放送だった
BSフジ「フィギュアスケートTV!」、3月の放送は今夜9日。今夜の全国中学校選手権などだそうで。
まだユニバーシアード女子フリーも見てない。このあと世界ジュニアの女子フリーもあるし、、、
はい、録画予約
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2019、男子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
チャ・ユンヒョン(韓国) SP:61.75(21) FS:115.47(19) 合計:177.22(20)
「ダルタニヤン」♪ 茶系。暴騰の3ルッツは単独になったが、次の3フリップに3トウをつけた。この変更を後半の構成にもきちんと反映して、3ルッツを2アクセルにつなげるシークエンスに、3フリップは単独に。落ち着いている。
ステップでは剣を振るう所作を見せ、フィニッシュも剣を納めるポーズで。この調子で3アクセルや4回転が習得できれば、上位にいけそう。
バシャル・オクタル(トルコ) SP:62.82(19) FS:120.09(16) 合計:182.91(19)
「トスカ」より「星は光りぬ」♪ ワインカラーのベスト。3アクセルを軽やかに跳んでスタート。3フリップに続けたのが2トウになったが、3ルッツ+3トウも頑張る。多少のミスはあっても転倒はなく、力は出せた感じ。
要素を音に合わせようという意識があるのがいい。
ニキータ・スタロスティン(ドイツ) SP:61.61(22) FS:90.39(24) 合計:152.00(24)
「Sit Down Beside Me」♪ グレー系Vネック。冒頭のアクセルは2回転にした。ルッツ、フリップと転倒が続いて痛そう 2アクセルにオイラー+2サルコウをつける。ループ、ルッツと2回転止まりになったが、サルコウは3回転が入った。
ジャンプの調子が良ければ、もう少し表情が出せるのかな。
ガブリエレ・フランジパーニ(イタリア) SP:61.32(24) FS:109.57(23) 合計:170.89(23)
「オペラ座の怪人」♪ 黒、肩口にストーン。3ルッツ+3トウから入り、3アクセルは高く跳んだ(着氷は少し危なかった?!)。予定を変えて3フリップ転倒、2本目の3アクセルは挑まず3ループに。3ルッツ+3トウ2回目も根性で下りる。
かなり構成を変えたが、なんとかまとめた ステップはクライマックスを表現できたかな。
壷井達也 SP:62.59(20) FS:133.29(10) 合計:195.88(14)
「交響曲第9番“新世界”」♪ 濃い青にストーンで花火のような模様。3アクセル+2トウがスムーズに決まると、2本目の3アクセルも危なげない。ルッツは少し傾いたが、3ループからシットスピンに続く流れがいい。後半の3ルッツ+3トウ、2アクセル+オイラー+3サルコウもリズムよく決まった。
端正な滑りでよくまとめたプログラム、終わって笑顔が弾けた
ニコライ・マヨロフ(スウェーデン) SP:61.47(23) FS:115.46(20) 合計:176.93(21)
「アダムス・ファミリー」♪ カーキ色のスーツ、蝶ネクタイ。3ルッツ+オイラー+3サルコウ頑張る。アクセルはダブルに。後半ルッツの転倒が惜しい。
兄に似て(?!)剽軽な仕草や所作が随所にあるが、まだ作品としてまとめきれてないかも。
<G2>
イワン・シュムラトコ(ウクライナ) SP:73.31(13) FS:118.01(17) 合計:191.32(16)
「Luna」♪ 青。3アクセルがすっと入ったが、3フリップ転倒。2本目の3アクセルこらえて1トウをつける。ルッツが1回転になったがあきらめずオイラー+3サルコウをつなげた。
ターンから入っていくキャメルスピン、イリュージョンを入れるコンビネーションスピンはY字で締めくくり。
