おはようございます。
生き生き箕面通信1741(130928)をお届けします。
・ウソつき首相の「バイ・マイ・アベノミクス(アベノミクスは買いだ)」
そんな約束をしていいのですか?海外の投資家が日本株に投資して大損したら、損害賠償で訴えられるかもしれませんよ。
安倍首相ご自身は、中国や韓国など足元のアジア周辺諸国との関係改善をこそ、約束すべきだったのではないですか。
安倍首相は訪問中のアメリカで講演し、ニューヨーク証券取引所では、「バイ・マイ・アベノミクス」と、見栄をきりました。「アベノミクス」という得意のフレーズをもったいぶって口にし、日本への積極的な投資を呼びかけました。
日本への投資を勧誘すること自体は、大切なことだと思います。しかしその前に、身近な周りの諸国との友好関係をつくり上げることに着手すべきです。
安倍首相は国連での演説では、積極平和主義という言葉で、世界の平和と安定のために貢献すると述べました。しかし、中国や韓国との関係改善は、遅々として進んでいません。「対話のドアは常に開いている」を繰り返すだけで、ドアから入ってこない方が悪いのだ、という態度です。
安倍首相の言動には、どこか”うさんくささ”が付きまとう。口で言うことと、実際にすることの間に余りにも隔たりがあり、いわば平気でウソをついてきた実績がそう思わせるのだと思います。
ウソつきの極みは、オリンピック誘致演説での「放射能は完全にコントロールできている」というものでした。東電ですら、コントロールできていないことを認めざるを得ない実態があります。私たちは、汚染水対策が後手後手のため、この先どうなるのかイライラを募らせ、日々不安の中にあります。
原発政策自体、「原発ゼロ社会をめざす」というものの、それは単なる世論対策に過ぎず、ハラの中は「原発推進」です。最近は支持率が高いことに自信を深め、原発技術を「放棄することはない」とも明言するほどになりました。
「東北の復興に力を入れる。住宅も提供する。除染も加速する。帰還を早める」と約束は連発しますが、すべて口先サービス。2年半以上経ちますが、実態は遅々として進まず。被災者の方々の不満は膨らむ一方です。
福島原発に近いところに住む子どもたちは、日々、放射能を被爆し続けています。数年後には甲状腺がんが多発するのは目に見えています。しかし、子どもたちの疎開には手をつけようともしません。
<大阪・なんば高島屋前で「脱原発や秘密保全法反対」を訴える福島瑞穂、山本太郎の両参院議員=9月23日>
日本の首相という立場を利用して、きれいごとを並べ、その実、正反対のことを平気で発言する。「国民なんて、ちょろいもんだ」と、傲岸になってきています。
それに、「バイ・マイ・アベノミクス」には、金儲け主義、拝金主義のにおいも濃厚です。
日本は、1960年の安保闘争のあと、政治の季節を「経済の季節」へ切り替えたのが、岸信介首相(安倍首相の祖父)の後を継いだ池田勇人首相でした。「所得倍増政策を掲げ、当時のフランスの大統領からは「トランジスター商人」と陰口を叩かれながらも、ひたすら経済政策に取り組みました。
そして、日本はついには世界第2の経済大国にまでのし上がることができました。しかし、その過程で人間としての大事なものを置き忘れたままにしました。ひたすら「カネ儲け」に走ったのでした。
いまや、その日本首相が「バイ・マイ・アベノミクス」と公言し、ウオールストリートの代人のような口をきく。「日本からいいものがどんどん失われていく」と、惜しむ声が、海外のこころある識者から漏れてきます。
こんな首相にいいようにされているのも、私たち有権者が選んでいることになっているからです。こんな国のままでいいのでしょうか。
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