【仙台トリビア】 -子クマさんは広瀬川を渡ったのか-
米ヶ袋で小熊さんが捕まったと聞いて驚くやらニコニコするやら。米ヶ袋は片平丁と広瀬川の間の地域であり、片平丁は平らな土地であるのに対し、米ヶ袋は低いところを流れている広瀬川に向かって傾斜している。この土地の高低は河岸段丘から成り立つ仙台の典型である。一方の片平は藩政時代最上級の家臣の屋敷があった地域であり、米ヶ袋は鷹匠関連の人たちが住んでいたとされる。片平と米ヶ袋の間の通り、つまり大学や裁判所の西側の通りが、片平が載っている河岸段丘面の西端なのである。その通りを北上するとき、平地は右手にのみ広がるので、片平というのである。
さて、広瀬川は片平や米ヶ袋がある街とお城がある山を分かつ。子クマさんはやはり山から来たのだろう。事実、昨日は八木山?でクマさんが捕まったらしい。しかし今度米ヶ袋で捕まったということは、山から川を越えて街の方へ来たということである。
川を越える子クマさんを想像すると楽しい。願わくば、鮭でも上ってくればいいのに。