Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

北京五輪団体男子FS

2022年02月06日 14時07分17秒 | フィギュアスケート

 北京オリンピック・フィギュアスケート団体戦男子フリージャッジスコア)。

ロマン・サドフスキー(カナダ) FS:122.60
 「Chasing Cars」♪ ピンクにグレー。4サルコウ、ステップアウトで手をつく。3ルッツ+3トウはきれいに決まった。アクセルが1回転になり、3ループも安定しない 後半のルッツもパンク、つなぎでの転倒と実力が出せず、、、
 もしかして、フリーがあると本気で思ってなかった? 滑らかなスケーティングはそれだけで見惚れるけど。

金博洋(ジン・ボーヤン JIN Boyang)(中国) FS:155.04
 「Invocacion y danza」「Bolero」♪ 赤Vネック。まず高さのある4ルッツを決める。4トウはちょっと着氷が乱れた。3アクセル+オイラー+3サルコウ、4トウ+2トウと頑張る。最後のフリップは2回転になった
 スパニッシュギターでボレロ、きびきびした動きでステップ、力強いジャンプを織り込んだコレオ。オリンピックの舞台をエンジョイしていた

マルク・コンドラチュク(ROC) FS:181.65
 「ジーザス・クライスト・スーパースター」♪ 白カットソーに赤パンツ。冒頭の4トウはややこらえたが大丈夫。3アクセルばっちり、3アクセル+2トウ、両手上げ3ループと決めていく。後半に4サルコウ+3トウ、単独4サルコウと鮮やかだったが、両手上げ3ルッツ+オイラーのあとフェンスに寄り過ぎ、なんとか2サルコウをつける。
 ステップは細かい動きで、コレオは最後の最後に、ミュージカルのクライマックスのようにドラマチックに演じた。
 終わって氷に突っ伏す。力を振り絞った

鍵山優真(日本) FS:208.94
 「グラディエーター」♪ 黒にゴールド。迷いのない顔で位置につく。冒頭の4サルコウ、スムーズ。4ループ、少しオーバーターンしたがそれだけ。4トウ、3アクセル+3トウと隙がない。
 丁寧で回転の安定したシットスピン、一歩ずつその軌跡をじっくりと見せるステップ。後半4トウ+オイラー+3サルコウ、3フリップ+3ループ、3アクセル、揺るぎない。決まった瞬間笑みがこぼれる。
 ぐ~んとグライドしていくコレオ、ボーカルと一体化して美しくパワフル。そのままスピン、姿勢も軸もしっかり。
 膝をついて両手を広げてフィニッシュすると、うんうんと頷いた。
 ジュニアの頃から優れた才能が見えていたが、今ここで更なる覚醒 泣けてきた
 得点を見て歓声に包まれる日本チーム 自己ベストを10点以上更新
 
ヴィンセント・ジョウ(アメリカ) FS:171.44
 「グリーン・デスティニー」♪ 白にグレーで模様。4ルッツは少し傾いたが大丈夫。フリップが1回転に 4サルコウ、4トウと下りる。
 ゆったりと大きなイーグルを繋ぐコレオの後、4サルコウ+3トウ、3アクセル+オイラー+3サルコウ、3アクセル+2トウと決めてきた。
 シットスピン、ラストのコンビネーションスピン、ポジションや腕の使い方が好き パン!と腕を広げてフィニッシュ。
 4ルッツにq、単独4サルコウと4トウで回転不足。画面左上のランプがいちいち黄色(審議中)だったが、やはり点が伸びなかった。

 結果、1位日本10ポイント、2位ROC9ポイント、3位アメリカ8ポイント、4位中国7ポイント、5位カナダ6ポイントを加算。
 現在のチーム順位は、1位ROC45ポイント、2位アメリカ42ポイント、3位日本39ポイント、4位カナダ30ポイント、5位中国29ポイント。
 日本は4位との差を9ポイントとして、メダルに大きく近づいた。ROCは逃げ切り優勝が見えてきて、アメリカは追いつくのが厳しくなったかな。
 明日はペア→アイスダンス→女子の順にフリーが行われてメダルが決まる。。。どきどき 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北京五輪団体女子SP

2022年02月06日 12時15分50秒 | フィギュアスケート

 北京オリンピック・フィギュアスケート団体戦女子ショートプログラムジャッジスコア)。

朱易(ジュー・イー ZHU Yi)(中国) SP:47.03(10)
 「Paint It Black」♪ 紫に黒ストーン。国内の選考会を勝ち抜いてエントリーしたが、3フリップ+3トウでフェンスに近寄り過ぎて転倒。2アクセルはきれいに入ったが、ループが1回転になって無効0点となってしまった。
 じわじわと曲が盛り上がるところで大きく体を使ってステップ。スピンはレベル4を獲得した。

アナスタシア・シャボトワ(ウクライナ) SP:62.49(7)
 「Carol of the Bells」「Schedrick」♪ 白に赤い花、緑のスカート。3アクセルは回避して2アクセルで。両手上げ3フリップ、両手上げ3ルッツ+両手上げ3トウをきれいに決めて笑顔が浮かぶ。空中も着氷も姿勢がきれい。
 丁寧できちっとした姿勢のスピン、可愛らしい所作のフィニッシュポーズ。終わってほっとしたのか、悔しかったのか、一瞬涙ぐんだ 減点1は?

