と。すると、黒川氏は、それまでぬらりくらりと話をはぐらかしていた
が、急に「仙石さんに語ったということになっているんですか」と反応。
「仙谷先生の名誉のために申し上げますが、仙谷先生から事件関係に
ついて一切、何も聞かれたことはございません」とも付け加えた。情けな
いことに、そうした「大がかりな小細工」の結果、「小沢はくさいぞ」の情
報を吹聴してまわる役割が大手メディアでした。
明確なしっぽはつかませないが、仙谷ーー黒川ラインで、検察と裁判
所の両方を牛耳り、「小沢抹殺」を執ように進める構造ができ上がってい
たと「推認」するのが「合理的」です。
昨日6月3日に行われた二回目の野田・小沢会談は、予定通り決裂し
ました。しかし、予定通りだから、とくにインパクトもありません。それでも、
本日、内閣改造が行われ、野田・民主と谷垣・自民の「一体化」が進めら
れつつあります。その背後で交錯しているのも、仙谷わると氏です。
はお休みをいただきました。
生き生き箕面通信1273(120604)をお届けします。
・諸悪の根源は仙谷由人(わると)氏――「検察の罠」(森ゆうこ)
「検察の罠」を読みました。筆者は参院議員の森ゆうこさん。サブタイ
トルが「小沢一郎 抹殺計画の真相」とあるように、テーマは「小沢裁判
とは何だったのか」。面白いです。一読をお勧めします。
「面白い」といえば、語弊がありますが、こんな面白い事件の真相を新
聞はなぜ記事にしてこなかったのか、不思議です。検察や民主党のワル、
あるいは裁判所の悪事を、事実通り素直に書いていくだけで、読者を引
きつけることができるでしょうに。
検察が万策尽きたときに、どうしたか。最後に頼ったのが、検察審査
会です。この審査会が検察の狙い通り「起訴」を決定するよう細工した
のが、審査員選定の「くじ引きソフト」でした。通常なら安くて500万円、
高くても1000万円も出せば作れるシステムを、わざわざ6000万円もか
けて購入、これを使ってみると人為的に審査員を手書きで”差し替え修
正”できる代物だった。そして、明らかに審査員の選定に手を加えて、
「起訴相当」が出された。しかも、田代政弘検事が証言したように、自
らがねつ造した「捜査報告書」を提出し、それが審査員の「起訴」という
結論を出させる最大の材料になった。
小沢抹殺を仕掛けてきた黒幕の一人として浮かび上がってきたのが、
法務省の黒川弘務・官房長。「小沢氏は起訴か、不起訴か」と右往左往
の国会議員たちに、小沢裁判の情報をささやいて回り、国会議員の心
証を操作してきた。それは、2010年9月14日の民主党代表選当日に、
検察審査会が「小沢起訴」を議決したことにし、その”ニセ情報”を国会
議員にリークしたことに象徴される。
その黒川氏とタッグを組み、いわば後ろから操ってきたのが、仙谷由
人(わると)氏。森ゆうこさんは、黒川官房長と直接会い、いろいろ尋ね
た中で、こんなたとえ話をした。官僚の「作文」について、森さんが「オレ
が言った通りになっただろ。これで小沢は完全に有罪にできるーーと、
黒川は仙谷・前官房長官に言った」という話をでっち上げることだってで
きる、と。すると、黒川氏は、それまでぬらりくらりと話をはぐらかしていた
が、急に「仙石さんに語ったということになっているんですか」と反応。
「仙谷先生の名誉のために申し上げますが、仙谷先生から事件関係に
ついて一切、何も聞かれたことはございません」とも付け加えた。情けな
いことに、そうした「大がかりな小細工」の結果、「小沢はくさいぞ」の情
報を吹聴してまわる役割が大手メディアでした。
明確なしっぽはつかませないが、仙谷ーー黒川ラインで、検察と裁判
所の両方を牛耳り、「小沢抹殺」を執ように進める構造ができ上がってい
たと「推認」するのが「合理的」です。
昨日6月3日に行われた二回目の野田・小沢会談は、予定通り決裂し
ました。しかし、予定通りだから、とくにインパクトもありません。それでも、
本日、内閣改造が行われ、野田・民主と谷垣・自民の「一体化」が進めら
れつつあります。その背後で交錯しているのも、仙谷わると氏です。