生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

・1275 ・これでも再稼働するのか――分からず屋の「のダメ首相」

2012-06-06 06:54:31 | 日記
おはようございます。

生き生き箕面通信1275(120606)をお届けします。



・これでも再稼働するのか――分からず屋の「のダメ首相」



 

 「原発再稼働に再考を」とする民主党117人の署名が昨日6月5日、

野田首相に出されました。この中には、小沢一郎、鳩山由紀夫、羽田

孜、江田五月、渡部恒三といった党の大物議員のほか、野田内閣の

現職政務三役なども含まれています。同党のほぼ三分の一の議員が

再稼働に「再考」を求めたのです。



 各種の世論調査でも、再稼働については「反対」が半数を超え、「賛

成」は3割程度です。しかし、野田首相は昨日6月5日に開かれた経団

連の総会に出席し、再稼働の最終判断、つまり「ゴーサイン」を近く出

す意向を明らかにしました。「何が何でも再稼働」の姿勢は崩していま

せん。何がそんなに再稼働にかきたてるのでしょう。



 野田首相は「再稼働させなければ、日本経済の先行きが危険だ。

国民生活にも多大な影響が及ぶ」と説明しています。しかし、原発

そのものの危険については知らぬ顔の半兵衛を決め込み、ただ

「安全に務める」というばかり。あるいは「私が責任を持つ」のだそ

うです。のダメ1匹が、責任を持つと大見えを切ったところでどうか

なるものでもないでしょうに。誰からも信じられていないことをしゃあ

しゃあと言ってのける厚かましさ。お笑いです。



 のダメ首相は、再稼働に再考を求める117人の署名の重さをどう

受け止めるでしょうか。おそらく、「それでも日本経済、国民のため

に再稼働を優先させる」のでしょう。



 問題は、本物の知性を欠いているうえに、なによりも「民主主義

を踏みにじっている」ことです。のダメさんは、口先では「しっかり受

け止める。みなさんのご意見をいただき、熟慮して決める」と、もっ

ともらしいことを並べます。しかし、その裏でやっていることは、猪突

猛進型の独裁政治です。こんな分からず屋の分際は、さっさとお払

い箱にしなければ、ホントにこの国がつぶれます。



 それにしても、読売新聞は相変わらず「のダメさん」(時の権力)の

広報機関です。本日の紙面でも、「再稼働に再考を求める」民主党

議員の動きは、4面最下段にベタ記事でわずか11行、申し訳程度に

報じただけです。朝日は3面のトップ記事で、野田首相をトップに推

進派と、菅前首相を筆頭とする慎重派の顔写真入りで詳しく伝えま

した。読売新聞だけを読んでいる読者は、いつの間にか「原発推進」

が当たり前にされていきます。怖いことです。