いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

廃屋

2009年04月10日 20時43分51秒 | 筑波山麓


■今日の謎: 日本書紀 燃ゆる水 燃ゆる土

燃ゆる水 燃ゆる土とは、原油と石炭原石と容易に想像がつく。

けど、それは素人考えの気がする。

なぜなら、原油や炭鉱で掘り出したままの石炭に、チャッカマンで点火しようとしても、たぶん、発火しない。

現在われわれは、灯油やガソリン、そしてコークスを燃やして使っている。

つまり、原油や石炭原石は加工(原油の蒸留、石炭の乾留)しないと使い物にならない(石油化学工業・石炭化学工業)。そもそも前述のようにそう発火するものではない。

日本書紀の時代にどうやって、原油や石炭原石は、燃えたのだろうか?

考えられるのは、その当時、剣などの金属加工を木材燃料を用いて行っていたはずなので、その高温状態の「炉」に原油や石炭原石を入れると、燃えうる。