ニザームッディーン・ダルガー、に行く。ニザームッディーンとはイスラム教のひとりの著名な聖者らしい。その廟。
この日別のイスラムの廟に行ったこと(別途記事予定)とあわせて気づいたのだが、外から本丸の廟、棺にたどりつくためには迷路をくぐらなければならず、その迷路というのはイスラム教の世俗人の商売でもあるし、「傷ついたもの」・恵まれないものの巡礼信者との面会の通りでもある。
インドのムスリムというのはたぶん独特の立場にあるのだろう。ムガル帝国時代は支配者の宗教、そして印パ分離ではイスラムはパキスタンに分別し、インドのムスリムはヒンドゥー過激派に迫害されたり、報復したりしている。
パキスタン庶民ムスリムの少なからずは隠然・公然とタリバンを支援しているが、このデリーのムスリムがタリバンを援助している気配はない。
廟に向かって歩いているつもりでも、どう見ても廟に着かないだろうという小路をやけになって行くと、人がふたりもならんで入れなさそうな階段があり、結果そこが入り口だった。他のイスラム寺院と同じく、靴を脱いで入る。というか、そこは小路なので、靴を脱いで歩いた。そうすると上記の廟にたどり着いた。