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パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

パリ カフェツアー vol.7 Paris-Bistro質問会とパリジェンヌ宅の料理教室

2011年12月10日 | パリカフェツアー


 ツアーが終わってほっと一息、ようやく
Paris-Bistro.comの事務所を訪れた日に
事務所の前で美人に声をかけられた。
「ああ、ミキじゃない!」「? ああ、ファリーダ!
誰かと思った!なんだかいつもと違うねえ」
「今日は撮影があってね それで化粧をしっかりしてるの」


 ファリーダは何の偶然か運命か 私が
事務所の帰りに息子を遊ばせていた公園で
出会ったまばゆいほど素敵なフランス人で
こんな人と出会えるんだったらママでよかった!!と
心底ママであることを感謝してしまった素敵な人だった。
彼女はよく旦那さんとも公園に来ていてものすごく素敵な
カップルで 私は彼らを見る度に憧れていたのだけれど
そんな彼らは日本が大好きとのことで 私たちにも
興味を示し 最後には食事に誘ってくれたほどだった
(時間がなくて実現されなかったけど、、、)




 さて、そんなファリーダは料理研究家でテレビにも
出ていたという情熱の人らしく、彼女といろいろやりとりをして
今回のツアーで料理教室を開催してもらうことにした。
それで事務所の前で感想をちょっときいたら
「まあ本当に素晴らしかったわ!日本人って本当に素敵ね
彼らはみんなモチベーションが高くて吸収しようという気があって!
フランス人むけにもアトリエをやったことがあるけど
彼らったらね お金払ってやってくるのに「うちでは
こんな風にしないな」とか「まあこれはこういうものだよね」とか
なんか知ったかぶりしてちょっと嫌な感じなのよね!
そんなんだったら家にいたらっていってやりたいわ!」と
面白い会話がはじまって あーこういうフランス人っぽいところ
楽しいなあ 好きだなあと思いながら聞いていた。



ファリーダとは何故かやたら話があって 同じ母であり
自分の道を追求しようとして本を書いたりもがいている
彼女は私にものすごく勇気をくれた。
これからも 彼女から学ぶことはものすごく多そうだ。


 「あのね偶然っていうのはないのよ 私達が出会ったのも
きっと何かの運命なのよ、、、」そう言ってくれたファリーダ。
不思議なことに 彼女の話す言葉は一言一句としてわからないことは
ないくらい そして話す度に「ミキは会う度にフランス語は上達している!」と
言われるくらい 彼女とはウマが合うのか話がしやすく いつまでも話していたくなる。
そんな人に出会えてよかった 彼女が勇気を与えてくれて
それで私も強くなったと最後にお礼を言ったら彼女は涙ぐんでくれいていた。
そんなファリーダの料理教室 そして5日目のお話です。


 

 「パリに行ったら朝のセーヌ川を散歩してこいって言われてるんです」
という影山さんの一言で なんとかセーヌ川を予定に組み込み
5日目は小雨のセーヌ川でスタート。サンミッシェルから少し歩いて
かなり寒いしもう上がりましょうかといって、Maison Kayserのある通りへ向かう。
kayserで盛り上がりながら みんなパンやらフィナンシェやらお菓子を買って
うう寒い!ということで 早速一軒カフェに入った。とにかく
この日は寒かった。ここのカフェは私がまあまあ好きなカフェで
テラスは普段は喫煙なのに、禁煙にしてあげてもいいよと言ってもらって
12人で入れてもらった。おいしいリシャール社のカフェクレームには
ビスケットも一枚ついていて これがカリカリしていて美味しい。
同じものを日本で食べるとなんだかあんまりおいしくなくって
湿気ているのは気候の違いのせいなのだろうか?
私はこのコーヒーにビスケットがただでついてくる店というのが
お得感があって大好きなので そんなのどうですか?と
影山さんにすすめてみたり。あのカフェには一枚のクッキーが
とても似合いそうな気がするのだけど。




 さて、それから常設マルシェで賑わいがあるかな と
思われていたムフタール通りに行ってみたけど
月曜日なのにけっこうお店がしまってた。日曜があいているのかな?
私が以前みたときの活気とはだいぶ違って人通りも少なくて
あれ、これはあんまり面白くない、、、と時間もないので
どこかで食べて先を急ごうと思っていたら 途中で
信じられない値段のキッシュ屋さんを発見!
なんとイートインで飲み物ついて5ユーロだって。
しかもキッシュとタルトは全て手作り。ありえない。
みんなで賛成!ということで さっそくこの店でお昼ご飯。




 こぢんまりとした学生街らしいこの店は 手作りの
ジンジャードリンクもあるらしく たいていの人は
それを頼んで 大振りのキッシュをほおばり満足げ。
パリでは意外とキッシュをイートインで食べれるところはないし
ここは本当に種類も多くて美味しかったのでおすすめです。
お腹に余裕さえあったのならば 甘いタルトも食べたかった!
でも今日は料理教室で甘いものがたっぷり待っているのです。


