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世界ジュニア選手権2019女子SP(G5~)

2019年03月09日 02時01分24秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2019女子ショートプログラムジャッジスコア)。
 帰宅が遅かったのとユニバーシアードも見たかったので、後半のみで。

<G5>
オルガ・ミクティナ(オーストリア) SP:48.75(20)
 「メガロポリス」♪ ピンク系。ウクライナ出身。3フリップは手をついたが、3サルコウ+3トウと2アクセルは大丈夫。強い個性は今のところないけど、大きな欠点もない感じ。

オリウィア・シェピエル(ポーランド) SP:39.05(40)
 「Feel It Still」♪ グレーに黄色の手袋。フリップは2回転で予定通り(今季の課題ジャンプであるフリップは、2回転または3回転と規定されている)。3ループで乱れ、コンビネーションにできなかった。大きく反ってスライディングなど、ユニークな動きも。

エヴァ・ロッタ・キーブス(エストニア) SP:45.67(26)
 「タンゴ」♪ 黄緑色。3トウ+3トウで転倒、3フリップや長いイーグルからの2アクセルはよかった。なぜかステップの途中で転倒、もったいない 技術的には高いものを持っている。

シルヴィア・フーゲッチ(スロバキア) SP:41.30(34)
 「Milagro Beanfield War」より組曲♪ 赤いスカートに上に黒を重ねて。3ループ+2ループの予定が、+1トウになってしまった。2フリップは予定通り。2アクセルは跳ぶ前に入れた動きから躍動感がある。
 けっこう踊るのが好きそう。

川畑和愛 SP:57.65(9)
 「シェヘラザード」♪ ターコイズブルー。3ルッツ+3トウ、ビシッと下りた 長い手足を伸び伸びと使って雄大に表現する。2アクセルは下りてすぐジャンプ、3フリップも下りてすぐ振付のキックなど、美しい。スピンの姿勢もそれぞれきれいだった。
 会心の出来と思ったが、技術点は速報より下がってしまった 3トウの回転不足と、フリップの踏み切りエッジエラー、残念。

ハンナ・ハレル(アメリカ) SP:62.68(5)
 「Bla Bla Bla Cha Cha Cha」♪ トップスは丈の短い白、スカートはピンク。両手上げ3ルッツ+両手上げ3トウ、軸が細い。3フリップも両手上げで決める。
 全米4位だけあって、体のキレもよく、活き活きと演じていた。

<G6>
アンナ・クズメンコ(フランス) SP:59.20(7)
 「Dancing in the Dark」「I Won't Dance」♪ グレーからピンク。スイングジャズの軽快な曲で、両手上げ3ルッツ+3トウを決める。2アクセル、3フリップも問題なし。
 モスクワ生まれでコーチもロシア系の人たちだが、雰囲気はあか抜けていてフランスらしくなってる

アリソン・シューマッハー(カナダ) SP:51.86(16)
 「I Want to Hold Your Hand」♪ ピンク。容貌はアジア系。穏やかな女性ボーカルで、しなやかに滑る。3サルコウ+3トウ、3フリップ、きれいなイナバウアーからの2アクセルが素敵。
 音楽の雰囲気をよく体現できていた。

アリーナ・スーピアン(イスラエル) SP:46.70(24)
 「Black Tango」♪ 黒。難しい姿勢のフライングキャメルスピンから。3ルッツは少し傾いてセカンドは2トウになった。2アクセルと3フリップはしっかり決める。I字スピンなどもよかった。

ルクレツィア・ベッカーリ(イタリア) SP:57.70(8)
 「ロミオとジュリエット」♪ クリーム色。イタリア語の甘い男性ボーカルが似合う。あまり高さはないが幅のあるジャンプで、3ルッツ+2トウ、2アクセル、3フリップと決めた。ステップで一歩がよく伸びている。
 このまま伸びれば、イタリア女子を引っ張る選手になるかな? キス&クライにアンナ・カッペリーニも

アンドレア・モンテシノス・カントゥ(メキシコ) SP:35.15(43)
 「Swing Da Cor」♪ 赤。予定を変えて、最初に2ルッツ+2トウを跳んだ(ジュニア女子は2+2でもOK)。3フリップは転倒、アクセルがシングルになってしまった。
 ラテンらしい情熱的なムードは、もう少しかな

イ・ヘイン(韓国) SP:53.02(14)
 「Never Enough」♪ オフホワイト。素直できれいなスケーティング。3ルッツ+3トウ決まり、3フリップは流れが美しかった。ただイナバウアーからのアクセルがシングルに 丁寧なステップでレベル4獲得しただけに惜しい。

<G7>
クリステン・スパーズ(イギリス) SP:51.08(19)
 「Caught Out in the Rain」♪ 黒。3ループ+両手上げ2トウをきっちり、3フリップと2アクセルも安定。体格は大柄だが、スピード感もあって力強い。ミスなく終わってガッツポーズ、シーズンベストに笑顔