ヨナタン・ヘス(ドイツ) SP:62.93(18) FS:112.18(22) 合計:175.11(22)
「パールハーバー」♪ 肩章付き白Vネック。3ルッツ+オイラー+3サルコウから。3アクセル転倒したが、後半持ち直したのはいい印象。全体に同じリズムなので、ちょっとめりはりが欲しいかも。
マーク・ゴロドニツキー(イスラエル) SP:69.22(15) FS:116.40(18) 合計:185.62(17)
「Stop」♪ ワインカラー半袖に黒ベスト。3アクセルなんとかこらえた。2回転になるものもあったが、終盤3ルッツと2アクセル+3トウが入ってよかった。
ステップはロッカバラードの気分をうまく出せていた。
ヴラジミール・リトヴィンチェフ(アゼルバイジャン) SP:68.94(16) FS:127.99(14) 合計:196.93(13)
チャイコフスキー「くるみ割り人形」♪ 白に紫のベスト。4トウに挑戦、転倒。しかし3アクセル+3トウ、単独3アクセルがばっちり決まる。ルッツの転倒もあったが、次のループをしっかり決めて立て直す。
クラシックの定番をバレエらしい美しい所作で演じていて、好感が持てる。
ルク・マイアホファー(オーストリア) SP:70.47(14) FS:113.68(21) 合計:184.15(18)
「What a Wonderful World」♪ 水色白襟シャツ。ストリーミングのトラブルで前半はよく見てない 3ルッツ+3トウ、3フリップ+オイラー+片手上げ2サルコウなどが決まった。
背が高すぎるというか手足長すぎるというか スピンで面白い姿勢をするのは、先輩ヴィクトール・ファイファーの影響かも。
マティアス・ベロフラツキー(チェコ) SP:68.74(17) FS:125.49(15) 合計:194.23(15)
「Duelling Banjos」「Down The Road」♪ ターコイズブルー。最初の3ルッツは+オイラー+3サルコウに。アクセルはまだダブルだが、後半に+3トウを入れた。転倒もあったが、全体ではかなり頑張ったかな。
コーチのトマーシュ・ヴェルネルが得意とした曲を使って、伸び伸びと滑る。終わってドラムを叩く仕草で喜び、コーチもがっちりハグで迎えた。キス&クライでは揃って腕を前に持ってくるポーズ。
<G3>
島田高志郎 SP:74.89(12) FS:137.89(8) 合計:212.78(9)
「ブエノスアイレスの冬」♪ 黒、左胸に赤。4トウ+3トウ、下りた 3アクセルと2本目の4トウは転倒したが、4回転2本挑戦できたのは大きい。3ルッツ+オイラー+3サルコウ、3ルッツ+2トウも入る。
最後は春の息吹を感じるような軽やかな踊り。素敵なプログラムに、コーチのランビエール氏は満足げに弟子を迎えた。
スティーヴン・ゴゴレフ(カナダ) SP:77.00(10) FS:143.66(3) 合計:220.66(5)
「シャーロック・ホームズ」♪ 黒にシルバー。小さな4回転ジャンパー登場。冒頭のルッツは2回転になったが、4トウが決まり、見事な4サルコウ+3トウが入った 3アクセルで痛そうな転倒
直後に3アクセル+2トウを下りるから偉い。
ジャンプとジャンプの間は、まだ特に何もしてない感じだけど 高得点が出た。
イラクリ・マイスラゼ(ジョージア) SP:76.46(11) FS:141.32(7) 合計:217.78(7)
「アンタッチャブル」♪ 黒。シャープな所作を音にはめながらスタート。4トウ下りた!3アクセル+2トウも入り、2本目の3アクセルもややこらえたが下りる。ルッツが単独になったのはもったいなかったが、最後の3ループ+オイラー+3サルコウまで頑張った。
ゴゴレフの曲より起承転結がある曲で、盛り上げやすいのでは?選曲は正解。
アルトゥール・ダニエリアン(ロシア) SP:77.71(9) FS:142.97(5) 合計:220.68(4)