エリシュカ・ブレジノヴァ(チェコ) SP:61.05(8)
 「Sweet Dreams」♪ グレー。兄ミハル、コーチの父も見守る中、両手上げ3ルッツでオーバーターンしたが根性で3トウをつける。3フリップ決まり、キックから片手上げ2アクセルがカッコいい。
 アップテンポになってステップ、「ダイナミックに動けていた」と解説・鈴木明子さん。大人の体つきできれいな筋肉が躍動する。クールなポーズでフィニッシュ、自己ベスト更新にチームみんなで万歳

アナスタシア・グバノワ(ジョージア) SP:67.56(4)
 「Une vie d’amour」♪ 黒に赤ストーン。女性ボーカルのシャンソンに乗って、3フリップ+3トウがきちっと入る。2アクセル、後半両手上げ3ルッツも難なく決めた。
 キャメルスピンの回転速く、コンビネーションスピンも安定している。ステップの一歩が大きく、体の使い方も伸びやか。ヘアカッターの背中にもう片方の手を添える姿勢のレイバックスピン。
 終わってチームに笑顔を向けた

ララ・ナキ・グットマン(イタリア) SP:58.52(9)
 「Maria and the Violin’s String」「Elizabeth」♪ 右回りジャンプの選手。ピンクと紫。コンビネーションジャンプは両手上げ3ルッツ+片手上げ2トウにした。片手上げ3フリップを下り、レイバックスピンはせずに面白い入り方のシットスピンを見せる。
 ステップは「リンクを大きく使えている」と解説・鈴木明子さん。フライングキャメルスピンの着氷で「ぶれてしまった」ところが惜しい。全体に所作が美しい

マデリン・スキーザス(カナダ) SP:69.60(3)
 「My Sweet and Tender Beast」♪ 紫。右回りジャンプの選手。3ルッツ+3トウ、高さも幅も出てきれいに下りた。3ループ、2アクセルと決まると本人もうるっとしているようで、アドレナリンが出ている感じでぐいぐいとステップを踏んでいく。
 ヘアカッターからビールマンをじっくり見せるスピンで終わり、力強くガッツポーズ。自己ベスト更新でトップに立つ。これはカナダの決勝進出決まったか。

ニコル・ショット(ドイツ) SP:62.66(7)
 「Adions Nonino」アストル・ピアソラ♪ 黒に赤をあしらう。3フリップ+3トウがきれいな流れ。3ループはqがついたが、2アクセルきちっと入る。腕の使い方、足さばきがタンゴらしく、大人の雰囲気。胸に手を添えるレイバックスピンで余韻を持って終わる。
 いい演技で思わずガッツポーズ。

樋口新葉(日本) SP:74.73(2)
 「Your Song」♪ パステルカラーで黄色青紫など。緊張の中で柔らかな微笑みを浮かべながら、高さと流れのある2アクセルから。3ルッツ+3トウをしっかり、3フリップも美しい軌跡。
 ボーカルと共に歌っているような表情で、一つ一つ心を込めるステップ。ヘアカッター姿勢をじっくり見せて終わる。じわっと心に響く演技、オリンピックでついに出来た

カレン・チェン(アメリカ) SP:65.20(5)
 「Requiem fora Tower」「Requiem for a Dream」♪ 黒にブルーのストーン。3ルッツ+3トウ、高さがある。2アクセルも余裕だったが、3ループで転倒
 それでも得意のスパイラル、パール、ヘアカッター、ビールマンと見せていくレイバックスピンなど、見せどころはたくさん。

カミラ・ワリエワ(ROC) SP:90.18(1)
 「In Memoriam」♪ 紫。長めのスカートが大人っぽい。両手上げ3アクセル、両手上げ3フリップ、後半両手上げ3ルッツ+両手上げ3トウ、と完璧 「下りたフリーレッグがつま先まで伸びていて美しい」と解説・鈴木明子さん。キャメルスピンの腕の使い方、高く足を上げた姿勢がとても素敵 ステップは長い手足を存分に動かして踊る。レイバックスピンも全ての姿勢をきれいに見せていく。
 15歳だが子供っぽく見えないのは、身長があるのと所作が洗練されているからだろう。まるで男子?の得点をオリンピックでも普通に出してきた。

