
昨年の8月に東京、オペラシティで
開催された「カフェ研究会」で、
電通のとても面白い人がこんな話をしてくれた。
「知ってますか?面白いっていうのは
どういうことか。 目の前が真っ白になるって
ことなんですよ。」目の前が真っ白になる、、、
その時には 話をきいてて面白い!!とは
思ったけれど(たとえばファッション業界では
イベントの招待状に帽子とかTシャツにメッセージを
印刷して送ったりもするらしい)私には
その「目の前が真っ白になる」というのは
あんまりぴんとこなかった。
ところが前回フランスに行ってからというもの、、、
目の前が本当に真っ白になる。
そんなのありなの?
ということが
本当に目の前で起こってて
ああおもしろいなあ 21世紀の
同じ資本主義の先進国で
同じ都会に住んでいるのに
こんなにも違いがあるのかあ、、
表面だけをみていたら
あまりわからないかもしれないけれど
彼らの考え方だとか 振る舞い方というのだろうか
そういうのを見ていると 相も変わらず
私はびっくり仰天をして
そんな驚きができたそのことに
なんだかうれしくなってしまう。
フジタは「フランスに慣れるには
彼らのようにものをみて
決して驚かないことですよ」と言っていたけど
そうは言っても彼だって パリについたばかりの時に
ピカソやルソーの絵をみてびっくり仰天をして
自分の持って来た絵の具箱を床に叩きつけたり
したわけで それにマンレイもパリに来た初日に
シュールレアリストたちに案内されて
彼らの遊びっぷりをみて
頭がぐらぐらしていたという。
おそらくそれは観光で
自分一人でパリをみててもわからない
誰かがどこかに連れてってくれ
そこで説明され体感したとき圧倒されて
「こ こんなものがあったとは、、、」という
まさに目の前が真っ白になる そんな驚きなのだろう。
私は本の中で複数の視点を持つことと
創造力について書いたのだけど
驚きと創造力にもかなり関係性があるのだろう。
最近は通訳ガイドの二次試験
(なんと一次に合格したのです!!)
の勉強をかろうじてやっていて
たまにフランス人の友達に手伝ってもらい
質問をしてもらうと その度に頭が真っ白になる。
「相撲とは何か?その起源は?相撲はスポーツなのか
宗教的なものなのか?」「禅とは何か?その起源とは?」
など 問われてみると す、すみません、、、と
言いたくなって またあとから調べ直して
はーなるほどねと勉強になる。
ところで何で頭が真っ白になるかといいますと
その知識がどうこうもあるだろうけど
問い方が日本的じゃないんだな。
今日は旦那に「問題だして!」と言ってみたら
「じゃあお寺の伽藍にあるものは?」
「えーっと金堂と講堂と塔と、、、」と
解答してみてなんだか辺な気分になった。
これ とっても日本的!つまり暗記してればいいんだな。
日本の歴史の試験方法はいつだって丸暗記!で
私は成績だけはよかったけれども結局暗記で
テストが終わるとあれよあれよと忘れてしまい
「はて この人は誰だっけ?」となってしまう。
そしてテストの度に勉強するけど なんだか頭に入らない。
それに対してフランス人の物事に対する問い方は
「Aとは何か?それは何故か説明せよ」的なんだよね
そうしてそんな風に考えたこともなかった私は
ガツーンと頭に何かをくらって
だけどそれが面白い。
何故?どうしてそうなのか?
そこに隠された意味はあるのか?
そうそれが学びたくって だけど
日本語ではそれを書いた本があんまり見当たらなくって
だから私は外国語 でそれを読めるようになってみたいと
留学していたときに思った。
あの時はまだ難しすぎた、フランス語で日本を
読みとく本が 今は私の唯一の参考書になっていて
それをなんとか読めるようになった自分がとても嬉しい。
外国の視点から日本をみてみる
そしてそれについて論じてみたりすることは
私がかつてパリで覚えた なんともいえない楽しみで
パリのカフェ で 日本についての話をすること
それだけが私の楽しみだった。
そんな時からいろいろあって
いつかガイドができるだろうか
私がガイドをするのなら
観光名所だけじゃなくって
グリーンツーリズムだったりとか
地方の面白いカフェだとか
滞在型で農村文化に触れられるとか
そういうのを もっと広めて
相互作用ができたなら
きっと面白いのだろうな。
パリと日本で ガイドの資格がとれたなら、、、
それこそきっと 面白い。
まずは勉強をすることか、、、