「椿姫」♪ 黒と紫。4サルコウは転倒したが、3アクセルがきれい。ストリーミングが安定しなくてよく見られなかったが、上品な表現ができている。
アダム・シャオ・ヒム・ファ(フランス) SP:77.74(8) FS:142.17(6) 合計:219.91(6)
「Take Me to Church」♪ 黒に赤。4トウ+3トウ、なんとか立った。3アクセルのスムーズさに歓声が起こる。4サルコウ、ダメかと思ったがうまく下りた。2本目の4トウは着氷乱れる。最後のフリップに片手上げ2トウをつけてリカバリー。
ボーカルが盛り上がるパートで力強くステップ。挑戦的なプログラムをよく滑り切った。
ジョゼフ・ファン(カナダ) SP:77.89(7) FS:131.13(13) 合計:209.02(12)
「ゴッドファーザー」♪ 白シャツにワインカラーのベスト。冒頭の4トウが1回転で胸から落ちた でも直後の4トウ、片手はついたが立ったのは偉い。終盤の2アクセル+3トウが+2トウになったあたり、意外と得点的には痛かったような
キス&クライにはチームクリケットでジャンプ指導のコーチ、ジスラン・ブリアンが帯同。
<G4>
ペトル・グメンニク(ロシア) SP:80.33(4) FS:131.81(11) 合計:212.14(10)
「ロミオとジュリエット」♪ 白シャツに赤を重ねて。4サルコウ、ステップアウト。3アクセル転倒。しかし崩れず、2本目の3アクセルを+2トウ+2ループとし、最後の3ルッツに3ループをつけるなど、攻めの姿勢を貫いた。
女子でもなかなかできないような美しい姿勢のドーナツスピン、魅力的。
アレクセイ・クラスノジョン(ロシア) SP:79.98(5) FS:131.49(12) 合計:211.47(11)
「コロブシュカ」♪ 赤のルパシカ風。4トウ転倒、3アクセルでステップアウト。次の3アクセルもステップアウトっぽかったが、+オイラー+3サルコウにしてなんとか。後半3フリップ+3ループは素晴らしい
いつもほど体が自在に動いてない感じで、ステップのノリも今一つだったような
ロマン・サヴォシン(ロシア) SP:78.33(6) FS:150.95(1) 合計:229.28(2)
「ピアノ協奏曲第2番」♪ 紫。4トウ、4サルコウ、一瞬危なそうに見えるのに下りる瞬間にちゃんと下りてくる、強い! 3アクセル+3トウ、単独3アクセル、3ルッツ+3トウ、空中で多少姿勢が曲がっても修正できる能力の高さ。
スケーティングもよく滑っていて、見ていて心地よかった。高得点でトップに立つ。
ダニエル・グラスル(イタリア) SP:81.19(3) FS:143.48(4) 合計:224.67(3)
「Dance Pieces」♪ 赤に黒手袋。4ルッツ、転倒。4ループ、立った! 3アクセルには余裕がある。3ルッツ+3トウ、3フリップ+オイラー+3サルコウは決めたが、予定にあった3ルッツ+3ループはやめてルッツ単独に。
ステップのあたりはかなりスピードが落ちているように見えたが、ターンはきちんとしてレベル4獲得。課題はやはり回転不足か。
カムデン・プルキネン(アメリカ) SP:82.41(1) FS:134.27(9) 合計:216.68(8)
「ウェストサイド物語」♪ ブルーのシャツ。4回転は入れない構成。3アクセルはひやっとしたがこらえる。ルッツ転倒したが、3アクセル+3トウが見事。ヤバいのはフリップが2回転になったところで 最後の3ルッツを+オイラー+2サルコウにしたが、、、
要素と要素の間に見せるちょっとした所作にほどよい色気。男前だし、人気はありそうだけど、クリーンに出来ることが少ないかも。そしてTime Violationで2点減点って
樋渡知樹(アメリカ) SP:81.50(2) FS:148.82(2) 合計:230.32(1)
