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世界フィギュアスケート選手権2019女子SP

2019年03月21日 04時37分19秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2019女子ショートプログラムジャッジスコア)。40人!

<G1>
チェン・ホンイー(陳虹伊、Hongyi CHEN) SP:58.53(15)
 「Notte Stellata」♪ 白。最初の3トウ+3トウはじめ、ルッツ、2アクセルとジャンプは全体にきれい。一歩を大きく動かすステップ、第1滑走をノーミスで滑り切った。
 キス&クライには振付のミーシャ・ジーも。シーズンベスト

エルズビエタ・クロパ(リトアニア) SP:47.95(38)
 「I Put A Spell On You」♪ 3トウ+3トウに挑んで成功、3フリップはほぼ下りたのに引っ掛かって転倒、惜しい。2アクセルは高さを出した。一応シーズンベスト。

マリナ・ピレッダ(イタリア) SP:53.27(27)
 「Querer(シルク・ド・ソレイユ)」♪ 濃いピンク。3ルッツ+両手上げ2トウ、少しステップアウトした。ステップのエッジがしっかり見える。ターンの連続から2アクセルを決めた。シーズンベスト。

ユリア・サウター(ルーマニア) SP:53.11(29)
 「Earned It」♪ 黒。3ループ、2アクセル、3トウ+両手上げ2トウとジャンプは安定している。難しい姿勢のキャメルスピン、ステップではブルースのムードを醸し出した。

ヴァレンティナ・マトス(スペイン) SP:50.25(34)
 「My Immortal」♪ 黒。3フリップ+2トウ、3ループはややこらえたが、2アクセルは流れの中で跳べた。ステップやスピンは丁寧に曲に合わせている。大きなミスなく、両手でガッツポーズ シーズンベスト。

<G2>
ペルニル・ソレンセン(デンマーク) SP:54.36(26)
 「A Night Like This」♪ 青。3トウ+3トウ、3ループ、2アクセルとジャンプをきっちり決める。ステップではゆったりと大きく体を使って表現していた。ノーミスで顔を覆って喜んだ。

ダシャ・グルム(スロベニア) SP:57.58(16)
 「Bloodstream」♪ 黒。ルッツのような入り方で3フリップを跳んだ。3トウ+3トウもきっちり、2アクセルはややこらえたが、うまく流れた。ステップも切れがよくレベル4。シーズンベストでフリー進出を手繰り寄せた。

エヴァ・ロッタ・キーブス(エストニア) SP:55.38(23)
 「Tango」🎵 黄緑色。3トウ+3トウは僅かにステップアウト。長いカーブイーグルからの2アクセル、見せる。ステップにはスピード感もあった。シーズンベスト。

アレクサンドラ・フェイギン(ブルガリア) SP:56.69(20)
 「シンドラーのリスト」「Horizons」🎵 グレー。3トウ+3トウ、3ループとスムーズ。2アクセルは下りてすぐイナバウアーにつなげた。ドーナツスピンからシットの姿勢変化が速い。
 いい演技だったけど、照れ屋さんなのか、ご挨拶が淡泊

ナターシャ・マッカイ(イギリス) SP:56.40(21)
 「Song For The Little Sparrow」♪ グレーにピンクのパイピング。曲は宮原知子と同じ。3ループ+2トウを慎重に決め、3サルコウと2アクセルも問題なく跳んだ。初めの3要素でジャンプを終わらせ、スピンを丁寧にこなす。
 ジャンプは時計回り(右回転)だけど、スピンは反時計回り(左回転)だったような

<G3>
ロベルタ・ロデギエロ(イタリア) SP:51.50(31)
 「プラウド・メアリー」ティナ・ターナー🎵 黒メッシュ。3トウ+3トウは上手くまとめたが、3フリップで片手をつく。レイバックスピンはヘアカッター姿勢で。
 ロックの名曲でノリノリのステップだったが、得意分野ではなかったかな

