いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

他人の戦争と自分の戦争、あるいは、横田を還さないふたり

2007年10月31日 20時02分03秒 | インド・2・4・5回目



デリー、インディアンゲート(インド門)。

大英帝国王の属領であったインド帝国出身の第一次世界大戦での戦没兵士の名前が刻まれている。

ユーラシア大陸のインド半島から、同じくユーラシア大陸のヨーロッパ「半島」くんだりまで連れて行かれて、死んだインド兵士9万人。

先の大戦の日本人死者は300万人で軍人は100万人とのこと。 実に先の大戦の日本軍人戦没100万柱の十分の一のインド人兵士が、自分とは何の関係もない戦争で死んだことになる。



第一次大戦時、大英帝国の戦争に協力すれば、属領の地位も向上しひいては独立できるだろうとの見通しでインド属領民は戦争に参加したと伝えられる。

今、どこかで聞く話じゃないか?

属領の地位は向上したかい?

まだ、財産はたいて、「壷」さ、買ってんでねーべか?

「横田」は、還(かえ)してもらったのかい? 2重の意味があると書いたあと、今気付いた) 

他人の戦争で死んでうれしいかい? 

というか、ぬっぽん多数派の風潮は、給油なら死なないんだからいいじゃないか、というものだ。

こんな「安上がり」のご主人様への御奉仕で、われらが安泰なら、えーじゃないか!
というものである。

最悪である。 こんなクニは、もう滅ぼせ!

他人の戦争を手伝うほど日本周辺は安穏なのか? 自分の戦争があるだろうに!自分の戦争が!

それにしても、ネットが1990年代後半始まって、「日英同盟が破綻したのは大日本帝国が第一次世界大戦に欧州に陸軍を参戦させなかったからだ」と嘆く人を初めて見たのでびっくりした。 世の中にはいろんな意見の人がいるんだなと驚いた。

■ 横田 を還さない ふたり。