「Fate of the Gods」♪ 黒にゴールド。4トウ+3トウ、決まった 3アクセル+2トウも入る。2つ目の4トウが2回転になってしまった
クリムキンイーグルからバレエジャンプをして3サルコウって
後半のジャンプもしっかり決める。躍動感のあるステップ、最後のスピンはビールマンで会場を沸かせた。
フリー得点を見た時点では勝ったと思っていなくて、最終結果を見た瞬間に弾けた
結果、優勝はSPフリー共に2位とそろえられた樋渡知樹、2位にフリー1位を取ったサヴォシン、3位グラスル。4位ダニエリアン、5位ゴゴレフ、6位シャオ・ヒム・ファ、7位マイスラゼとSPより順位を上げてきた。逆にSP1位のプルキネンは8位と順位を落とした。グメンニク、クラスノジョン、ファンもかなり落とした口。
島田高志郎8位、壷井達也14位と日本勢は順位を上げ、来季の2枠を確保。アメリカ、ロシアは3枠、イタリア、カナダは2枠を守り、フランスとジョージアが2枠を得た。ウクライナ、韓国、ドイツは1枠に減った。
表彰式、最後に呼ばれた金メダルの樋渡くん、バレエジャンプ連続!3位と2位の選手たちと握手するのも忘れて表彰台に飛び乗った。あとでちゃんと握手したかな?
3人が肩を組むと真ん中が大きく凹んで(笑) Bioによると160㎝しかないので、宇野昌磨とほぼ同じだ。19歳になっているので、これが最後のジュニアの大会となる。来季はシニアのグランプリシリーズで2大会アサインしてもらえるといいな
あと残るはアイスダンス・フリーと女子フリー
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2019、女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
帰宅が遅かったのとユニバーシアードも見たかったので、後半のみで。
<G5>
オルガ・ミクティナ(オーストリア) SP:48.75(20)
「メガロポリス」♪ ピンク系。ウクライナ出身。3フリップは手をついたが、3サルコウ+3トウと2アクセルは大丈夫。強い個性は今のところないけど、大きな欠点もない感じ。
オリウィア・シェピエル(ポーランド) SP:39.05(40)
「Feel It Still」♪ グレーに黄色の手袋。フリップは2回転で予定通り(今季の課題ジャンプであるフリップは、2回転または3回転と規定されている)。3ループで乱れ、コンビネーションにできなかった。大きく反ってスライディングなど、ユニークな動きも。
エヴァ・ロッタ・キーブス(エストニア) SP:45.67(26)
「タンゴ」♪ 黄緑色。3トウ+3トウで転倒、3フリップや長いイーグルからの2アクセルはよかった。なぜかステップの途中で転倒、もったいない 技術的には高いものを持っている。
シルヴィア・フーゲッチ(スロバキア) SP:41.30(34)
「Milagro Beanfield War」より組曲♪ 赤いスカートに上に黒を重ねて。3ループ+2ループの予定が、+1トウになってしまった。2フリップは予定通り。2アクセルは跳ぶ前に入れた動きから躍動感がある。
けっこう踊るのが好きそう。
川畑和愛 SP:57.65(9)
「シェヘラザード」♪ ターコイズブルー。3ルッツ+3トウ、ビシッと下りた 長い手足を伸び伸びと使って雄大に表現する。2アクセルは下りてすぐジャンプ、3フリップも下りてすぐ振付のキックなど、美しい。スピンの姿勢もそれぞれきれいだった。
会心の出来と思ったが、技術点は速報より下がってしまった 3トウの回転不足と、フリップの踏み切りエッジエラー、残念。
ハンナ・ハレル(アメリカ) SP:62.68(5)
「Bla Bla Bla Cha Cha Cha」♪ トップスは丈の短い白、スカートはピンク。両手上げ3ルッツ+両手上げ3トウ、軸が細い。3フリップも両手上げで決める。
