生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信20 ・日本の軍事基地を沖縄に押し付けるだけでいいのでしょうか

2009-06-09 06:33:09 | 日記
おはようございます。
生き生き箕面通信200(090609)をお届けします。

・日本の軍事基地を沖縄に押し付けるだけでいいのでしょうか
 麻生首相が街頭演説に立ち、「自民党は国民の安全・安心に責任を持って対応している。民主党には安全保障政策があるのでしょうか。どちらに政権担当能力があるかは、これひとつを取っても明らかでしょう」と、持論を展開しています。

 僕も、民主党は安全保障政策について、マニフェストで正々堂々と打ち出すべきだと思います。

 しかし、では自民党の安保政策の中身はどうなっているのでしょうか。「日米安保条約が根幹」としています。その実態は、「アメリカのポチになり下がる」ことのようです。言葉は慎まなければなりませんが、こと安全保障問題に関する限り、自民党のやってきたことは歴史的に見て、ひたすら「アメリカのポチ」になる道を辿ってきたというほかないのではないでしょうか。

 具体的には、沖縄を人身御供として差し出し、「占領状態」にも目をつぶってきました。今年2月に締結したいわゆる「グアム協定」(在沖米海兵隊のグアム移転に関する協定)は、「沖縄に最新鋭の軍事基地を押し付け、永久軍事基地化の恐れがある」のです。これは、沖縄大学の桜井国俊・学長が、月刊の「世界」7月号に「新たな琉球処分としての日米グアム協定」という論考を寄せ、指摘しています。

 5年前の04年8月に沖縄国際大学に米軍のヘリが墜落した時は、海兵隊員が大挙して押し寄せ、同大学の学長ら大学関係者すべてを7日間大学から締め出し、もちろんマスコミも追い出して、証拠物件を残らず持ち去ったのです。自民党政府はなにひとつ抗議もしていない。桜井学長は「もし同じようなことが起こったら、学長の許可なしに米兵が学内に立ち入ることは認めないとの宣言文を米国ブッシュ大統領(当時)と日本国小泉首相(当時)に送った。こんな宣言を大学の学長がせざるを得ない、それが沖縄がおかれた状況である」と記しています。  

 辺野古への新しい基地建設は日本の予算で、アメリカ軍のためにつくるもので、米軍は”グアム移転”という言葉でごまかしながら、実態は沖縄の基地の最新鋭化であり、米軍の”焼け太り”とも指摘しています。

 故後藤田正晴元官房長官は、死の直前の03年に「国の安全は全部アメリカ任せだから、今のように日本はアメリカの『属国』になってしまった」と、発言しています。

 桜井学長は「日本が米国の『属国』ならば、沖縄は米国の『軍事植民地』ということになろう。沖縄県民が国民として誇りの持てる外交政策を日本政府に強く求めたい」と結んでいます。

 私たち自身が、自分の問題としてこの沖縄問題に取り組まない限り、自分の人間としての誇りも虚ということになると考えています。どんなに正義を主張してもどこかうさんくさいことになると、自分のことを思います。 


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