北京オリンピック・フィギュアスケート、団体戦女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
朱易(ジュー・イー ZHU Yi)(中国) SP:47.03(10)
「Paint It Black」♪ 紫に黒ストーン。国内の選考会を勝ち抜いてエントリーしたが、3フリップ+3トウでフェンスに近寄り過ぎて転倒。2アクセルはきれいに入ったが、ループが1回転になって無効0点となってしまった。
じわじわと曲が盛り上がるところで大きく体を使ってステップ。スピンはレベル4を獲得した。
アナスタシア・シャボトワ(ウクライナ) SP:62.49(7)
「Carol of the Bells」「Schedrick」♪ 白に赤い花、緑のスカート。3アクセルは回避して2アクセルで。両手上げ3フリップ、両手上げ3ルッツ+両手上げ3トウをきれいに決めて笑顔が浮かぶ。空中も着氷も姿勢がきれい。
丁寧できちっとした姿勢のスピン、可愛らしい所作のフィニッシュポーズ。終わってほっとしたのか、悔しかったのか、一瞬涙ぐんだ 減点1は?
エリシュカ・ブレジノヴァ(チェコ) SP:61.05(8)
「Sweet Dreams」♪ グレー。兄ミハル、コーチの父も見守る中、両手上げ3ルッツでオーバーターンしたが根性で3トウをつける。3フリップ決まり、キックから片手上げ2アクセルがカッコいい。
アップテンポになってステップ、「ダイナミックに動けていた」と解説・鈴木明子さん。大人の体つきできれいな筋肉が躍動する。クールなポーズでフィニッシュ、自己ベスト更新にチームみんなで万歳
アナスタシア・グバノワ(ジョージア) SP:67.56(4)
「Une vie d’amour」♪ 黒に赤ストーン。女性ボーカルのシャンソンに乗って、3フリップ+3トウがきちっと入る。2アクセル、後半両手上げ3ルッツも難なく決めた。
キャメルスピンの回転速く、コンビネーションスピンも安定している。ステップの一歩が大きく、体の使い方も伸びやか。ヘアカッターの背中にもう片方の手を添える姿勢のレイバックスピン。
終わってチームに笑顔を向けた
ララ・ナキ・グットマン(イタリア) SP:58.52(9)
「Maria and the Violin’s String」「Elizabeth」♪ 右回りジャンプの選手。ピンクと紫。コンビネーションジャンプは両手上げ3ルッツ+片手上げ2トウにした。片手上げ3フリップを下り、レイバックスピンはせずに面白い入り方のシットスピンを見せる。
ステップは「リンクを大きく使えている」と解説・鈴木明子さん。フライングキャメルスピンの着氷で「ぶれてしまった」ところが惜しい。全体に所作が美しい
マデリン・スキーザス(カナダ) SP:69.60(3)
「My Sweet and Tender Beast」♪ 紫。右回りジャンプの選手。3ルッツ+3トウ、高さも幅も出てきれいに下りた。3ループ、2アクセルと決まると本人もうるっとしているようで、アドレナリンが出ている感じでぐいぐいとステップを踏んでいく。
ヘアカッターからビールマンをじっくり見せるスピンで終わり、力強くガッツポーズ。自己ベスト更新でトップに立つ。これはカナダの決勝進出決まったか。
ニコル・ショット(ドイツ) SP:62.66(7)
「Adions Nonino」アストル・ピアソラ♪ 黒に赤をあしらう。3フリップ+3トウがきれいな流れ。3ループはqがついたが、2アクセルきちっと入る。腕の使い方、足さばきがタンゴらしく、大人の雰囲気。胸に手を添えるレイバックスピンで余韻を持って終わる。
いい演技で思わずガッツポーズ。
樋口新葉(日本) SP:74.73(2)
「Your Song」♪ パステルカラーで黄色青紫など。緊張の中で柔らかな微笑みを浮かべながら、高さと流れのある2アクセルから。3ルッツ+3トウをしっかり、3フリップも美しい軌跡。
ボーカルと共に歌っているような表情で、一つ一つ心を込めるステップ。ヘアカッター姿勢をじっくり見せて終わる。じわっと心に響く演技、オリンピックでついに出来た
カレン・チェン(アメリカ) SP:65.20(5)
「Requiem fora Tower」「Requiem for a Dream」♪ 黒にブルーのストーン。3ルッツ+3トウ、高さがある。2アクセルも余裕だったが、3ループで転倒
それでも得意のスパイラル、パール、ヘアカッター、ビールマンと見せていくレイバックスピンなど、見せどころはたくさん。
カミラ・ワリエワ(ROC) SP:90.18(1)
「In Memoriam」♪ 紫。長めのスカートが大人っぽい。両手上げ3アクセル、両手上げ3フリップ、後半両手上げ3ルッツ+両手上げ3トウ、と完璧 「下りたフリーレッグがつま先まで伸びていて美しい」と解説・鈴木明子さん。キャメルスピンの腕の使い方、高く足を上げた姿勢がとても素敵 ステップは長い手足を存分に動かして踊る。レイバックスピンも全ての姿勢をきれいに見せていく。
15歳だが子供っぽく見えないのは、身長があるのと所作が洗練されているからだろう。まるで男子?の得点をオリンピックでも普通に出してきた。
結果、1位ROC10ポイント、2位日本9ポイント、3位カナダ8ポイント、4位ジョージア7ポイント、5位アメリカ6ポイントをそれぞれ積んだ。
チーム順位は1位ROC36ポイント、2位アメリカ34ポイント、3位日本29ポイント、4位カナダ24ポイント、5位中国22ポイントでフリー進出。ジョージアも22ポイントになったが、ポイントの高い2種目の合計で中国に及ばず6位。
イタリアは9位2ポイントしか積めず、7位20ポイントで3大会連続フリー進出を逃した。チェコが18ポイントで8位、ドイツ8ポイント9位、ウクライナも8ポイントで10位(上位2種目の合計による)。
カナダがフリー進出したことによって、日本はフリーで取りこぼすとヤバいかも このあとすぐ男子フリー、鍵山優真くん頑張れ~~~
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