全米4位だけあって、体のキレもよく、活き活きと演じていた。
<G6>
アンナ・クズメンコ(フランス) SP:59.20(7)
「Dancing in the Dark」「I Won't Dance」♪ グレーからピンク。スイングジャズの軽快な曲で、両手上げ3ルッツ+3トウを決める。2アクセル、3フリップも問題なし。
モスクワ生まれでコーチもロシア系の人たちだが、雰囲気はあか抜けていてフランスらしくなってる
アリソン・シューマッハー(カナダ) SP:51.86(16)
「I Want to Hold Your Hand」♪ ピンク。容貌はアジア系。穏やかな女性ボーカルで、しなやかに滑る。3サルコウ+3トウ、3フリップ、きれいなイナバウアーからの2アクセルが素敵。
音楽の雰囲気をよく体現できていた。
アリーナ・スーピアン(イスラエル) SP:46.70(24)
「Black Tango」♪ 黒。難しい姿勢のフライングキャメルスピンから。3ルッツは少し傾いてセカンドは2トウになった。2アクセルと3フリップはしっかり決める。I字スピンなどもよかった。
ルクレツィア・ベッカーリ(イタリア) SP:57.70(8)
「ロミオとジュリエット」♪ クリーム色。イタリア語の甘い男性ボーカルが似合う。あまり高さはないが幅のあるジャンプで、3ルッツ+2トウ、2アクセル、3フリップと決めた。ステップで一歩がよく伸びている。
このまま伸びれば、イタリア女子を引っ張る選手になるかな? キス&クライにアンナ・カッペリーニも
アンドレア・モンテシノス・カントゥ(メキシコ) SP:35.15(43)
「Swing Da Cor」♪ 赤。予定を変えて、最初に2ルッツ+2トウを跳んだ(ジュニア女子は2+2でもOK)。3フリップは転倒、アクセルがシングルになってしまった。
ラテンらしい情熱的なムードは、もう少しかな
イ・ヘイン(韓国) SP:53.02(14)
「Never Enough」♪ オフホワイト。素直できれいなスケーティング。3ルッツ+3トウ決まり、3フリップは流れが美しかった。ただイナバウアーからのアクセルがシングルに 丁寧なステップでレベル4獲得しただけに惜しい。
<G7>
クリステン・スパーズ(イギリス) SP:51.08(19)
「Caught Out in the Rain」♪ 黒。3ループ+両手上げ2トウをきっちり、3フリップと2アクセルも安定。体格は大柄だが、スピード感もあって力強い。ミスなく終わってガッツポーズ、シーズンベストに笑顔
横井ゆは菜 SP:51.61(18)
「ライオン・キング」♪ グリーン系。冒頭の3ルッツ、転倒 緊張してたか。中心がずれないスピン、きびきびした動きのステップはよかったし、2アクセルでは高いGOEをもらった。3フリップも大丈夫。
シニアと違って、コンビネーション予定のジャンプで転倒した場合、単独フリップをコンビネーションにしてリカバリーすることができない(単独フリップは課題なので、単独にしないと規定を満たさず0点)。口惜しい~~~
アナスタシア・アルヒポワ(ウクライナ) SP:51.62(17)
「アランフエス協奏曲」♪ 赤。3ルッツ+3トウはあまり流れなかったが回転はしっかり。3フリップはステップアウト。2アクセルはきれいに決めた。
キャメルスピンで見せる難しい姿勢など、技術の高さが感じられる。
ユ・ヨン(韓国) SP:55.62(11)
「Tango de Amor」♪ 赤から黒。まさかの3ルッツ着氷乱れでコンビネーションにできず。3フリップとターンからの2アクセルは完璧だったのに、、、
かなり背が伸びて手足が長くなり、動きが映える。全体としては悪くなかった。
コーチはトム・ザクライセク。
チェン・ホンイー(陳虹伊、Hongyi CHEN)(中国) SP:53.24(13)
