alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

自由と安全

2009年08月02日 | 女の生き方

 先日困り果ててた私を見かねてワークショップを
してくれた友人が 私にこんな質問をした。

「みきちゃん 自由の反対って何だと思う?」
はて、自由の反対、、、?
東大のカフェ研究会でコメントしていた先生は
カフェの反対は何だと思いますか?と聞いて
「組織です」と答えてたけど 自由の反対、、、?

 答えをつい求めてしまう私はといえば
自分で答えを探すふりをしながら
「早く答え教えてよー」と思ってた。
そうして彼はこう言った。「自由の反対は安全です。」

 ほんとかなー なんだか微妙に
ベクトルがちょっと違うような気もするけれど
彼はそう断言してて そうなのかなあと思ってみると
あれ あれ あれ?ワークショップで「自由がほしい!」と
叫んだ私は 母という まさに安全ばかりを気にしてるような
そんなところにいるではないか!! そ そんなあ、、、


 母になると 安定性を求めたり
外に出るのがおっくうになってしまったり 何かと
心配性になってしまったり 子供がけがをしないようにとか
何かあったりしないように また 何かあったときのためにと
やたらと荷物が多くなったり 心配だけで押しつぶされて
どこかに行くのが嫌になったり 行くのはよくても
帰るのがしんどいなあとイメージしたら
それだけで萎えてしまって動けない そんな状態が続いてしまう

 それって自由とほど遠い!?
自由って そう 不安定で ちょっと危険な そんな状態
それが楽しいわけだよなあ


 そんな困難に直面してる(?)私を見かねた
また別の友人が 今日はパーッとやろうじゃないかと
多摩川河川敷で花火大会を提案してくれた。
「れんちゃんは連れて来ちゃ駄目だからね!
ちゃんと息抜きしないとね!」と彼は念を押し
待ちにまったこの週末が やってきた ら 大雨だ。

 あーまた萎える!もう中止かしら
大丈夫かな ゲリラ豪雨とか そんな心配ばかりする。
それでも時間になったら人は集まり 雨なのに
花火を持って ビールを買って 橋の下へと向かっていった。
そしたら大きな橋の下には すごい人だかりができていて
みーんな雨に濡れそうなのに バーベキューをやっていた。
なんと子供もけっこう来てて こんな天気なのに
すごいなあと驚かされる。 それで我等も橋の下へ行き
ビールを飲んで時を過ごした こうしてこんな川へ来て
うらやましいなあと見るだけでなく 我等もそんな一員になり
馬鹿みたいに 裸足で歩く男子学生を横目に見ながら
おしゃべりするのがなんだか楽しい。


 私たち も 年をとり 学生のときから10年たって
なんともうすぐ三十歳で だけどこうして雨の日に
馬鹿みたいに花火をしにくる それってなんだかとってもいい!

 ようやく日暮れの時間になって 川辺に行こう!ということになり
男子はどんどん進んでいって 私だけが一人おびえてた
「えーもっと雨降っちゃったらどうすんの!?!
ここも川になって流されちゃうよー!」本気で心配している私を彼らは
馬鹿じゃないの?と言いながら 理論的に流される心配はない!と
力説してくれ ようやく川辺にたどりつく。
そこで友人が私にこういう。「美樹さん保守的になったねー!
コンサバよコンサバ!」 ちょっとドーン。 そうだよなあ
「だってお母さんなんだもん 私が死んじゃったら、、、」
なんて口では言ってしまうけど 私が一番臆病で
私が一番保守的だった。 それは自由とはほど遠くって
彼らがなんだかうらやましい。 確かに自由というのはリスクとひきかえ
泊まる場所はないかもしれない 誘拐されるかもしれない
帰って来れないかも知れないけど それでも行こう!
そういうの が 自由なのかな。 「かな」 とか言っている時点でもう
「おいおい イイダミキー!」と言われそうだけど
臆病者になったなあ。


 それでもみんなが構ってくれて なんとか花火を持ってみたり
暗い川辺に寄ってみたりと みんなと一緒に楽しめて
そしたらなーんだ そんなもんかと 思っていたほど怖くはなくて
母という身分になって 心配性になったもんだと
それをちょっとでも打破してかないといけないんだな
そうしないと「自由」はない と思わされる

 旅に出るのは れんちゃんをつれてどこかに行くのは
行く前の心配が一番しんどいことで
行ってしまえばなんとかなった 何かがなくても
なくてすませるしかなくて 余分なものがいっぱいあった
旅慣れたなら フランスにも 行ける日がいつか来るのかな
自由な私は母になり 他人の生命を預かっているわけだけど
たくさんの人に助けられたら なんとかやっていけるのだろうか
東京には仲間たちがいて みんなとっても優しくて
そんな人達と この先一緒に子育てしたい
自由に子育て?できるかな。


フランスに行くなら

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