エカテリーナ・リャボワ(アゼルバイジャン) SP:57.18(17)
 「Puttin' On The Ritz」♪ 黒。両手上げ3ルッツ+3トウ、ばっちり。2アクセルは横から回すような跳び方だが、回転不足判定だった。両手上げの3フリップは少しふらつく。前にも書いた気がするが、キャメルスピンで軸足の膝がピンと伸びてるのがきれい

アニタ・オストルンド(スウェーデン) SP:53.07(30)
 「Je t'aime」♪ 赤。ターンからきれいに2アクセルを決めたが、ループが2回転に。後半3トウ+3トウは頑張った。情感をこめてステップを踏む。終わって小さくガッツポーズ、シーズンベスト。

ソフィア・シャラー(オーストリア) SP:48.72(37)
 「Paint It Black」♪ ピンクと黒。3トウでこらえながら、なんとか+3トウにつなげた。サルコウが2回転に ロックのリズムでステップ頑張ってレベル4(観客のノリはいまいち)。一応シーズンベスト。

アナスタシア・ガルスチャン(アルメニア) SP:47.75(39)
 「Je t'aime」ララ・ファビアン🎵 濃い紫。さっきも聞いた曲だけど 3ルッツ+3トウ下りたが、どちらも回転不足 3フリップ、2アクセルと問題ないように見えたが、これも回転不足
 長めのスカートがジャンプやスピンで翻るのがきれいだったけど・・・

オーロラ・コトップ(カナダ) SP:48.83(35)
 「Arrival of the Birds」「Blackbird」♪ 3トウ+3トウ、惜しい転倒。カナダチームが応援してたが、、、ステップのレベル4は偉い。

<G4>
イサドラ・ウィリアムス(ブラジル) SP:55.20(24)
 「Take Five」♪ レモンイエロー。小塚崇彦、パトリック・チャンも使った名曲で滑る。3ルッツ+片手上げ2トウ、3ループは高さが出た。後半はラテン風味のステップ、全体に動きは良く、本人も満足げ。

キアラ・ファン・ティエル(オランダ) SP:41.85(40)
 「Sahara Nights」♪ 黒。ルッツが2回転に、3フリップ+2トウのトウは1回転判定。2アクセルでなんとか立て直した。基本姿勢のきれいなスピン、よく動けていて表現ができているステップはレベル4。
 オランダチームなので、ジャージはオレンジ色

カイラニ・クレイン(オーストリア) SP:48.82(36)
 「アルビノーニのアダージョ」♪ 黒。女性ボーカルにのって滑る。3ループ+3ループに挑戦、回転不足で転倒となった。3ルッツでも回転不足で転倒したのが痛い まさかの得点になってしまった。
 この選手にしては大人っぽい表現に挑戦したのかもしれないが、自分のものになってなかったかな。

イー・クリスティ・リョン(香港) SP:58.60(14)
 「Scene d'amour」サラ・ブライトマン♪ ピンク。3ルッツ+3トウ、セカンドは詰まった着氷で回転不足判定。2アクセルと3フリップはしっかり決める。ステップやビールマンスピンなど、全体の流れがよかった。
 世界ジュニアで不調だったので心配したが、ここまでのトップに立って笑顔

アレクシア・パガニーニ(スイス) SP:50.51(33)
 「Yo Soy Maria」アストル・ピアソラ🎵 黒系。今季急成長の若手だが、3ルッツ転倒。3トウ+3トウは入ったがアクセルが1回転に。情熱的なステップ頑張ってレベル4だが、今日は精彩を欠いた

エンミ・ペルトネン(フィンランド) SP:53.22(28)
 「Caruso」♪ ワインカラー。3トウで着氷が少し乱れ、あえて単独に止めようとしたように見えたが、結局転倒。次の3ループはきれいに下りたがコンビネーションにはしなかった。2アクセルは高さを出した。
 エッジを全くホールドしないタイプのレイバックスピン、スウェーデンのヴィクトリア・ヘルゲソンを思いだす。

<G5>
ルナ・ヘンドリクス(ベルギー) SP:62.60(13)
 「It's All Coming Back To Me Now」セリーヌ・ディオン♪ ピンク。両手上げ3ルッツ+3トウで転倒。しかし後半の片手上げ3フリップは、踏み切ったエッジの痕がきれいな弧を描いていた。一歩がよく伸びるスケーティングと全身での表現で見せるステップ、レベル4。演技構成点もしっかりもらって、トップに立った。

ニコル・ショット(ドイツ) SP:63.18(12)
 「With You」♪ オフホワイト。ステップのように自然に3ループを跳び、3トウ+3トウも入る。しっとりとした表現のステップ(レベル4)から、流れのきれいな2アクセルに。余韻を残しながらのレイバックスピンでフィニッシュ。
 奥ゆかしくて地味だけど、時間を忘れるような素敵なプログラムだった。シーズンベスト。

ニコル・ライチョヴァ(スロバキア) SP:51.22(32)
 「ある愛の詩」♪ 3ルッツ+2ループ予定だったが、ルッツが2回転に。3ループもステップアウトしたが、なんとか2トウをつけた。曲が盛り上がるところで2アクセルが決まったのはよかったが、、、実力を出し切れず

イヴェット・トート(ハンガリー) SP:54.87(25)
 「Uptown Funk」♪ カラフルな多彩色。3-3予定は3トウ+2トウに。ルッツはまあまあ、と思ったら回転不足。切れよく躍動するステップだったが、どうした拍子か手をついちゃった
 手拍子に後押しされて頑張った。

アレイン・シャルトラン(カナダ) SP:55.89(22)
 「Paint It Black」♪ 黒、スカートの裾に白。3ルッツは2トウをつけてまとめたが、3ループで転倒。壮大なオーケストラにのって、力強くステップを見せてレベル4。
 この曲も人気

エリスカ・ブレジノヴァ(チェコ) SP:57.13(18)
 「アルビノーニのアダージョ」♪ 濃い紫。女性ボーカルで。3トウは無理せず2トウをつけた。ルッツは安定していてGOEも高い。キャメルスピンでは得意の難しい姿勢も。今日は崩れるところがなくてよかった。

<G6>
ガブリエル・デールマン(カナダ) SP:69.19(11)
 「ビゼーカルメン」より「ハバネラ」♪ 黒と赤。得意の3トウ+3トウ、これぞデールマン!の見事なジャンプ。ルッツは回りすぎそうになったが、うまく抑えた。色気たっぷり、だけじゃなく、しっかりエッジを使いこなしたステップ、レベル4。
 会心の出来に、ガッツポーズ&投げキッス

イム・ウンス(韓国) SP:72.91(5)
 「Somewhere in Time」♪ 白、袖と裾にグレー。3ルッツ+3トウ、軸が細くてシャープなジャンプ。足さばきと身のこなしが優雅なステップに見とれる。2アクセルは下りた後の余韻が美しい。最後のスピンに向かうところ、ただ移動するのではなく、ストーリーを表現するような振付になっていてよかった。
 シーズンベストで70点越え

マライア・ベル(アメリカ) SP:71.26(6)
 「To Love You More」♪ 高さのある2アクセル、3ルッツ+3トウも決まった。フリップも文句なし。ビールマンスピンでしっかり長く回り、笑顔で溌溂とステップ、レベル4をもらった。
 両手を突き上げてガッツポーズ、シーズンべすと。

エリザベット・トゥルシンバエワ(カザフスタン) SP:75.96(3)
 ベートーヴェン「月光」♪ 紺。見事な両手上げ3ルッツ、2アクセルもきれい。両手上げ3サルコウ+3トウも危なげない。レベル4をもらったステップの動きが一つ一つ堅実でいて、緩急やアクセントがある。
 全体にスピードがあり、彼女が大きく見えた。シーズンベストでトップに立つ。フリーで4サルコウが成功したら、、、期待

ロランヌ・ルカヴリエ(フランス) SP:56.81(19)
 「Maktub」♪ 黒。中東風の曲。3トウが単独になり、3ルッツはステップアウトしてコンビネーションにできなかった。エキゾチックなステップでレベル4、2アクセルは下りてすぐスプリットジャンプにつなげる工夫。ヘアカッター姿勢で長く回るレイバックスピンが特徴。
 ジャンプが決まらないと上位には行けない、、、