「Notte Stellata(白鳥)」イル・ヴォーロ♪ 白。3トウ+両手上げ3トウ、高さが出た。3フリップ、スパイラルからの2アクセルもきれいに入る。キャメルスピンでかなり難しい姿勢、ビールマンでは足首のあたりをホールドする柔軟性も見せる。
170㎝の長身で、決まると映える選手。順調に伸びるかな。
アンナ・シェルバコワ(ロシア) SP:72.86(1)
「A Comme Amour」リチャード・クレイダーマン♪ グレーからミントブルー。2アクセルに入る前の動きがなんかゴージャス 両手上げ3フリップ、後半両手上げ3ルッツ+3トウと隙はまったくない。
スピンも姿勢の良さと回転の速さで高いGOEをもらう。ビールマンでは片手でエッジをホールド、片手は脛あたりに添える姿勢、これも素敵。
トップに立つが、シーズンベストではなかった。
<G8>
白岩優奈 SP:62.08(6)
「Nightmare」「All Aboard」♪ 青。スピードにのって3ルッツ+3トウが決まる。スピンを終えて曲が変わると、GPシリーズでも好評だった楽しい振付で引き込んでいく。2アクセル、3フリップとも質がよくGOE高得点。スピンが上手になったと思ったら、ステファン・ランビエールの指導を受けていたとは ステップもレベル4
得点には、、、フリップが回転不足だったか。コンビネーションスピンもレベル1でV判定、惜しい取りこぼし
イー・クリスティ・リョン(梁懿)(香港) SP:47.62(22)
「Scene d'amour」♪ ピンク。冒頭の3ルッツで着氷が少し乱れたら、そのまま単独にしてしまった 3トウは無理でも2トウなら十分つけられそうだったんだけど・・・。ターンからの2アクセル、両手上げの3フリップはきれいだった。
シニアと掛け持ちなので、微妙に間違えたか、、、
アレクサンドラ・フェイギン(ブルガリア) SP:48.45(21)
「シンドラーのリスト」「Horizons」♪ グレー。淡々と3トウ+3トウを跳び、3フリップもきちんとこなしたが、2アクセルで転倒 あまり強い個性が出てきてないが、これからどんな選手になっていくだろうか。
ティン・ツェイ(アメリカ) SP:67.69(3)
ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」♪ 紫のグラデーション。2アクセルをするっと、3ルッツ+3トウも鮮やか。後半3フリップも安定。
ステップも一歩がよく伸びて、全体に体がよく動いていた。
エカテリーナ・リャボワ(アゼルバイジャン) SP:54.28(12)
「Puttin' On The Ritz」♪ 黒。両手上げ3ルッツ+3トウを下り、2アクセルはやや構えが長めだが大丈夫。後半両手上げ3フリップも決まった。
アップテンポの曲に合わせて軽やかに動いていく。なかなか楽しみな感じ。
アレクサンドラ・トゥルソワ(ロシア) SP:72.49(2)
「キル・ビル」♪ 黒、つなぎではなくスカート。2アクセルと3フリップはステップの一部のように軽々と。3ルッツには3ループから予定を変えて3トウをつけ、高いGOEをゲット。
くるくるっとターンからスムーズに入るスピン、クリムキンイーグルからレイバックスピン 見せどころ満載
チームメイトのシェルバコワにわずかに及ばず2位。
結果、シェルバコワがトップに立ち、僅差の2位にトゥルソワ、3位にツェイが入ってきた。4位にコストルナヤに代わって出場のクセニア・シニツィナ、5位ハレル、6位に白岩優奈。川畑9位、横井18位でフリーに進んだ。
フリー進出のボーダーラインは46点台となり、地元クロアチアのクヴィヤノヴィッチは25位でフリーに進めなかった
フリーではロシア勢の4回転合戦が予想されるが、白岩優奈も3位は十分狙えると思う。川畑和愛も横井ゆは菜も、実力を出しきっておくれ