横井ゆは菜 SP:51.61(18)
 「ライオン・キング」♪ グリーン系。冒頭の3ルッツ、転倒 緊張してたか。中心がずれないスピン、きびきびした動きのステップはよかったし、2アクセルでは高いGOEをもらった。3フリップも大丈夫。
 シニアと違って、コンビネーション予定のジャンプで転倒した場合、単独フリップをコンビネーションにしてリカバリーすることができない(単独フリップは課題なので、単独にしないと規定を満たさず0点)。口惜しい~~~

アナスタシア・アルヒポワ(ウクライナ) SP:51.62(17)
 「アランフエス協奏曲」♪ 赤。3ルッツ+3トウはあまり流れなかったが回転はしっかり。3フリップはステップアウト。2アクセルはきれいに決めた。
 キャメルスピンで見せる難しい姿勢など、技術の高さが感じられる。

ユ・ヨン(韓国) SP:55.62(11)
 「Tango de Amor」♪ 赤から黒。まさかの3ルッツ着氷乱れでコンビネーションにできず。3フリップとターンからの2アクセルは完璧だったのに、、、
 かなり背が伸びて手足が長くなり、動きが映える。全体としては悪くなかった。
 コーチはトム・ザクライセク。

チェン・ホンイー(陳虹伊、Hongyi CHEN)(中国) SP:53.24(13)
 「Notte Stellata(白鳥)」イル・ヴォーロ♪ 白。3トウ+両手上げ3トウ、高さが出た。3フリップ、スパイラルからの2アクセルもきれいに入る。キャメルスピンでかなり難しい姿勢、ビールマンでは足首のあたりをホールドする柔軟性も見せる。
 170㎝の長身で、決まると映える選手。順調に伸びるかな。

アンナ・シェルバコワ(ロシア) SP:72.86(1)
 「A Comme Amour」リチャード・クレイダーマン♪ グレーからミントブルー。2アクセルに入る前の動きがなんかゴージャス 両手上げ3フリップ、後半両手上げ3ルッツ+3トウと隙はまったくない。
 スピンも姿勢の良さと回転の速さで高いGOEをもらう。ビールマンでは片手でエッジをホールド、片手は脛あたりに添える姿勢、これも素敵。
 トップに立つが、シーズンベストではなかった。

<G8>
白岩優奈 SP:62.08(6)
 「Nightmare」「All Aboard」♪ 青。スピードにのって3ルッツ+3トウが決まる。スピンを終えて曲が変わると、GPシリーズでも好評だった楽しい振付で引き込んでいく。2アクセル、3フリップとも質がよくGOE高得点。スピンが上手になったと思ったら、ステファン・ランビエールの指導を受けていたとは ステップもレベル4
 得点には、、、フリップが回転不足だったか。コンビネーションスピンもレベル1でV判定、惜しい取りこぼし

イー・クリスティ・リョン(梁懿)(香港) SP:47.62(22)
 「Scene d'amour」♪ ピンク。冒頭の3ルッツで着氷が少し乱れたら、そのまま単独にしてしまった 3トウは無理でも2トウなら十分つけられそうだったんだけど・・・。ターンからの2アクセル、両手上げの3フリップはきれいだった。
 シニアと掛け持ちなので、微妙に間違えたか、、、

アレクサンドラ・フェイギン(ブルガリア) SP:48.45(21)
 「シンドラーのリスト」「Horizons」♪ グレー。淡々と3トウ+3トウを跳び、3フリップもきちんとこなしたが、2アクセルで転倒 あまり強い個性が出てきてないが、これからどんな選手になっていくだろうか。

ティン・ツェイ(アメリカ) SP:67.69(3)
 ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」♪ 紫のグラデーション。2アクセルをするっと、3ルッツ+3トウも鮮やか。後半3フリップも安定。
 ステップも一歩がよく伸びて、全体に体がよく動いていた。

エカテリーナ・リャボワ(アゼルバイジャン) SP:54.28(12)
 「Puttin' On The Ritz」♪ 黒。両手上げ3ルッツ+3トウを下り、2アクセルはやや構えが長めだが大丈夫。後半両手上げ3フリップも決まった。
 アップテンポの曲に合わせて軽やかに動いていく。なかなか楽しみな感じ。

アレクサンドラ・トゥルソワ(ロシア) SP:72.49(2)
 「キル・ビル」♪ 黒、つなぎではなくスカート。2アクセルと3フリップはステップの一部のように軽々と。3ルッツには3ループから予定を変えて3トウをつけ、高いGOEをゲット。
 くるくるっとターンからスムーズに入るスピン、クリムキンイーグルからレイバックスピン 見せどころ満載
 チームメイトのシェルバコワにわずかに及ばず2位。

 結果、シェルバコワがトップに立ち、僅差の2位にトゥルソワ、3位にツェイが入ってきた。4位にコストルナヤに代わって出場のクセニア・シニツィナ、5位ハレル、6位に白岩優奈。川畑9位、横井18位でフリーに進んだ。
 フリー進出のボーダーラインは46点台となり、地元クロアチアのクヴィヤノヴィッチは25位でフリーに進めなかった
 フリーではロシア勢の4回転合戦が予想されるが、白岩優奈も3位は十分狙えると思う。川畑和愛も横井ゆは菜も、実力を出しきっておくれ


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