ソフィア・サモドゥロワ(ロシア) SP:70.42(9)
 「Nyah」♪ 黒系。片手上げ3フリップ+片手上げ3トウ、3ループ、2アクセルとジャンプは今日も好調。ドーナツ姿勢がきれいなスピン、ステップもレベル4をもらった。
 これといって悪いところはなかったが、なんとなく物足りない 表現に気持ちがこもってないように見えてしまうような・・・

<G7>
坂本花織 SP:76.86(2)
 「From My First Moment」♪ 赤紫。ジャンプが軽い、高い、大きい 3フリップ+3トウ、2アクセル、大きなスパイラルからすっと跳び上がる3ループ。何か夢のような
 スピンもステップもレベル4をそろえた。スピードがあって、雲に乗ってるような浮遊感がある。シーズンベスト

ブレイディ・テネル(アメリカ) SP:69.50(10)
 「Rebirth」♪ 青。3ルッツ+3トウ、“グリっと”下りたような感じに見えたら、案の定回転不足だった。スプリットジャンプからの2アクセルはカッコいい。キャメルスピンの回転の速さ、I字姿勢をまっすぐ保てるなど、技術は高いものがある。

宮原知子 SP:70.60(8)
 「小雀に捧げる歌」♪ オフホワイト。3ルッツ+3トウ、しっかり高さも出して下りる。2アクセル、3ループと観客が緊張して見守るなかで下りていく。エッジが歌うようなステップ、世界一美しい(と私は思っている)レイバックスピン。
 ただ、、、何か、今日は小さかった。見とれるより、必死で見守る感じだった。そこは演技構成点に出たように思う。そして回転不足もあり、、、口惜しい。

エフゲニア・メドベージェワ(ロシア) SP:74.23(4)
 プッチーニ「トスカ」♪ 赤。強い表情で滑り出す。両手上げ3フリップ+3トウ、下りる。2アクセル、3ループときっちり。ステップには力強さがあった。
 かつての安定感が戻ってきた。回転不足はあっても、頂点をねらう強さが蘇りつつある。

紀平梨花 SP:70.90(7)
 ドビュッシー「月の光」♪ 水色。今日最大の声援を受けて登場。柔らかな表情で出て行ったが、、、3アクセルが1回転に 6分間練習で何本も決めていたのに、、、
 3フリップ+3トウ、両手上げ3ルッツはきっちり決めてきた。ステップの中の動きの一つ一つが愛らしい。スピンの姿勢もそれぞれ、きれいに見せる。
 さすがに緊張があったか、、、アクセルの構えに入るとき「早い」と感じたが、見ている側がわかるときは失敗になってしまうものなんだ、とわかった。
 フリーの巻き返し、期待しよう

アリーナ・ザギトワ(ロシア) SP:82.08(1)
 「オペラ座の怪人」♪ クリーム色。今季の不調は、体の成長に伴っていろいろずれていたのが理由と考えられていたが、“ずれ”が修正されたら、元の強さが戻ってくるわけで、、、
 戻ってきた。
 3ルッツ+3ループ、凄い高さで決めた 回転の速いキャメルスピン、きびきびしたステップでレベル4、高く足を上げたスパイラルから2アクセル、両手上げ3フリップ。確実に高得点を重ねる。
 演技構成点では9点台をずらりと並べる。そこまで凄いとは思わなかったけど 当然のシーズンベストでトップに立った。

 結果、1位ザギトワ、2位坂本花織、3位トゥルシンバエワ、4位メドヴェージェワ。5位イム・ウンス、6位ベル、紀平が7位で宮原が8位。
 ザギトワを抜くのは容易ではない感じだが、メダル争いは1つのミスで大きく変わりそう。さて、どうなる

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世界フィギュアスケート選手権2019ペアSP

2019年03月21日 01時57分39秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2019、開幕
 最初はペア・ショートプログラムジャッジスコア)。今大会からペアでフリーに進めるのが20組に増えたが、今大会のエントリーが19組。みんなフリーに進めることになった。

