生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信576 ・アメリカの防人化された日本

2010-07-02 06:40:01 | 日記
おはようございます。普天間移設は県外へといい続けた鳩山由紀夫・前首相は「生き恥をさらしている」とおわび行脚を続けています。
生き生き箕面通信576(100702)をお届けします。

・アメリカの防人化された日本
 菅直人氏が首相に指名された直後、「日米合意を重視します」と、オバマ米大統領に電話していち早く恭順の意を表したのが決定的でした。「日本はアメリカの防波堤になります。だから、日本も守ってください」と、自ら従属路線を申し出たのでした。

 日米安保条約は、アメリカから見れば「日本を完全にてなづけたので、思う存分利用できるまことに都合のよい”友好国”。その立場に固定化する大切な条約」という位置づけが完成しました。

 日本政府が強調する「対等のパートナー」などとんでもない。アメリカからは「言わせておけ。それで気がすむなら。こちらは実をとる」なのです。

 防人(さきもり)とは、ご主人様のために命をはって戦う集団です。日米安保条約では、日本が万一攻撃された場合は、アメリカ軍が日本を守ると書いてありますが、実際に有事が起きたときは、当然のことながら自衛隊を先頭に立たせます。アメリカ軍は自衛隊を指揮するだけです。

 日本は、思いやり予算でアメリカに朝貢しています。菅さんはオバマさんへの電話で「アメリカ軍のために辺野古に新しい近代装備の基地を造らせてもらいます」と約束しました。8月までに工法などを決める段取りです。これも、アメリカから見れば立派な朝貢です。紙くずであるアメリカの国債を大量に買うことも実質的に朝貢していることになります。朝貢とは、属国が君主国へ献上する貢ぎ物のことです。

 しかし、日本政府をはじめ、朝日や読売も、「対等なパートナーをめざす」「めざせ」といって、自らをごまかしています。

 アメリカの日本占領直後から大々的に進められた「日本改造計画」は、強力な手法として採用されたのが「心理作戦」でした。日本人を「思想改造」する高度なテクニックが導入され、見事に成功しました。戦後60数年を経て、政府内にも官僚組織の中にも、あるいはマスメディアの中にも広く深く、「アメリカのめがねを通じてものを見、考える習慣習性」が浸透し、定着しました。

 日本人のアンビバレンス。奴隷がご主人様にかわいがられて喜んでいる、そんな状態をこれから先も続けるのが「この国の形」となってきました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