生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信333 ・普天間基地移設と東アジア共同体

2009-10-25 07:02:58 | 日記
おはようございます。稲刈り後の田で盛り上げたもみがらの小山が蒸し焼きにされていました。焦げた田舎の懐かしいにおい。
生き生き箕面通信333(091025)をお届けします。

・普天間基地移設と東アジア共同体
 普天間基地が日米関係の根幹を揺るがす大問題に発展してきました。鳩山ぽっぽちゃん首相の政治手法は、「県外移設だ」「国外もある」「名護市長選挙の結果など地元の意向を見てから」といろいろ言っているうちに、落ち着くところに落ち着くだろうという”公開討論方式”になってきました。

 この方式は、国の安全保障に対する国民的な議論を盛り上げる役割も果たしていると思います。「単にブレているだけじゃないか」という批判もあります。しかし、これが物議もかもし、さまざまな勢力からの議論を引き出してもいます。ぼくが切に願いたいのは、この機会に多くの人が安全保障について自分なりの考えを鍛えていくことです。

 ぽっぽちゃんは「東アジア共同体」構想を打ち出し、昨日24日のASEAN+3(日米韓)の首脳会議で正式に表明しました。これは、世界の成長センターとして東アジアを位置づけ、いずれは欧州連合(EU)のような存在を目指そうというものです。経済的に融通しあって経済発展を続けられるようにしようじゃありませんか。ウイン・ウインでいきましょう。お互い仲良くなれば、地域の紛争もほぐれていく期待が持てるじゃないですか。ぼくは、将来的には、この地域の集団的安全保障まで発展させるべきと期待しています。EUのNATOに相当するものです。

 普天間基地は、東アジアの将来の変化を見据えた展望の中で日本の安全保障がどうあるべきかを位置づけ、米軍基地全体をどうしていくのか、そうした全体状況に照らして結論を出すべきと考えます。時代の大変化の時には、世界平和をどう担保するか、この原点に立ち返って考えることが必要です。

 21世紀と言う100年を「世界平和実現のために格闘する世紀」と位置づけるなら、米軍基地は日本全体から段階的にお引き取りを願わなければならなくなります。日本人は日本の独立はまず自分たちで確立する気概が必要です。そして一国平和主義は成り立ちませんから、集団的安全保障を考えることです。しがらみを超えて、新しく時代を切り開いていきましょう。

 いまは、オバマ大統領が訪日する前に結論を出す必要が、アメリカから強力に求められています。しかし、「ちょっと、待ってください。1年間、考える時間を下さい」というべきです。わたしたちは、「あなた任せの平和」から「自分の手で作る平和」へ、1年間かけて転換すべきです。普天間もその文脈の中で結論を出す方がいいのではないでしょか。 




最新の画像もっと見る

コメントを投稿