 さて、お腹がほっとした後は急いでメトロにのって
Paris-Bistro.comの事務所へ向かう。ここで代表に
いろいろとパリのカフェに関する素朴な疑問を
ぶつけてみようというわけですいうわけです。
着いてみると代表はびっくり。「こんなにいるの!!
2人なのかと思ってた。」彼は私の発音が悪かったために
12人を2人と聞き間違えていたらしい。「まあでも
入って入って」と驚きの12人を迎え入れ
「うーん12人分のコップはないな でも
お茶をいれよう」とか言いながら 質問会がはじまった。


 ここで私は急遽通訳をすることになったので
あんまり質問の内容を具体的に覚えていませんが
でたものは確か「パリのカフェの家賃はどれくらい?」とか
「パリのカフェのギャルソンの給料はどれくらい?」とか
あと、、、なんだったかなあ こればっかりは
他の人のメモがみたいです(泣)

 質問をして答えをきいて みんなかなり興味深いげで
一旦は代表の答えに「そんなに安いの!」とか「そんなに
高いの!」とか驚いたりもしたりしながら でも
フランスのしくみを彼が説明していくと あーまあ
日本とあんまりかわりはないのかな とか フランスでも
個人経営のカフェはどんどん減ってるんだなあとか
そいうことがわかったそうです。(ちなみにパリ市内で
今個人経営の小さなビストロ、カフェは6000軒なんだそうな
意外と少ないですよね!チェーン化に入ったもの(クーポールとかも)
は含みません。)


 あとみんなが印象に残ったらしいのは フランス人にとっての
ビストロ、カフェの使い方かな?彼らにとってはビストロは
伝統があってくつろげる場で、老若男女誰でも行ける。
リラックスできるからこそ、契約を結びたい時に使われたりも
するそうな。相手もこちらもリラックスしていい関係を結びたい時
ビストロはレストランよりいいそうです。いつでも行けて
だいたい知ってる安心したメニューがあって 気軽で気楽な
街のカフェ そしてビストロ それらは誰かとのいい出会いの場。
そんな場所 まさにサードプレイス!なそんな場所 のある暮らしって
本当にいいですよねえ、、、日本に帰って何週間かして
ものすごく恋しくなるのはこういうビストロ的フランスの
コミュニケーションなのかもしれません
(代表はビストロにいくとものすごいコミュニケーションしまくってる
もちろんジャーナリストで仕事を兼ねてというのもあるだろうけど)



 さて、急いでまた事務所を後にして 今度は今日のハイライト
ファリーダの家の料理教室。事務所の前の公園で出会っただけあり
事務所から5分もかかりません(ちなみに17区 なかなかいい地区です)


 さて、ファリーダに迎え入れてもらい 今度は私は同時通訳!
人生初の試みでしたが、彼女とならやれるかもしれない、と
思ったらなんとかできました!


 今日のメニューはプルーストのマドレーヌ、ハシバミの実と
オリーブオイルを使ったケーキ、タルトタタンに自家製ココア、
牛乳のジャム。それでフランス風Tea Timeを楽しもうということでした。




 料理を作るごとにその料理の説明をして、それから調理に
入っていきます。プルーストやらタルトタタン、知っててよかった、、、
本当に今回はParis-Bistroの仕事に多いに助けられました。
なんでこんなの訳すんだろう?どういう意味?と思っていた様な
ことの多くが フランス人にとってはかなり大切なものだったんだと
今回の旅で思い知ることができました。あそこであれだけ
訳して勉強してなかったらこりゃ説明はできなかった
そうタルトタタンはタタン姉妹が失敗してつくったお菓子なんだよね、、、


 とはいえ本当のタルトタタンを見ると日本でタルトを
見慣れている私たちからすると?という感じ。これがタルト?
だって生地が上にきているんだもん なんだかとても変な感じ。
「タルトタタンはね 家でつくるとどうしたって見た目は悪いの
お菓子屋さんと同じようにはできないわ。でもすっごく美味しいんだから!!」
無農薬のリンゴをたっぷりつかってキャラメル化させてつくった
タルトタタンはとっても美味しかったです。


 それからハシバミの実とオリーブオイルをつかったケーキは
ほどよい甘さで口当たりもとても軽やか。フランスで重いものに
慣れてしまった私の胃はとても喜んでおりました。これは
また息子と作りたい!のでハシバミの実(noisette)が
手に入ったらやってみようと思います。


 プルーストのマドレーヌは、マルセル・プルーストの『失われた時を
求めて』の中で、主人公があるマドレーヌを口にしたとき、少年時代の
多くの出来事が眼前にぐわっとよみがえってきたという話で有名で、
今ではフランス語のひとつの表現として、「子供時代を想起させるもの」
としてつかわれているそう。このマドレーヌもふんわりとした口当たりで
とても美味しかったです。




 to be continued...


フランスに行くなら

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