文藝春秋社の雑誌、『諸君』の9月号のワンコーナー、古本蟲がゆく②で、岡山の「万歩書店」が紹介されている。イラストレーター 池谷伊佐夫。
在庫50万冊だって。
おいらは10年ほど前に一度行ったことがある。当時、おいらは岡山に本拠地のある組織に属していた。喩えて言えば、岡山藩の江戸藩邸で下足番をしていたようなものだ。そういう組織だから岡山の人が多く、数度しか行ったことがない岡山の話はよく聞いた。そんな中、「岡山にはとにかく巨大な古本屋があるんだよ。売り場が壮大で通路は何条何丁目と住所付けがされているんだよ」と聞いた。当時は新刊書店でも大型店はめずらしく、古書では大型店なぞなかった。ブックオフがいつ出現したか知らないが1990年代前半はそうなかった。今思えば、当時インターネットなんて発達してなかった。だから実際あっても、情報としては行き渡ってなかった。
行きましたよ。岡山、万歩書店。地図に印つけてもらって、今も乗ってるR31スカイラインで。岡山での仕事のついでに。当時は流浪人生の真っ只中で、本なぞ手元に置けないのでわずかな冊数を買った。買ったのは新書が多く、当時絶版だったものをリストアップして行った。そうすると、リストアップしたもののほとんどが見つかった記憶がある。
10年以上前の話だ。
◆岡山、万歩書店とともに紹介されていた、倉敷、蟲文庫の店主さんのブログはこちら;
蟲文庫 店主@みつあみ ブログ