いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

軍服を着て討伐したくなる気持ち

2009年04月12日 21時22分42秒 | 日本事情


■ひろひとさんが2・26事件の時、内閣が蜂起軍の扱いに逡巡しているのを見かねて、自ら近衛兵を率いて鎮圧するぞと言ったとされている。

■さて、山縣有朋。

 なお、この年の秋頃、山県は新椿山荘で病臥していたが、彼は警視庁が社会主義者の家宅捜索を行って押収した書類をまとめたものを杉山茂丸に示して、自分はこれだけは是非ともと思い、医師、看護婦の制止をきかずに目を通した。この中には、一度読んだら忘れようとしても忘れられぬことが沢山書いてある。自分は軍服を着て彼らと戦って死ねないのが残念でならない、と昂奮して語った、という(杉山其日庵 『山県元帥』)。 岡義武『山県有朋』

「一度読んだら忘れようとしても忘れられぬこと」ってどんなことだろうと興味津々ではあるが、この発言は山縣が2月に84歳で死ぬわずか3か月ほど前。恐るべき執念。

この強固な執念こそ幕府を転覆させ、大日本帝国を産み、20世紀初頭までは生き延びさせた原因。

山縣が幕府・政府軍に反政府チンピラ兄ちゃんとして歯向かった長州征伐の時、徳川幕府の最高権力者は"自分は軍服を着て彼らと戦って死ねないのが残念でならない、と昂奮し"たりはしなかっただろうから。

▼蛇足; 薄められた有朋。

小沢秘書逮捕問題。おいらは、陰謀とか国策捜査とか全然すんじないのだけれど、小沢秘書を逮捕した検察官(ティーム)こそこの有朋の「自分は軍服を着て彼らと戦って死ねないのが残念でならない」的エトスで、つまりは国策捜査ならぬ「官」策捜査を、行っているのではないかと邪推する。もっとも、「戦って死ねないのが残念」ではなく、思いっきり戦っているのではあるが。

●さらに、妄想を炸裂させると、この担当検察官は「あの筋」(官ならぬ、思いっきりの在野勢力but現在与党)の人なんでないべか? なんか「あの筋」会は文官に隠然勢力を作っているというのは公然の秘密。元の代表(?)も検察だった。(官の手先、官先、wao!)

つまりは、小沢一郎さんが与党を揺さぶるため(か?)、数か月前、選挙区を変えることをちらつかせ、O代表の選挙区から出馬か!?とか盛んにアドバルーンを上げさせていた。そのしっぺ返しでないべか? 以上、改めて申すあげます、妄想です。北野誠センセ、めげずにガンガレ!