 結果、1位ROC10ポイント、2位日本9ポイント、3位カナダ8ポイント、4位ジョージア7ポイント、5位アメリカ6ポイントをそれぞれ積んだ。
 チーム順位は1位ROC36ポイント、2位アメリカ34ポイント、3位日本29ポイント、4位カナダ24ポイント、5位中国22ポイントでフリー進出。ジョージアも22ポイントになったが、ポイントの高い2種目の合計で中国に及ばず6位。
 イタリアは9位2ポイントしか積めず、7位20ポイントで3大会連続フリー進出を逃した。チェコが18ポイントで8位、ドイツ8ポイント9位、ウクライナも8ポイントで10位(上位2種目の合計による)。

 カナダがフリー進出したことによって、日本はフリーで取りこぼすとヤバいかも このあとすぐ男子フリー、鍵山優真くん頑張れ~~~

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五輪の最中だけど「フィギュアスケートTV!」

2022年02月06日 01時30分21秒 | フィギュアスケート

 いつも教えてくれるファン仲間&mixiに集う人たちに感謝
 2月のBSフジ「フィギュアスケートTV!」は明日6日の放送。この時期に放送しちゃうか~と思うが、五輪のフィギュアスケート団体2日目は午後2時前に終わる。ファンは余裕で視聴できるはず、というわけで
***
今回は、1月に日本各地で実施された大会の模様を中心にお届け。北京オリンピックの代表選手も参加した「名古屋フィギュアスケートフェスティバル」、大学生の戦い「インカレ」、高校生の戦い「インターハイ」、そして「冬季国体」での選手の活躍をご紹介。さらに、エストニアで開催された「四大陸フィギュアスケート選手権大会」の戦いもお送りする。
***
 今回は鈴木芳彦アナと上中勇樹アナが出演。スーさんこと鈴木アナが、四大陸選手権のアイスダンスについてがっつり語ると思われる インカレ、インターハイ、国体はそこでしか見ることがない選手もいるから、見ておきたい。
 五輪と併せて録画予約してから寝よう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北京五輪団体、最終結果予想

2022年02月06日 00時14分18秒 | フィギュアスケート

 北京五輪・フィギュアスケート団体の予選(SP&RD)結果を予想してみて、一応日本は3位以内でフリー進出できそうという結論。アメリカ、ROC以外の2チームはどこになるか? 日本に有利な組み合わせは?
 と、あれこれ考えているうちに、女子ショートプログラムの滑走順が発表された。ロシアと日本は予想通りだったが、アメリカはカレン・チェンを起用してきた
 カレン・チェンのSPシーズンベスト68.74を踏まえて、女子ショートプログラムの結果がシーズンベストのランク通りになった場合は、3位日本29ポイント、4位中国24ポイント、5位ジョージア23ポイントとなる。そこにフリーのシーズンベストを加えるとこうなる。(表内の順は予選終了時)

 日本は銅メダルに届くと予想。ただし、女子SPで中国が5ポイントくらい積み、日本が予定通り取れてなかったりすると、ポイント差が2か3くらいしかない状態でフリーに入ることになる。これはフリーでうっかり取りこぼすと危うくなる 女子フリー、きっちり9ポイント取って、中国との差を広げておきたい。
 一方、中国から見れば、ペアやアイスダンスで確実に勝てそうなジョージアが相手なら、追いつかれる心配なく日本を追えるからいいかも

 ジョージアではなくカナダがフリー進出した場合はどうか。女子が少なくとも4位7ポイントで23ポイントになり、ジョージアは5位6ポイント以下だった場合。

 ダンスで中国がカナダに負けると、その分日本は楽かも。

 イタリアが頑張って7位になり、アメリカがジョージアとカナダの両方に勝つと、イタリアにもチャンスがでてくる。

 日本としては、カナダが出てくる場合とあまり変わらない。

 可能性は低いが、中国がフリー進出できなかった場合。イタリアが6位5ポイント取るのは難しそうなので、ジョージアとカナダがそろって23ポイントになったケースを考える。

 大勢に大きな影響はない感じ、、、
 
 優勝争いを考えると、アメリカに金メダルのチャンスがあるか。ROCの男子がフリーで崩れるようなことがあれば、可能性0ではない
 とりあえず日本のメダルの可能性が高いとわかって嬉しい しかし油断してはいけない。ベストでなくてもいいから大崩れしないことが何より大事
 これって、、、駅伝に似ている。区間新や区間賞をみんなが取らなくてもいいから、ブレーキになる区間を作らないことが大事
 明日は女子ショートプログラム、続いて男子フリー。樋口新葉ちゃん、鍵山優真くん、応援してるよ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする