おはようございます。
生き生き箕面通信1711(130829)をお届けします。
・沖縄・高江の闘いのドキュメント映画「標的の村」は31日(土)から
安倍政権は、アメリカ軍専用のヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)を沖縄の高江で作る工事を強行しています。その建設に反対する住民の粘り強い取り組みを追い続けた、琉球朝日放送制作のドキュメント映画「標的の村」が、明後日8月31日(土)から大阪・十三の第七藝術劇場で始まります。
ヘリパッド工事が進められているのは、沖縄本島の北部、自然豊かな「ヤンバル」(北部の通称)にひっそりとある東村(ひがしそん)の高江。住民わずか160人ほどの小さな集落です。米軍の基地と集落の間には、フェンスもありませんので、訓練中の米兵が庭先に突然、姿を現すことも珍しくないのだそうです。
そして、日本政府は米軍のために、この村を取り囲むように6つのヘリパッドを造って差し上げようとしているのです。
住民の頭の上をなめわますように超低空で飛びまわる軍用ヘリ。機上の兵隊は銃を構えています。ベトナム戦争当時、ベトコン(北ベトナムの兵士)を追いまわしていたときのような、村人を標的にした”訓練”です。
ジャングル戦用の訓練場は、世界でただ一つ、このヤンバルの森だけといわれています。沖縄の米軍基地が日本を守るためのものなら、ジャングル戦闘を想定した訓練など必要ないはずです。
高江の人たちは、もうずいぶん長い間、戦い続けてきました。台風17号のなか、工事強行に抗議して米軍基地のゲート前に車を並べ、年寄りも女性も若い人たちも、手を組んで座り込みをし、ゲートを封鎖しました。68年前のアメリカ軍から鉄の嵐と呼ばれた砲弾攻撃を受け、つぎつぎに犠牲になった島民の記憶が残るお年寄りには、「戦争は絶対反対」です。
その抗議の人々を、ごぼう抜きにする日本人警察官たち。沖縄の人同士が、アメリカ軍のためにもみ合っている風景が映し出されます。その日本人同士のもみ合いを、フェンスの向こう側から見物している米兵たち。
日本政府は、抗議の人を、「工事を妨害した」と、告訴しました。警察権力と裁判所権力を使って、力の弱い住民の間にくさびを打ち込み、分断する策です。アメリカでは、権力を持つ側が、権力のない立場の人間を告訴して排除するやり方をSLAPP(スラップ)裁判と呼び、禁じています。しかし、日本政府はその禁じ手を臆面もなく、繰り出して排除しようとしています。
高江の人たちは、「高江は遠いけど、抗議や要請で支援できるという場合は、次の宛先に公示即時中止の要請をお願いします」と、訴えています。
工事即時中止、抗議の宛先
1)内閣、防衛省、防衛局に抗議をお願いします。
*沖縄防衛局 TEL098-921-8131 FAX 098-921-8168
*防衛省03-5366-3111 *内閣官房 03-5253-2111
2)県知事、東村村長に工事即時中止・建設反対表明を要請して下さい。
*沖縄県知事公室 TEL:098-866-2460 FAX:098-869-8979
*東村役場 TEL:0980-43-2201 FAX:0980-43-2457
3)あなたの応援している、沖縄県議会と市町村の議員・政党に工事即時中止・建設反対決議を採択するよう申し入れてください
4)全国のあなたの市町村で、反対決議を採択するよう働きかけて下さい。
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