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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

柏崎刈羽原発の再稼働を阻止しよう!

2013-09-27 07:11:00 | 日記

おおはようございます。
生き生き箕面通信1740(130927)をお届けします。

・柏崎刈羽原発の再稼働を阻止しよう!

 東京電力は本日9月27日午前、原子力規制委員会に対し柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働のための”安全審査”を申請します。

 泉田・新潟県知事が、条件付きながら審査申請を認めたためです。あくまでも審査申請を認めたダメです。再稼働を認めるかどうかは、別です。脱原発をめざす私たちは、柏崎刈羽の再稼働をなんとしてもストップさせる必要があります。

 

 

 *東電のホームページより柏崎刈羽原発

 

 それにしても東電という会社は、なんという無茶な企業なのでしょう。自分のところで起こした福島原発の真の事故原因すらまだ解明されておらず、しかも目の前の放射能汚染水対策すら充分にできていないのです。そのうえこの福島事故では、東電自体によるさまざまな情報隠し、事実の隠ぺい、ごまかしが横行しました。

 そんな企業が、「柏崎刈羽は安全対策をとりました。だから、再稼働を認めて下さい」という。なんという厚かましさ。何といういけ図々しさでしょう。

 柏崎刈羽原発は、2007年の中越沖地震(推定マグニチュード6.8)で火災が起こりました。しかし、消火のための水が出ず、消火活動ができないまま長時間放置された映像が世界に報じられました。

 地盤が最大1.5メートル沈下するなど道路も大きくでこぼこができました。電源が失われた場合なら、電源車が近づけない状態だったかもしれません。

 柏崎刈羽原発は、このとき「廃炉」を決定すべきでした。しかし、強い抵抗があり、延命されている代物です。

 東電が主張する安全対策は、フィルターベントの増強などを強調しました。しかし、フィルターベントは放射能に汚染した原子炉の圧力をフィルターにかけて大気に放出する設備です。だから、結局、放射能を大気中にばらまくことになります。事故の際、避難する付近の住民のうえに放射能が降り注ぐ事態も想定されますが、その対策について、広瀬社長は答えることができませんでした。

 アメリカではスリーマイル島の原発事故が起きた後、メルトダウンが起きないようアメリカ軍が直ちに出動し遅くとも2時間以内に原子炉の冷却を確保する対策が取られました。日本では、自衛隊との間にそのような取り決めはできているのか。あるいは、政府は原発の苛酷事故に対して、自衛隊を活用する備えは取ったのか。

 それよりも、原発がなくても電気は足りています。あえて柏崎刈羽を再稼働させる必要はありません。柏崎刈羽原発は、「廃炉」をこそ検討すべきです。

 東京の原子力規制委員会の前では本日午前8時半から、「東電は柏崎刈羽6,7号機の安全審査申請をするな!規制委員会も審議するな!」を掲げて緊急抗議集会が開かれます。

 国会では衆院経済産業委員会の「汚染水対策に関する閉会集中審査」が本日午後1時から4時まで、、東電の広瀬社長が出席して開かれます。この模様は衆院ネット中継されます。アーカイブ視聴もできます。

<衆議院TV インターネット中継>       http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php                                 

 今後は、新潟県がどこまで頑張れるかが、大きなカギになります。再稼働に同意しないよう応援の電話をしましょう。泉田知事には、原発ムラから強烈な圧力がかけられています。足元の県議会からも、「地元経済が落ち込んでいる」と、再稼働を認めるよう声が上がっています。その中には、東電が手をまわしてそう主張させるようにもしたでしょう。暴力団がらみの脅しも含めあの手この手の”圧力”があるようです。

 福島県ではかつて佐藤栄佐久知事(当時)が東電の副社長から、「原発に反対を続けるなら、(選挙のときに知事から)落としてやる」と、あからさまに脅されました。事実、ウソの贈収賄疑惑を仕掛けられ、逮捕のあと知事の座を失いました。その後、佐藤知事の無罪判決が確定しましたが、知事の座は後の祭りになりました。

 新潟県の担当部署は次の通りです。   

     新潟県原子力安全対策課長 025-282-1690 内線6450(須貝)

 柏崎刈羽に続いて、他の電力会社も続々と再稼働申請を出します。私たちが立ち上がらなければ、次代に「放射能マスクと防護服が欠かせない日本」を残すことになりまねません。立ち上がるのは、「今でしょう!」

 


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