<G1>
リョム・テオク/キム・ジュシク(北朝鮮) SP:58.77(13)
 「A Day in the Life」♪ 黒のつなぎ。スロー3ループ、ちょっと痛そうな転倒。スピンやステップで少し2人のシンクロにずれがあったが、全体としてはまとまった演技。

レベッカ・ギラルディ/フィリッポ・アンブロシーニ(イタリア) SP:52.02(18)
 「ロクサーヌのタンゴ」♪ 黒のつなぎ。3ツイストは少し抱きかかえるようなキャッチ。ジャンプは2アクセル。リフトはしっかりと姿勢を作ってから持ち上げた。

ハンナ・アブラゼヴィッチ/マルティン・ビダル(チェコ) SP:48.66(19)
 「Le Di A La Caza Alcance」♪ 赤、黒。女性が細く小柄でペア向き体型。スロー3サルコウは決まったように見えたが、少し足をついてしまったかな。スピンはずれても修正力あり。スパニッシュのムードを出そうと頑張っていた。
 余談だが、ビダル選手はミハル・ブレジナそっくり

<G2>
ゾーイー・ジョーンズ/クリストファー・ボヤジ(イギリス) SP:52.45(17)
 「虹の彼方に」♪ 黒のつなぎ。3児の母と紹介されたが、若い者に負けてない 3トウ、スロー3フリップをきれいに決める。スピンは回転ゆっくりめだが、2人の呼吸を合わせる。ステップには大人の雰囲気がにじみ出た。シーズンベスト。

イヴリン・ウォルシュ/トレント・ミショー(カナダ) SP:59.84(12)
 「Come Together」♪ 黒のつなぎ。ツイストは腰のあたりを抱えるキャッチに。3トウ、はまった。女性がホップしてから上げるリフトでスプリット姿勢。スピンで2人の距離を近く保った。

ミネルヴァ・ファビエンネ・ハーゼ/ノラン・シーゲルト(ドイツ) SP:64.28(10)
 「Say Something」♪ 水色、グレー。3トウで女性がステップアウトしたが、スロー3サルコウは余裕があった。一歩一歩を丁寧に見せるステップ、スピンのタイミングも合っている。シーズンベスト、高得点が出た。

ラナ・ペトラノヴィッチ/アントニオ・ソウザ-コルデイル(クロアチア) SP:53.70(15)
 「The Greatest Show」♪ 黒、赤ジャケット。男性はアフリカ系のミックスの容貌、フローラン・アモディオのような感じ。高さのあるツイスト、スロー3ループは少し傾いたがきれいに下りた。リフト中の滑走スピードが速い。ラストのスピンで女性がキャメル姿勢で崩れてしまったのが惜しい。シーズンベスト。

<G3>
ラウラ・バルケロ/アリツ・マエストゥ(スペイン) SP:55.58(14)
 「Buona Sera Signorina」♪ 赤、白シャツに黒ベスト。スムーズなツイストから、3サルコウは2人のタイミングは少しずれたが決まる。スロー3フリップは高さがあり、逆さま姿勢から持ち上げるリフトを見せる。デススパイラルの入りで、女性の背中を支えて倒しながら入る工夫。シーズンベスト。
 ハヴィエル・フェルナンデスが引退後、スペインはペアとアイスダンスが引っ張っていくのかな。

アニカ・ホック/ルーベン・ブロムマエルト(ドイツ) SP:53.16(16)
 「マラゲーニャ」♪ 黒系、白シャツに赤サッシュ。3トウで女性が転倒、スロー3ループは両足着氷だったかな。フラメンコらしさを表現するステップはレベル4獲得した。

ミリアム・ツィーグラー/セヴェリン・キーファー(オーストリア) SP:63.65(11)
 「Fortitude」♪ ラベンダー色。ツイストを下ろすとき、ドスンという感じになったが大丈夫。3トウぴったり、スロー3フリップも決まる。ホールドして滑る部分が多いステップは大人っぽい。

スイ・ウェンジン(隋文静、Wenjing SUI)/ハン・ツォン(韓聰、Cong HAN)(中国) SP:79.24(2)
 「No One Like You」♪ グレー、黒。このペアがこの滑走順で登場するのは、グランプリシリーズを休んだために世界ランクが下がっていたから。しかしブランクを物ともしない。
 3トウをそろえ、直前までホールドせずにいきなり投げ上げるツイスト、女性が片手上げの姿勢は凄い スロー3フリップは壮大。スピンのシンクロ、リフトではすぐ女性がノータッチの美しい姿勢に。
 これぞ、王者の風格 もちろんシーズンベスト。

<G4>
パン・チェン(彭程、Cheng PENG)/ジン・ヤン(金楊、Yang JIN)(中国) SP:75.51(3)
 「オフィーリア」♪ 着席間に合わず、ほぼ見てない。シーズンベストに迫る得点、いい出来だったらしい。

カーステン・ムア-タワーズ/マイケル・マリナロ(カナダ) SP:73.08(5)
 「The First Time Ever I Saw Your Face」♪ 水色、紺。ツイストは高くはないが回転速い。3トウそろい、ジャンプで入るダンスリフトから投げるスロー3ループが決まる。リフトの下ろし際に逆立ち姿勢の工夫。全体に安定感がある。

アシュリー・ケイン/ティモシー・ルデュク(アメリカ) SP:66.93(9)
 「Bella Belle」♪ ピンク、白シャツにサスペンダー。曲は軽快なチャールストン。スムーズなツイストから入ったが、3ループで女性が転倒。スロー3ルッツがばっちり決まり、ダイナミックな動きが映える。

アレクサンドラ・ボイコワ/ドミトリ・コズロフスキー(ロシア) SP:69.99(6)
 「黒い瞳」♪ 黒、白にボウタイ。まず3サルコウを決めてスタート。ツイストは踏み切り、空中姿勢、キャッチとそれぞれの動作がクリア。幅のあるスロー3サルコウが決まる。リフトは女性が男性にノータッチ姿勢も。

<G5>
ニコル・デラモニカ/マッテオ・グアリゼ(イタリア) SP:67.29(8)
 「Never Tear Us Apart」♪ 黒系つなぎ。3サルコウ、男性が2回転に。ツイスト、スロー3ループときれいにまとめる。スピンのキャメル姿勢が2人ともとてもきれい。よく動けていた。

エフゲニア・タラソワ/ヴラジミール・モロゾフ(ロシア) SP:81.21(1)
 ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」♪ 黒と赤。高々と空に舞い上がるツイスト 3トウ問題なく、客席まで飛んできそうなスロー3ループ。スピンのシンクロぶりが半端ない。リフトの女性側ノータッチの姿勢も決まっている。
 浅田真央のステップを思い起こさせる、あのメロディでのステップは、会場が一体となった シーズンベスト。

ヴァネッサ・ジェームズ/モルガン・シプレ(フランス) SP:68.67(7)
 「Uninvited」♪ 赤にゴールド、黒。ツイストはふわりと上がって余裕のキャッチ。3トウは男性が2回転に スピンはほぼぴったり合わせる。スロー3フリップで男性が投げるとき、スケートがゴッという感じの変な音を立てた。突っかかってしまったのか、、、案の定女性は転倒してしまった
 6分間練習中に、ジェームズとイタリアのグアリゼがぶつかる場面があった。ジェームズは少し右足を気にしていたようだが、少し影響したのかも。

ナタリア・ザビアコ/アレクサンデル・エンベルト(ロシア) SP:73.96(4)
 「Alexsander Nevski」♪ 黒とグレー、グレーに赤の肩布。ツイスト、高い! スロー3ループも高い! 3トウもそろえた。ステップでは剣を振り回す振付で、ストーリーを表現。

 結果、タラソワ/モロゾフがトップに立ち、2位に隋/韓、3位彭/金、4位にザビアコ/エンベルト、僅差の5位にムア-タワーズ/マリナロ。メダル争いはこのあたりか。ヨーロッパチャンピオンのジェームズ/シプレが7位と出遅れた。
 明日さっそくフリー

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